工藤公康氏が岩手で野球教室を開催「この地から素晴らしい選手が生まれるように」

自ら投球フォームの見本を見せながら指導する工藤氏

 投手の指導は工藤氏、加藤氏が担当。まずは子どもたちの投球フォームをじっくり見て、それぞれの改善点を見つけ、体に手を添え正しい動作を示したり、自らお手本となる動作を混じえながら子どもたちにアドバイスを送る。

 工藤氏は昨年開催された野球教室にも参加していた子どもを見つけ「前回の時も参加してくれたね!」と声をかけると子どもも大きな声で「はい!」と返事。「きちんと教えたことができているね!」とうれしそうに目を細めた。

 加藤氏は「投球はリズムが大切」と解説し「投げたい、投げたいと思ってしまうとリズムがどんどん早くなってしまいます。落ち着いて同じリズムで投げることを意識してください」とアドバイス。加藤氏の指導により、手と足を出すタイミングが改善され、力のあるボールが次々とストライクゾーンに決まるようになると、大きな声で「そうだ!ナイスボールだ!」と子どもたちに声をかけた。


(子どもたちに熱心に投球フォームを指導する加藤氏)

 野手の指導を担当する大塚氏は主に守備の技術をレクチャー。「野球は守備にしても、バッティングにしても、キャッチボールにしても反復練習が大事です。プロ野球選手、メジャーリーガーでもここのみんなと同じようにキャッチボールを日々の練習でも繰り返し行っています。そして、一つひとつの練習を考えながら行うようにしてください。漠然とメニューをこなすのではなく、ここはもう一歩前に出ることができたな、次はこうしてみよう、と日々考えることで成長できると思います」と子どもたちに語りかけた。


(子どもたちに目線を合わせ熱心に語りかける大塚氏)

 教室を終えた工藤氏は「この教室に続けて参加してくれる子どもたちもいて、元気に再会できることをうれしく思っています。活動を継続することで、この地で出会う子どもたちの成長を見ることができ、元気に野球をやっている姿を見ることは僕の楽しみにもなっています。震災から15年となりますが、この教室を続けられる限り続けていきたいと思っています。この地から素晴らしい選手が生まれるように協力し、伝えられることは伝え、力になれることは力になりたいと常に思っています」と決意を新たにした。

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