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田中圭「若い時からジムなんか行っちゃダメと怒った」高橋文哉の返答に「ズキュンと来ちゃって」

2024.09.04 Vol.web original

 映画『あの人が消えた』(9月20日公開)完成披露上映会が4日、都内にて行われ、主演の高橋文哉はじめキャスト陣と水野格監督が登壇。田中圭が高橋の主演作に出演を決めた理由を明かした。

「ブラッシュアップライフ」のクリエイター水野格が、完全オリジナル脚本で挑んだ“先読み不可能”ミステリー・エンタテインメント。

 事件に巻き込まれる主人公の配達員・丸子役の高橋文哉は「見終わった後に気持ちよかった」と、巧妙に張り巡らされた仕掛けと最後まで先の読めない物語を絶賛。さらに先輩役の田中との共演を聞かれると「頼もしかったです。以前に圭さんの主演作でご一緒させていただき、今度は僕の主演作でご一緒できるとは」と感激しきり。

 高橋が主演と聞いて出演を決めたという田中は「前に共演したとき、すごくかわいらしくて。慣れない現場、芝居にまっすぐ向き合ってかわいいなと思ってたんです。そこからどんどんキャリアを積んでいくのを見てたし。でも一番の理由は、文哉が僕のパーソナルトレーナーがいるジムにいたので“若い時からジムなんかに行っちゃダメ、早い早い”って怒ってたんです。文哉が言うには“圭さんみたいな体になりたくて通ってるんです”って。それでオレ、ズキュンと来ちゃって」と明かし「そこからひいきにしてます(笑)」。

 この日は、キャスト陣がネタバレをしそうになったら“NGブザー”が鳴るという演出で見どころ紹介に挑んだが、一同ブザー音を鳴らしまくり。最後に高橋は「先読み不可能と言われていますけど、好きなだけ先読みしてください。絶対に読めないんで!」と胸を張っていた。

 この日の登壇者は高橋文哉、北香那、坂井真紀、袴田吉彦、染谷将太、田中圭、水野格監督。

三谷幸喜監督「このメンバーで劇団作りたい」長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李ら個性派大集結

2024.08.29 Vol.web original

 

 映画『スオミの話をしよう』(9月13日公開)の完成披露舞台挨拶が29日、都内にて行われ、俳優の長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李ら豪華キャスト陣と三谷幸喜監督が登壇。

 前作『記憶にございません!』以来5年ぶり、映画監督作品としては9作目となる三谷幸喜監督最新作。行方不明となった大富豪の妻・スオミの謎を彼女の“夫たち”が追うミステリー・コメディー。

 豪華な個性派キャストの集結に三谷監督は「このメンバーで劇団を作りたい。もしくはこれから映画はこの面々と作りたい」と大感激。

 スオミ役の長澤も「自分のシーンよりも自分がいなかった、5人の夫たちがわちゃわちゃしているところを観客として楽しんじゃって(笑)」と言い「皆さんの役名と挨拶を聞いているだけでも、本当に個性のある先輩方に囲まれていたんだな、と」と笑顔。

 夫役の1人、西島秀俊も「夫たちは自分が一番スオミに好かれていると言い合うライバルなんですけど、なんかすごい多幸感があって。幸せな映画だな―って」、同じく松坂桃李も他の夫たちのシーンに「試写で初めて見て、こんなことやってたんだ、面白え~って腹抱えて見てました」。

 その松坂から「長澤さんと遠藤憲一さんの2人のシーンがおすすめ」と言われた遠藤は「初めは“絡みづらっ”って言われたんですけど(笑)。そういう素直なところが面白くてどんどん話しかけちゃった」。長澤が遠藤のことを「呼んでいいと言われているので…“憲一”と呼び捨てさせていただいています」と明かすと遠藤は「オレから頼みました」とニヤリ。

 すっかり意気投合した様子で笑い満載のトークを繰り広げた個性豊かな豪華俳優たち。最後に三谷監督は「コメディーはお客さんの笑い声が重なって初めて完成するもの。ゲラゲラ、クスクス、コロコロ…はないか、いろんな笑いに満ち溢れた作品なので楽しんで」とアピールしていた。

 この日の登壇者は長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李、瀬戸康史、遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎、戸塚純貴、宮澤エマ、三谷幸喜監督。

松坂桃李に三谷幸喜監督「CMでも何か企んでいるように見える。ちょっと裏があるんじゃ…」

2024.08.29 Vol.web original

 

 映画『スオミの話をしよう』(9月13日公開)完成報告会が29日、都内にて行われ、俳優の長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李ら豪華キャスト陣と三谷幸喜監督が登壇。松坂が三谷監督の“無茶ぶり”を明かした。

 前作『記憶にございません!』以来5年ぶり、映画監督作品としては9作目となる三谷幸喜監督最新作。行方不明となった大富豪の妻・スオミの謎を彼女の“夫たち”が追うミステリー・コメディー。

 長澤まさみが演じるスオミの5人の夫の1人で、怪しげなYouTuber・十勝左衛門を演じた松坂桃李は「最初、この役を頂いたときにすごい名前だなと思った(笑)」と苦笑しつつ「僕が演じた岡島は自信をスーツのようにまとい他の人にマウントを取っていく役。あまり演じたことがない役で、撮影も本当に楽しかったです」

 そんな松坂に三谷監督も「ずっと前から松坂さんとお仕事したいと思っていまして。30代の俳優さんって、わりとストレートに気持ちをぶつける演技をする方が多いんですけど、松坂さんはそれプラス、こいつちょっと裏があるんじゃないかって気にさせる。CMを見ていてもこいつ本当は何か企んでいるんじゃないかって」とぶっちゃけ、松坂は「そんなことないですよ(笑)」とタジタジ。

 三谷監督は「そこがいい。企みを持っている感じを今回生かしたかった」と松坂の“裏の顔”を大絶賛し会場も大笑い。

 ミュージカルシーンでのダンスの練習も「最後は部活みたいになった」と、すっかり楽しんだ様子の松坂だったが、最初にミュージカルシーンがあると知ったときは「いや、聞いてないよって思った」と明かし、西島も「僕も聞いてなかった」と同調。すると三谷監督も「僕もやるつもりなかった。集まった顔ぶれを見たときに、この人たちでミュージカルシーンをやりたいなと思って急きょ作らせていただきました」とまたまたぶっちゃけ、豪華キャスト陣を苦笑させていた。

 この日の登壇者は長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李、瀬戸康史、遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎、戸塚純貴、宮澤エマ、三谷幸喜監督。

西島秀俊は“ゲラ”? 三谷幸喜監督「西島さんの笑顔が見たくて」

2024.08.29 Vol.web original

 

 映画『スオミの話をしよう』(9月13日公開)完成報告会が29日、都内にて行われ、俳優の長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李ら豪華キャスト陣と三谷幸喜監督が登壇。三谷監督が西島の笑い上戸っぷりを暴露した。

 前作『記憶にございません!』以来5年ぶり、映画監督作品としては9作目となる三谷幸喜監督最新作。行方不明となった大富豪の妻・スオミの謎を彼女の“夫たち”が追うミステリー・コメディー。

 長澤まさみが演じるスオミの5人の夫の1人で、神経質な警察官・草野を演じた西島秀俊。「僕が演じた草野という男はとにかく非常に神経質で細かい人間で、だからこそ事件解決の糸口を見つけられるという変わった人ですけど、とても楽しく演じる機会を作っていただきました」と言い、三谷組での撮影現場に「本当に楽しかった」。

 西島は「稽古1カ月間も楽しかったです。ダンスも含めて。本当にダンスが嫌だったんですけど、このメンバーで踊っていると楽しいなと思えてきた」と笑顔。

 撮影現場も笑いが絶えなかった様子で、三谷監督から無茶ぶりされた小林隆の芝居や「つけまつげメイク」に「吹いちゃって(笑)」と西島。

 三谷監督は「メイキング映像を見ると、西島さんがただただ笑っている。こんなに笑う人だと思わなかった」と言い「あまりに西島さんが笑うので楽しくなってきちゃって、だんだん強引に西島さんを笑わせようと…。作品に対して何のメリットもないんですけど」。

 さらに三谷監督は「西島さんの笑顔って武器というか、すごい力を持っている。この話は長澤さんに着想を得て、西島さんのあの笑顔がラスト近くで出てくる映画にしたかった」と西島の笑顔を絶賛。

 西島は三谷監督の思いに「全然知らなかった(笑)」と驚きつつ「映画の中では笑わない男としてやっているので大丈夫です」と請け合っていた。

 この日の登壇者は長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李、瀬戸康史、遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎、戸塚純貴、宮澤エマ、三谷幸喜監督。

長澤まさみと映画初タッグの三谷幸喜監督「この人のために映画を作りたかった」

2024.08.29 Vol.web original

 

 映画『スオミの話をしよう』(9月13日公開)完成報告会が29日、都内にて行われ、俳優の長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李ら豪華キャスト陣と三谷幸喜監督が登壇。三谷監督が自身の映画で初めて長澤を主演に起用した理由を語った。

 前作『記憶にございません!』以来5年ぶり、映画監督作品としては9作目となる三谷幸喜監督最新作。行方不明となった大富豪の妻・スオミの謎を彼女の“夫たち”が追うミステリー・コメディー。

 いくつもの顔を持つ謎の女スオミを演じる長澤まさみは「今回、5人の夫がいる女性を演じました。スオミという役を通していろいろなキャラクターを演じて大変でしたけど楽しかったです」と笑顔。

 一方で、西島秀俊、松坂桃李、遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎が演じる5人の夫たちそれぞれが語る5パターンのスオミを演じ分ける難しさを語り「稽古のときに自分なりにスオミを作っていったんですけど“違うんだよね”と三谷さんから言われて。違うんだ…何が違うんだろう…と思いながら(笑)」と苦笑。

 三谷監督は「そんな言い方じゃなかった」と抗議しつつ「5役ではなくスオミというたった一人の女性を5パターン演じなければいけないので本当に難しかったと思います」とねぎらいの言葉。

 さらに本作の着想について聞かれると「最初は『鎌倉殿の13人』でナレーションを長澤さんにやってもらっていたときに何度かお会いすることがあって。そういえば彼女とはまだ映画をやっていないな、と。彼女とは10年前に舞台(『紫式部ダイアリー』)を一緒にやって、力のある女優さんだな、と思っていて。それからどんどんスキルを上げてこられて。この人のために映画を作りたいな、この人が今の段階で一番輝いている映画を作りたいなと思ったのが出発点」と語り長澤も「恐れ多いです」と照れ笑い。

 最後に長澤は「今日もスオミを意識した髪型にしてきました」とスオミ役への思い入れを語っていた。

 この日の登壇者は長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李、瀬戸康史、遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎、戸塚純貴、宮澤エマ、三谷幸喜監督。

山田洋次監督『男はつらいよ』55周年に感謝「お客さんが笑ってくれることがものすごく幸せ」

2024.08.28 Vol.Web Original

「『男はつらいよ』55周年記念 ファン大感謝祭イベント」が8月27日、MOVIX亀有にて行われ、山田洋次監督、『男はつらいよ』ファンのお笑いコンビ「浅草キッド」の玉袋筋太郎、「ミキ」の昴生、「くるまや」の三平役で出演する俳優の北山雅康が寅さんトークに花を咲かせた。

アイヌ役が迫真すぎて…“素”の坂東龍汰に再会したサヘル・ローズが「初めまして」

2024.08.26 Vol.web original

 

 映画『シサム』(9月13日公開)の完成披露舞台挨拶が26日、都内にて行われ、主演の寛一郎はじめキャスト陣と中尾浩之監督が登壇。アイヌの青年を演じた坂東龍汰の“熱演”に会場が舌を巻いた。

 アイヌと和人との歴史を描いた壮大な歴史スペクタクル映画。

 松前藩藩士の息子・孝二郎を演じた主演・寛一郎は「僕が小学生くらいのときにアイヌのとある集落に2週間くらい訪れたことがあって。そこから20年くらい経ってオファーを頂き、これも縁だと感じました」。

 主人公の敵役を演じた和田正人は「対峙した寛一郎くんの気迫がすごくて。この緊張感を持てたのは彼の芝居の素晴らしさがあったから」とたたえると、アイヌの青年を演じた坂東龍汰も「寛一郎くんが主演と聞いて絶対にやる、と。プライベートでも親しくさせていただいていて、やっと共演できるとワクワクしてたんですけど…」と言うと「台本開いて、ギョギョ!みたいな(笑)」。

 坂東のセリフは全編アイヌ語だったと言い「撮影前日までセリフをひたすら聞いて覚えるという作業でした」。すると、同じくアイヌの女性を演じたサヘル・ローズが、この日、ヒゲのメイクのない坂東と平野貴大が分からなかったと言い坂東は「さっき初めまして、って言われました」と暴露しサヘルは「それだけ皆さんが素晴らしかったんです(笑)」と照れ笑い。

「撮影から1年くらい経っているけど未だにセリフを全部覚えている」ほど役に没頭していたという坂東に、ふと寛一郎が「ちょっと何か言ってよ」と無茶ぶり。すると坂東がアイヌ語の長セリフを淀みなく披露し、会場も大きな拍手。

 本作への思い入れを口々に語ったキャストたち。最後に寛一郎は映画を通してアイヌの歴史や文化が広く伝わればと語りつつ「今日も僕らが生きている世界では価値観や文化の衝突など困難なことがたくさんありますが、どうすべきか模索するためにもまずは知ることが大事だと思います。この映画も知るためのきっかけになってくれれば」と願っていた。

 この日の登壇者は寛一郎、和田正人、坂東龍汰、平野貴大、サヘル・ローズ、緒形直人、中尾浩之監督。

黒島結菜、役に入りすぎて記憶喪失?共演した丸山礼に「焼肉屋さんでお会いした?」

2024.08.26 Vol.web original

 

 映画『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)のイベントが26日、都内にて行われ、主演の黒島結菜と共演の丸山礼が共演エピソードを振り返った。

 乃木坂太郎による同名コミックの実写化。連続殺人犯の死刑囚にプロポーズすることから始まる衝撃の獄中サスペンス。

 この日は、都内人気ホテルのガーデンプールで開催。ナイトプールに来たのは初めてという2人。スリリングな映画の世界観とのギャップに戸惑いつつ、黒島は「ジャンルにとらわれない新ジャンルの映画なのでナイトプールとの組み合わせも新しくていいのでは」と言い「ナイトプールって初めてなのでどういう雰囲気なのかよく分かってなかったんですけどかわいいですね。夏、という感じがします」と目を輝かせると、丸山も「一度ネタ探しに見に来たことがあります。カップルの男性が女性をずっと写真を撮ってるとか」と笑いを誘った。

 連続殺人犯にして死刑囚役・品川真珠を演じた黒島と、そんな真珠と面会し心酔していく児童相談所員・桃山香役の丸山。黒島が「神経を研ぎ澄まさないといけなかった」と振り返れば丸山も「2人がマウントを取り合うシーンでは“私は黒島さんになれない、くやしい!”という気持ちをリアルに出せた」。

「集中しすぎて記憶も無くしちゃうくらい」と言う黒島。「丸山さんとも、この間ね…」と苦笑すると丸山が「撮影終わって半年くらい経ってたまたまお会いして“あー!”って言ったら“あ…えっと、焼肉屋さんでお会いしましたね”って。“いえ違います。映画で共演してるんです”みたいな(笑)」。

 黒島も恐縮しながら「自分でもびっくりするくらい記憶が飛んでいて。こうして笑い話にしてくださってありがたいです」と感謝。

 そんな2人は夏のバーベキューの話でも大盛り上がり。沖縄出身の黒島が北海道出身の丸山に「沖縄と北海道ってけっこう似てる気がする。沖縄もバーベキューするし、海にも実はあまり入らないとか。沖縄の人はあまり海に入らないんです。暑いから」と言うと丸山も「北海道の人は寒いから入らないんです」と意気投合していた。

永瀬正敏「箱に入ると安心感が」浅野忠信「中でパンツ脱いでも気づかれません」

2024.08.24 Vol.web original

 

 公開中の映画『箱男』の舞台挨拶が24日、都内にて行われ、俳優の永瀬正敏、浅野忠信、白本彩奈、佐藤浩市と石井岳龍監督が登壇。永瀬と浅野が“箱”に入っての芝居を振り返った。

 1997年、石井監督(当時:石井聰亙)が原作・安部公房本人から映画化を託され製作決定するも、ドイツでのクランクイン前日に突如とん挫 。27年を経て、当時と同じ主演・永瀬正敏、共演・佐藤浩市をそろえ完成させた。

 ついに迎えた公開に主演・永瀬は「感無量です」と語り「原作に世の中が近づいてきたのかな、安部公房さんて予言者じゃないかと思います。今、SNS…でしたっけね(笑)、ほぼ全員がスマホをお持ちになって。監督も“1人1台持っている、それこそ箱じゃないか”と。27年前より理解してくれる人が増えたのでは」。

 当時、永瀬と一緒にドイツで撮影前日の撮影中止を経験した佐藤は「情報がナロー(狭い)だった27年前、情報量が広がっているのに何かが狭くなっている今。その対比も興味深い」と27年越しの映画化に感慨深げ。

 当時、撮影とん挫の話を聞いて驚いたという浅野は「皆さんが27年温めてきた思いが伝わった」と参加に感激。

 段ボールの箱を被って生きる男たちを演じた永瀬と浅野。箱に入った感覚を聞かれた永瀬が「いろんな気持ちになりますよ。安心感もあるし恐怖感もあるし。ぜひ皆さん、一度入って体験していただければ。ただ、撮影中暑くて。浅野くんはほぼ“パンイチ”でやっていたりした」と暴露すると、浅野も「入ると、皆さんが存在を忘れてくれるんです」

 スタッフが準備で忙しくなってくると「忘れられて誰にも合図もされなくて。でもそれが心地よくなっていく。箱男の気持ちが分かりました」と振り返った浅野。さらに「見られないのは気持ちいいです。誰も相手にしてくれない。中でパンツ脱いでても気づかれない(笑)」とニヤリ。

 永瀬が「僕だけ気づいた(笑)」と話しに乗ると、浅野は「確かになぜかお互いに箱に入っている永瀬さんとだけは目が合ったりした」と言うと、永瀬も「何かが芽生えるような感じでした」と目を見合わせた。

 最後に「おめでとうございます」と改めて石井監督をたたえた永瀬。石井監督も「本当に感無量です。例えて言うならビックリハウスのような映画。いろんな見方ができるようにしてあります」と観客それぞれの感想に期待を寄せていた。

満島ひかり、舞台挨拶でしゃがみこんで爆笑…原因は岡田将生「お腹、鳴った?」

2024.08.23 Vol.WEB original

 

 映画『ラストマイル』の初日舞台挨拶が23日、都内にて行われ、俳優の満島ひかり、岡田将生、大倉孝二と塚原あゆ子監督が登壇。満島が岡田のハプニングに「癒されます」と苦笑した。

 人気ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」と同じ世界線で物語が展開する完全オリジナル映画。

 早くも興行収入50億を見込める大ヒットスタート。SNSでも感想や考察コメントでにぎわう様子に一同が感激。

 この日は、共演の阿部サダヲ、ディーン・フジオカからのコメント映像も到着。ディーンから「推しのゆるキャラは何ですか」という唐突な質問に一同大笑い。満島は「ゆるキャラじゃないけどディーンさんが推し。ディーンさんが現場に来ると現場がキラキラする」と言いつつ「子どものころに徳島に行って、すだちくんというキャラクターのぬいぐるみとずっと一緒に寝てたんです」と回答。さらに「先日(主題歌の)米津玄師さんと対談させていただいたとき、米津さんが徳島県ご出身で、すだちくんの話題で盛り上がりました(笑)」。

 岡田は「ちぃたん☆っていうカワウソの妖精らしいんですけど。ちーたーん!って言いながら転がってったり。今日も頑張ってるなあ、僕も頑張ろうと思う」と答え、うなずく観客の姿に「知ってます? 良かった」と笑顔。

 そんな笑いを交えつつ「アンナチュラル」「MIU404」そして本作を手がけた演出の塚原あゆ子監督、脚本・野木亜紀子、新井順子プロデューサーのトリオが生み出す作品世界を熱く語っていたキャストたち。

 最後の挨拶では、満島が「この作品を代表して取材をたくさん受けて来て正直気が張っていて…」と真剣に語っていたが、ふと岡田に「お腹鳴った?」と尋ねると笑いをこらえきれずしゃがみこんで大爆笑。

「久々に親に怒られるかもしれません。おにぎり食べたんですけど…もうやだ…こないだも…!」と恐縮しきりの岡田に、満島は「自分も未だに解釈し続けている、それくらい自分の生活に寄り添ったテーマが描かれている。でも重いテーマをカラッと描いてくれる作品。私が真剣にしゃべって岡田さんがお腹鳴ったりしているところも通じる」と上手くまとめ、岡田に「癒しですよ。ラストマイルのゆるキャラですよ」とフォローしていた。

河合優実「私はプロクラスティネーター」意味は「先延ばしにする人」

2024.08.22 Vol.web original

 

 映画『ナミビアの砂漠』(9月6日公開)のジャパンプレミアが22日、都内にて行われ、主演の河合優実、共演の金子大地、寛一郎と山中瑶子監督が登壇。河合が考える自身のキャッチコピーの響きのカッコ良さと意味のギャップに会場が笑いに包まれた。

 第77回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を女性監督としては最年少で受賞した山中監督。「ピンとは来てないです(笑)」と照れ笑い。

 カンヌにも参加した一同。河合は「楽しかったですね。観客の皆さんの反応がダイレクトに伝わってきて。自分たちが面白いと思って作ったものがこんなにも海外の人に伝わるなんて」と手ごたえを振り返った。

 19歳で手がけた『あみこ』で史上最年少でのベルリン国際映画祭出品を果たした山中監督。河合も同作を映画館で鑑賞したと言い「まだ俳優を始める前に見に行ったんですが、そのときすでに志していたので、監督に“いつか一緒に仕事したいです”とお伝えしました」と手紙を書いたこと明かすと、山中監督も「この5年間でいろんな映画で河合さんを見かけるようになって。あの“約束”はまだ生きているのかな、と思っていて。でも私は脚本に時間がかかるタイプで、かなりお待たせしてしまった」。

 河合も「どちらかが忘れてるとかじゃなくてよかった」と“相思相愛”に感謝。

 この日は、河合が演じた主人公カナが「いじわるで、嘘つきで、暴力的だが中毒的な魅力を持つ」という設定にちなみ、自身を表すキャッチコピーを一同が回答。

 河合が「プロクラスティネーター」と答えると、聞きなれない言葉に一同「?」。河合は「最近、家族から教えてもらった言葉なんですけど。先延ばしグセのある人をこう言うらしいです。横文字でキャッチコピーっぽかったのでこれにしました(笑)」と解説。

 すると「なんかかっこいい」と目を輝かせた金子と寛一郎も「僕もプロ…クラ…?ネーターです」と名乗りを上げ、山中監督も「それなら私が一番プロクラスティネーター。脚本をずいぶん待たせてしまった」と再び反省の表情で笑いを誘っていた。

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