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スキマスイッチも嫉妬!映画『ラブセッション/LOVE SESSION』

2014.10.01 Vol.627
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 音楽ドキュメンタリー映画『ラブセッション/LOVE SESSION』が4日、全国公開される。

 映画は、若手ミュージシャンのOKAMOTO'Sとさかいゆう、それぞれが互いにリスペクトするミュージシャンにセッションを打診、そしてライブが実現するまでの過程をていねいに描くもの。OKAMOTO'SはヒップホップグループのRIP SLYME、さかいゆうは槙原敬之を始め、Crystal Kay、島袋寛子、そして吉田美奈子と、ひとつのセッションを作り上げていく。ミュージシャン同士のやりとり、リハーサル、そしてライブシーンまで、音楽ファンならずともぐいぐいと引き込まれる内容だ。

 公開を控え、本作に出演するさかいゆうの所属事務所の先輩・スキマスイッチは、「この映画を見て、どこか嫉妬のような感情が生まれました。それはきっとあの場所にいたミュージシャンだけにしか感じることができない「共感」「共鳴」をまざまざと見せつけられたからだと思う」(大橋卓弥)、「これまでの音楽史上、数ある名共演の裏にはこんな素晴らしい言葉のセッションが隠されていると思うと、それだけで胸が熱くなる思いだった」(常田真太郎)と、絶賛のコメントを寄せている。

東京国際映画祭、今年のミューズは中谷美紀!

2014.09.30 Vol.627

 10月23日から開幕となる第27回東京国際映画祭ラインアップ発表会が30日、都内にて行われ、今年の“フェスティバル・ミューズ”を務める中谷美紀らが登壇した。

 中谷は「映画を愛する者、日本、そして東京を愛する者としてフェスティバル・ミューズの役割をしっかり務めたいと思います」と意気込みを語った。また会見では、今年のコンペティション部門に唯一出品する日本映画となる『紙の月』の吉田大八監督も登壇。「コンペに出品することになりましたが、勝負事は嫌いじゃないので、より映画祭が楽しめそうです」と意欲を見せた。
 今年のコンペ部門の審査委員長には『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督。他『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督、『サンブンノイチ』の品川ヒロシ監督らが審査員を務める。さらに、今年新設された特別賞〈SAMURAI〉賞は、北野武監督とティム・バートン監督が受賞することが発表された。

 映画だけでなく音楽イベントやグルメイベントなど多彩な“お祭りごと”を用意するという今年の東京国際映画祭。10月23日から31日まで、六本木ヒルズ他にて開催される。

今週のオススメMOVIE 2014.9.29〜

2014.09.29 Vol.627

『アンナプルナ南壁 7,400mの男たち』
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“死の山”アンナプルナで動けなくなった登山家を救うため世界各国の登山家12人が救出活動に向かった実話を追ったドキュメンタリー。

監督:パブロ・イラブ、ミゲルチョ・モリナ  出演:イナキ・オチョア・デ・オルツァ他/1時間21分/ドマ配給/ヒューマントラストシネマ有楽町他にて公開中 http://7400-movie.com/
©2012 Arena Comunicacion SL.

『記憶探偵と鍵のかかった少女』
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他人の記憶に潜入するという特殊能力を持つ記憶探偵、ジョン・ワシントン。ある日16歳の少女アナの記憶を探る依頼を受けるが彼女の記憶はあまりにも衝撃的なものだった。

監督:ホルヘ・ドラド 出演:マーク・ストロング他/1時間39分/アスミック・エース配給/新宿ピカデリー他にて公開中 http://kiokutantei.asmik-ace.co.jp/
©2013 OMBRA FILMS, S.L. − ANTENA 3 FILMS, S.L.U. − MINDSCAPE PRODUCTIONS, S.L. − THE SAFRAN COMPANY – OMBRA FILMS, LLC. 

『ジャージー・ボーイズ』
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ニュージャージー州の貧しい地区に生まれた4人の若者。彼らには音楽と夢があった。やがて彼らはザ・フォー・シーズンズとして一世を風靡するが…。

監督:クリント・イーストウッド  出演:ジョン・ロイド・ヤング他/2時間14分/ワーナー・ブラザース映画配給/新宿ピカデリー他にて公開中 Jerseyboys.jp
©2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENT

『幻肢』
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事故に遭い当日の記憶と恋人・遥の存在を忘れてしまった雅人は、ある最新治療を受ける。しかし治療を続けるうちに遥の幻影が見えるようになり…。

監督:藤井道人 出演:吉木遼、谷村美月他/1時間32分/ディーライツ配給/新宿K’s cinema他にて公開 
©2014映画「幻肢」製作委員会 

『不機嫌なママにメルシィ!』
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エレガントなママにあこがれ女の子っぽく育ったギヨーム。男らしくさせたいパパに無理やり男子校に入れられるがトラブルばかり。そんな人生に疑問を感じた彼は本当の自分を探す旅に出る。

監督・主演:ギョーム・ガリエンヌ/1時間27分/セテラ・インターナショナル 配給/新宿武蔵野館他にて公開中 http://www.cetera.co.jp/merci/
©2013 LGM FILMS, RECTANGLE PRODUCTIONS, DON’T BE SHY PRODUCTIONS, GAUMONT, FRANCE 3 CINEMA, NEXUS FACTORY AND UFILM

『マザー』
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人気漫画家・楳図かずおのもとに彼の生い立ちを書籍化する依頼が来る。担当編集者・さくらは創作の原点に亡き母・イチエが関わっていると知り楳図の生まれ故郷の山村を訪ねるが…。

監督:楳図かずお 出演:片岡愛之助他/1時間23分/松竹メディア事業部 配給/新宿ピカデリー他にて公開中 http://mother-movie.jp/
©2014『マザー』製作委員会

『聖者たちの食卓』62767.jpg
巡礼者や旅行者のために毎日10万食がすべて無料で提供されているインドのハリマンディル・サーヒブ〈黄金寺院〉。その驚くべきキッチンに迫る。

監督:フィリップ・ウィチュス,ヴァレリー・ベルトー/1時間5分/アップリンク配給/渋谷アップリンク他にて公開中 http://uplink.co.jp/seijya/
©Plymorfilmes

『悪童日記』
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第二次世界大戦末期、小さな町の祖母の農園に疎開した双子の少年。人々から“魔女”と呼ばれる老婆のもと、過酷な毎日が始まる。

監督:ヤーノシュ・サース 出演:アンドラーシュ&ラースロー・ジェーマント他/1時間51分/アルバトロス・フィルム配給/10月3日(金)よりTOHOシネマズシャンテ他にて公開  http://akudou-movie.com/
©2013 INTUIT PICTURES – HUNNIA FILMSTUDIO – AMOUR FOU VIENN

『ガンズ&ゴールド』試写会に15組30名 

2014.09.29 Vol.627

 ロシアン・マフィア×伝説の強盗犯×チェスの名手! 欲望が渦巻く犯罪にまみれた闇社会を舞台に、常に数歩先を読んで立ち回り、相手の心理を巧みに操る、あまりにも危険な男ブレンダンと、彼を師事する若者JR、そして裏社会を牛耳るロシアン・マフィアとの壮絶な“サバイバル”心理戦!

 切れ者の強盗犯・ブレンダンは、軽罪で刑務所に収容された若者・JRに救いの手を差し伸べ、裏社会で生きるノウハウを教える。JRはブレンダンを父のように慕っていた。やがてブレンダンは、刑期を経て出所したJRの協力によって脱獄。金鉱の精錬所を襲い、金塊を奪取することに成功する。だが、組織のボスはブレンダン一味を裏切り、分け前を独り占めしようと画策していた。果たして壮絶なサバイバル・ゲームの果てに、金塊と未来を手にするのは誰だ!? 裏社会を生きる危険な男・ブレンダン役でユアン・マクレガーが新境地を開いているのも見逃せない。悪人同士のスリリングな駆け引きに、一瞬たりとも目が離せないノンストップ・クライム・アクションが誕生。
 11月1日よりシネマサンシャイン池袋ほかにて公開。

『西遊記〜はじまりのはじまり〜』試写会に15組30名 

2014.09.29 Vol.627

『少林サッカー』『カンフーハッスル』のチャウ・シンチーが6年ぶりに監督した最新作が日本上陸!『少林サッカー』では少林拳が炸裂するサッカー試合、『カンフーハッスル』ではギャング団とカンフーの達人たちとの死闘、『ミラクル7号』では貧乏父子と地球外生命体が巻き起こす騒動。“ありえねー”チャウ・シンチーワールドでファンを魅了してきた彼が新たに挑むのは、誰もが知る「西遊記」を題材にした壮大なエンターテインメント。

 若き妖怪ハンター・玄奘(三蔵法師)は“わらべ歌”で妖怪の善の心を呼び覚まそうとするが失敗ばかり。師匠からもっと修行に励むよう諭されてしまう。修業の旅の中で待ち受けるのは、水の妖怪、豚の妖怪、そして妖怪の大王・孫悟空。次々と立ちはだかる妖怪たちに、女妖怪ハンター。果たして玄奘は自らの信念を貫いて人々を救うことができるのか。三蔵法師、孫悟空、沙悟浄、猪八戒…4人が出会うまでには「はじまりのはじまり」の物語があった。誰もが知っている「西遊記」が誰も見たことの無い妖怪エンターテインメントとして誕生!

 11月21日(金)より全国公開。

世代を代表する俳優2人が初共演!『蜩ノ記』

2014.09.28 Vol.627

 時代小説としては破格となる累計発行部数50万部を記録した、葉室麟の原作を黒澤明監督の“愛弟子”小泉堯史がメガホンをとり映画化。『雨あがる』『博士の愛した数式』など、人間の内面を丁寧に描き静かな感動を呼ぶ名作を生み出してきた小泉監督が、すべての日本人に捧げる普遍の愛の物語を綴る。

 刃傷沙汰を起こした罪で10年後に切腹するという命を受けた主人公・戸田秋谷(とだしゅうこく)役に日本映画界に無くてはならない役者・役所広司。秋谷とその家族の監視役を務めながらしだいに彼らに共感を覚えていく青年・檀野庄三郎役にNHK大河ドラマ『軍士官兵衛』の主演として高い評価を得ている岡田准一。世代を代表するトップ俳優の2人だが、実は共演するのは本作が初めてとなる。庄三郎に引かれていく秋谷の娘・薫役に堀北真希。深い愛で夫を信じ続ける妻・織江役に原田美枝子。

 10年後に切腹することを命じられ、それまでの間に家譜編纂を完成させる使命を与えられた男と、監視役でありながらも男の生き様に感銘を受けていく青年。男が切腹に追い込まれた事件の裏にある真実とは。そして彼らを待ち受ける運命とは…。過酷な運命が待ち受けることを知りながら、愛する者と暮らすささやかな日々を穏やかに生きていく主人公の姿が、時代を超えて深い感動を呼び起こす。

理想の家族の正体はスパイ! 『レッド・ファミリー』 イ・ジュヒョン監督

2014.09.27 Vol.627

 韓国の閑静な住宅街に暮らす理想的な一家。しかしその正体は暗殺や諜報を行う北朝鮮のスパイチーム。昨年、東京国際映画祭で上映され、圧倒的な支持を得て観客賞を受賞した話題の映画がいよいよ日本公開。メガホンをとった新鋭、イ・ジュヒョン監督は名匠キム・ギドクとともに脚本を書き上げ、見事な演出手腕を発揮。「キム・ギドクさんとは不思議なくらい考えがぴったり合っていたんです。実際、彼の事務所の人も“こんなことめったにない”って驚いていました(笑)。2人の間での修正作業も笑いの部分を作り上げていくことが重点的だったので、僕にとって作業そのものが楽しいことでした」。実は本作はシリアスな設定ながら、異文化や家族のギャップという笑いが盛り込まれたエンターテインメントなのだ。「キム・ギドク作品の中でも、本作は特に諧謔性の高いものになったと思います。キム・ギドクさんというと近寄りがたいイメージを持っている人が多いですが、実際はコメディアン顔負けのユーモアを持った人なんですよ(笑)。そういう面が今回たくさん反映されているのでそこも楽しんでほしいですね」。予想外なのは笑いの要素だけではない。笑いの後に押し寄せるのは、想像もしなかった感動の涙だ。「韓国の公開時には、ネットでも“どうせ左の映画だろう”といった口コミも多かったんです。僕らは、まさに当事者なので海外の方のように先入観を持たずに見ることは難しい。まずタイトルの“レッド”からして、これは右派か左派を論じている映画だと思われてしまう。しかし実際に見た人の反応はガラリと変わりました。この映画は体制の問題を扱いながらも家族や人間を描いた映画ですよ、と書き込んでくれる人もいました。海外の公開でどう受け止められるか、とても楽しみです」。

『ショート・ターム』試写会に20組40名 

2014.09.26 Vol.627

吉永小百合主演作が海外映画祭で2冠!

2014.09.17 Vol.626

 第38回モントリオール映画祭で2冠を獲得した『ふしぎな岬の物語』の受賞報告会見が16日、都内にて行われ、主演の吉永小百合と共演の阿部寛、竹内結子、笑福亭鶴瓶、成島出監督が出席した。
 同映画祭でワールド・コンペティション部門審査員特別賞と、エキュメニカル審査員賞をダブルで受賞したことについて、現地で受賞の瞬間を迎えた吉永と阿部は「本当に幸せ」と感激を語った。滞在したホテルで、作品を見た記者たちから“とてもいい作品だった”と度々声をかけられたという2人。手ごたえを感じつつも受賞が決まるまでかなり緊張していたことを明かした。

 日本で受賞を知った鶴瓶は「タモリさんから電話があったんですよ。僕が電話に出ていることが分かっていながら、留守電に吹き込むように“おめでとうございます”と一言、言ってきれた。僕が吉永さんとまた共演したのが悔しかったんでしょう」とエピソードを明かし、会場の笑いを誘った。
『ふしぎな岬の物語』は10月11日から全国公開。

『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』特別試写会に15組30名

2014.09.15 Vol.626

 ニコール・キッドマンが、女優から公妃となった伝説的存在、グレース・ケリーを演じる話題の一本。かつてない危機的状況に、モナコを守るべく立ち上がったグレースが、名実ともに愛される公妃となっていく姿を描く。

“世紀の結婚式”から6年経った1962年。グレースは、いまだにモナコ宮殿のしきたりになじめず、何かにつけ“アメリカ流”と皮肉られる日々を送っていた。ヒッチコックからのハリウッド復帰の誘いに心が動かされたとき、夫のレーニエが、フランスのド・ゴール大統領から過度な課税を要求されるという難題を抱えることに。要求を飲まなければモナコはフランス領となってしまう。愛する家族を守るため、そして宮殿生活で見失っていた自分を取り戻すため、グレースは自分にしかできない秘策を考え出す…。

 グレースの美しさと気品、公妃として“難役”に挑む凛とした姿を、キッドマンが見事に体現。10月18日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国公開。

『シャトーブリアンからの手紙』トーク付き試写会に15組30名 

2014.09.15 Vol.626

『ブリキの太鼓』の名匠、フォルカー・シュレンドルフ監督の、13年ぶりの日本公開作。第62回ベルリン国際映画祭をはじめ、海外映画祭で絶賛された傑作。

 1941年、ナチ占領下のフランスで、1人のドイツ将校が暗殺される。ヒトラーは即座に、報復として収容所のフランス人150名の銃殺を命令。過度な報復に危険を感じたパリ司令部のドイツ軍人たちはヒトラーの命令を回避しようとするが、時は刻々と過ぎ、政治犯が多く捕らわれているシャトーブリアン郡の収容所から人質が選ばれる。そのなかには、映画館でビラを配って逮捕された、17歳の少年・ギィも含まれていた…。

 実際の史実を、ドイツの名匠シュレンドルフ監督が独仏の実力派俳優を揃えて映画化。ギィ役に期待の新人、レオ=ポール・サルマン。『ル・アーヴルの靴みがき』のジャン=ピエール・ダルッサン、『ヒトラー 〜最後の12日間〜』のウルリッヒ・マテス、『最後のマイ・ウェイ』のマルク・バルベらが脇を固める。10月25日よりシアター・イメージフォーラム他にて公開。

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