NAOTO、小林直己、ELLY、山下健二郎、岩田剛典のダンスはアーティスティックで、激しさはなくとも京セラドームの空気を完全に掌握している。最後は「Say Oh!」のコールアンドレスポンスと爆発の演出、そしてモニターに大きく”KINGDOM”の文字が映し出されて、会場の熱気は早くも最高潮となった。間も無くファンファーレのようなイントロが鳴り出し、今市が「Welcome to KINGDOM!Are you Ready?ここにいる全員手を掲げろ!」と告げて、「RAISE THE FLAG」を始める。7人のパフォーマンスだけでなく、50名を超えるサポートダンサーによるフラッグを使ったパフォーマンスも、今日この王国に入国した観客1人ひとりを歓迎するかのように盛り上げる。曲中には7人が会場中央のサブステージに移動し、臨場感たっぷりに歌声とダンスを届ける。ただØMIの「ファイナル準備はいいか!」から始まった「O.R.I.O.N.」の途中からフロートステージにメンバーが移動。これは要するに動くステージで、アリーナを縦横無尽に動き、よりMATEに接近していく。ただでさえジャンプ不可避のノれる代表曲なのに、そんなことされちゃ自己最高跳躍をせずにはいられない全方位のMATE。NAOTOが促していたクラップの音も〈YEAH!YEAH!YEAH!〉のシンガロングも大きくなる。そんな数万人の一体感から生まれた幸せな空気感を受け取って始まった「Yes we are」の時に映し出されたメンバーの顔は一様にほころんでいるように見えた。続く「Feel So Alive」はELLYのテクニカルなラップ、「J.S.B. LOVE」ではダンスメンバーのソロダンスパートでと、個人の実力でも会場を盛り上げる。特に小林のアクロバティックなダンスとØMIが最後に見せたシャウトは「これがドームツアー8回目の実力か」と感じさせ、会場をざわつかせた。
「GQ Creativity Awards 2025」のイベントが4日、都内にて行われ、今年の受賞者の1人、大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)が“写真家”に意欲を見せた。
メンズファッション・ライフスタイル誌『GQ JAPAN』(コンデナスト・ジャパン刊)が多彩な分野の「創造力で世界を動かす」人をたたえるアワード。7月5日、6日にはGinza Sony Parkにて受賞者5人の作品展示「GQ JAPAN クリエイティブ・ウィークエンド」も行われる。
Mrs. GREEN APPLEでは作詞作曲をはじめ多岐にわたる表現を担い、近年は俳優としても活躍。今回のイベントでは、写真作品群『僕が居ようが居まいが』を展示する大森。カメラ歴は2年ほどと言うが「常にバッグにはカメラが入ってたりしますね。遠征とかにも持って行きますし」と言い「基本的にカラーが多いんですけど、自分の記憶に色濃く残ったものをあえてモノクロで撮ったりします」。