ご存じ、F・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』を、レオナルド・ディカプリオと『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督がタッグを組んで“華麗に”映画化した注目作。
かつてロバート・レッドフォード主演で映画化され世界的ヒットを果たした魅惑の物語を、レオ×ラーマン監督のタッグが最高にゴージャスでミステリアスなエンターテインメントとしてよみがえらせる。文学史上最高傑作の1つと言われる作品を演じるプレッシャーを感じたと語るディカプリオだが、謎めいた雰囲気の下に暗い情熱と純粋な愛を押し隠した、複雑なキャラクターを見事に体現。ギャツビーの衝撃的な真実が明かされるにしたがって、ますます観客を魅了していく。共演は、ギャツビーの唯一の理解者、ニック・キャラウェイ役に『スパイダーマン』シリーズのトビー・マグワイア。ギャツビーの真実の鍵を握る女性・デイジー役に『17歳の肖像』のキャリー・マリガン。
豪華な役者陣に加え、存在感を放っているのがプラダ、ミュウミュウ、ブルックス・ブラザーズの衣装や、ティファニーのジュエリーたち。ゴージャスなファッションが演出する20年代社交界のきらびやかな世界に浸るのも、本作の楽しみ方の1つだ。
ギャツビーはいかにして大富豪となったのか。彼が毎夜、豪華なパーティーを開く理由とは。ミステリアスなディカプリオの魅力に引き込まれる一本。