人間の限界を超えた驚きのパフォーマンスやイマジネーションあふれる世界観により、世界中を魅了している“シルク・ドゥ・ソレイユ”が映画になった!
本作は“シルク”の活躍を追うドキュメンタリーではなく、小さなサーカス団を訪れた主人公が、団員の青年を追って不思議な世界へ旅立つ、というラブストーリー仕立てとなっている。『ナルニア国物語』のアンドリュー・アダムソンが監督・脚本を担当。ラスベガスで行われているショーを下敷きに、映画オリジナルの愛の物語が語られていく。
そんな物語の中で繰り広げられる究極のパフォーマンスを、3D映像で体験できるのも大きな目玉だ。製作陣には、自身も“シルク”の大ファンと語る『タイタニック』『アバター』のジェームズ・キャメロンが参加。3Dカメラならではのリアルで美しい映像で、シルク・ドゥ・ソレイユの新たな魅力を引き出している。
そのパフォーマンスはもちろん、衣装やメイク、舞台セットまで、じっくり堪能できるのも映画ならでは。
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『渾身』キャスト舞台挨拶付き完成披露試写会に15組30名
自然豊かな隠岐の島を舞台に、古典相撲を通して島とともに生きようとする家族を描く感動作。
島で生まれ育った多美子は夫・英明と、前妻の子・琴世と幸せに暮らしていた。島の誰もが大切にしている20年に一度の古典相撲大会の日、最高位の正三役大関に選ばれた英明は、島一番の実力者と対戦することに…。
『RAILWAYS〜49歳で電車の運転士になった男の物語〜』の錦織良成監督が“渾身”の思いで映画化を果たした。主人公・多美子役に伊藤歩。その夫・英明役に劇団EXILEの青柳翔。甲本雅裕、宮崎美子、財前直見らが脇を固める。隠岐諸島の全面協力のもと再現された、古典相撲のシーンの迫力は必見。
『マリー・アントワネットに別れをつげて』試写会に15組30名
幾度となく映像化されてきたマリー・アントワネットの物語を、王妃の朗読係の少女が体験する愛と緊迫の物語という、かつてない視点で描いた野心作。宮廷朗読係のシドニーは、王妃マリー・アントワネットに心酔していた。しかしフランス革命が勃発。バスチーユは陥落し、王妃や、その寵愛を受けるポリニャック夫人はギロチンによる処刑の対象となる。王妃に最期まで忠誠を誓うシドニーだったが、王妃からポリニャック夫人の身代わりになるように、という非情な命令が下される…。
12月15日よりTOHOシネマズ シャンテBunkamuraルシネマにて公開。
『悪の教典』伊藤英明”公開授業”で女子高生にハグ
映画『悪の教典』の試写会が30日、都内にて行われ、主演した俳優の伊藤英明と三池崇史監督が登壇した。
本作は、貴志祐介氏のベストセラー小説を映画化した作品で、「海猿」シリーズで正義感の強いヒーローを演じてきた伊藤が、目的のためなら殺人もいとわないサイコパス(反社会性人格障害)の教師・蓮実聖司を演じていることも話題。この日は、女子高生を対象としたティーチイン試写会。「蓮実と(「海猿」の)仙崎、どちらが自分に近い?」という質問に、伊藤は「どっちも演じるのは楽しいけど、今回は心労でじんましんが出るくらい大変だったから、やっぱり仙崎かな」と返答。それだけに、現在「海猿」シリーズの原作者・佐藤秀峰氏と、映像化を手掛けたフジテレビとの間にトラブルが発生していることを心配しているようで「ニュースで"海猿"がもうできないというのを見たけど、どうなるのかな。フジテレビがきっと頑張ってますよ」と解決へ期待を寄せていた。
また、ファーストキスについての質問や"ハグしてください"というお願いまで、女子高生たちのリクエストに笑顔で応えた伊藤。最後には参加者全員と握手をするファンサービスぶりだった。
映画『悪の教典』は11月10日より全国東宝系公開。
第25回東京国際映画祭 サクラグランプリ決定
第25回東京国際映画祭が28日に閉幕し、コンペティション部門など、各賞の受賞作品が発表された。
コンペティションの最優秀作品「東京 サクラ グランプリ」に輝いたのは、イスラエルとパレスチナの間で揺れる家族の姿を描いた、ロレーヌ・レヴィ監督の『もうひとりの息子』。レヴィ監督は、最優秀監督賞とのW受賞を果たした。
クロージングセレモニーの閉幕挨拶には、依田巽チェアマンが登壇。エコを映画祭のコンセプトに取り入れたことなど5年間の任期を振り返り、椎名保氏(株式会社角川書店)に次期映画祭代表を託した。
受賞結果
東京 サクラ グランプリ『もうひとりの息子』(監督:ロレーヌ・レヴィ)※最優秀監督賞とW受賞/審査員特別賞『未熟な犯罪者』(監督:カン・イグァン)/最優秀女優賞 ネスリハン・アタギュル(『天と地の間のどこか』)/最優秀男優賞 ソ・ヨンジュ(『未熟な犯罪者』)/最優秀芸術貢献賞『テセウスの船』(撮影監督:パンカジ・クマール )/観客賞『フラッシュバックメモリーズ 3D』(監督:松江哲明)/TOYOTA Earth Grand Prix『聖者からの食事』(監督:ヴァレリー・ベルトー、フィリップ・ウィチュス )、審査員特別賞『ゴミ地球の代償』(監督:キャンディダ・ブラディ )、最優秀アジア映画賞『沈黙の夜』(監督:レイス・チェリッキ )、アジア映画賞スペシャル・メンション『ブワカウ』『兵士、その後』『老人ホームを飛び出して』/日本映画作品賞『GFP BUNNY─タリウム少女のプログラム─』(監督:土屋 豊)/TIFF特別感謝賞:レイモンド・チョウ氏
MOVIE 男も女もしびれるハードボイルド誕生
ベストセラー作家・高村薫のデビュー作を、妻夫木聡、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行という超豪華な顔触れを揃え、鬼才・井筒和幸監督が映画化! 大阪を舞台に、金塊強奪計画のため集結した6人の男たちの、命がけの挑戦を描くクライムムービー。オリジナル原案にこだわってきた井筒監督が、約20年前の作品発表時から映像化を考えていたというだけに、期待せずにはいられない一本だ。
メガバンクの地下に眠る240億円相当の金塊を一夜で奪う。無謀とも思える計画が着々と形作られていき、それとともに男たちの背景が浮かび上がっていく…。これまでにも多くのアンダーグラウンドの男たちを描いてきた井筒監督だが、本作は井筒作品史上最高にハードボイルドな作品と言って過言ではない。もちろん、ドライな物語のなかに、哀愁と色気をにじませる男優たちの表情も必見だ。いずれも、他の作品で見せたことのないダークなオーラで、新たな魅力を発揮している。
『アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち』試写会に15組30名
長男の結婚式のため、久しぶりに実家に戻ったリン。ところが長男の父親である元夫とその再婚相手をはじめ、自分の親や今の家族も問題を抱える人物ばかり。互いを理解しようとしない彼らのストレスは、ついに祝いの席でピークに達し…。
監督は、本作がデビュー作となる27歳の新星サム・レヴィンソン。彼の父親は『レインマン』でオスカーを受賞した名匠バリー・レヴィンソン。映画界のサラブレッドにふさわしい才能を発揮し、初監督&脚本を務めた本作は、新鋭監督の登竜門・サンダンス映画祭でも大絶賛。見事、脚本賞を受賞した。12月1日ヒューマントラストシネマ有楽町他にて公開。