俳優で映画プレゼンターの赤ペン瀧川「AIを積極的に使っていくほうが映画業界的には明るい未来があるんじゃないか。AIが進化したら、よりアナログの価値が上がるとも思う」

山口監督が製作過程をスライドで説明すると観客の中にため息が漏れる場面も。
瀧川は俳優としての側面からキャラクターのセリフ回しといったことについて、映画プレゼンターとしては画面から感じるAIの得手不得手などについて質問。山口監督は「去年はキャラクターが階段を上ることもできなかった。ツールの進化で上れるようになった」などと具体的な例を示して説明した。
最後に瀧川は「みんなAIが映画に絡むと“なにをー”ってなりがち。それがVFXだったりCGだったりすると問題なかったり受け入れられたりしている。AIというものに対する拒否反応がどこから生まれてくるんだろうって考えたりするんですが、それで潰す未来よりそれを生かすほうが豊かなんじゃないかと僕は思う。今日、3作品を見て、現段階でAIができることとできないことがある程度見えた気がします。できることと実写を組み合わせたり、より良い映画作りとか、若手クリエイターのチャンスが増えるといったことを考えたら、積極的に使っていくほうが映画業界的には明るい未来があるんじゃないのかなって僕は思っていて。AIが進化したら逆もまたしかりで、よりアナログの価値が上がると思うし、どんどんやっていけばいいのになと僕は思いました。“使えるものは使っていこうぜ!”だし。技術の進化を止めないで生きる道をそれぞれ探していくっていうのはとても大事なことだなと思うし。だから“AI縛りで映画作ろうぜ”っていう今回の企画はとてもいい企画だなと思いました」などと語った。