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荒井優希が前哨戦でプリプリ王者・瑞希から直接勝利を挙げ、王座奪取宣言「ベルトを持つ景色が鮮明になったので、この勢いで獲りたい」【TJPW】

2025.07.06 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが7月5日、神奈川・横浜ラジアントホールで「SUMMER SUN PRINCESS ’25まで待てない!」を開催した。夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS ’25」(7月21日、東京・大田区総合体育館)で同団体の最高峰プリンセス・オブ・プリンセス王座に挑む荒井優希が前哨戦で王者・瑞希から直接勝利を挙げ、ベルト獲りを力強く宣言した。
 
 今大会のメインイベントでは7・21大田区で行われる3大タイトルマッチ(プリプリ王座戦&プリンセスタッグ王座戦&インターナショナル・プリンセス王座戦)のトリプル前哨戦として、王者チームの瑞希&中島翔子&ハイパーミサヲ&鈴芽が挑戦者チームの荒井&辰巳リカ&渡辺未詩&宮本もかと8人タッグマッチで激突。白昼夢(辰巳&渡辺)の2人は、この日もさすまたを手に登場した。
 
 開始早々、辰巳が中島の首を絞めると、ミサヲがスプレー噴射で反撃。中島がトペを狙うと、渡辺が場外でさすまたで威嚇して阻止。中島と辰巳がさすまたを手にするとチャンバラに発展。荒井がビッグブーツ狙いも、ミサヲがスプレーで阻止。鈴芽が宮本に低空リング・ア・ベルも、宮本が切り返す。荒井が瑞希にビッグブーツを連打すれば、瑞希はフットスタンプ、クロスボディーで逆襲。中島が渡辺にトペを発射すると、リング上は瑞希と荒井の2人に。荒井はトップロープから強引に瑞希にフルネルソンバスター一閃。Finally(カカト落とし)が阻止されると、ショートレンジの新人賞。再度のFinallyもかわした瑞希は、荒井の体を駆け上がるような形でフットスタンプ。宮本の鴻臚館(こうろかん)狙いをかわした瑞希だったが、一瞬のすきを突いた荒井がFinallyをズバリと叩き込んで、瑞希からピンフォールを奪った。

引退3日前の長谷川美子が悲願のシングル王座を初戴冠「これを背負って引退して、家に持ち帰って引きこもります」と永久保持宣言【TJPW】

2025.07.06 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが7月5日、神奈川・横浜ラジアントホールで「SUMMER SUN PRINCESS ’25まで待てない!」を開催した。同8日の新宿FACE大会で同団体を卒業、プロレスラーを引退する長谷川美子が引退直前で悲願のシングル王座を奪取した。
 
 引退前ラスト2戦目となった長谷川は鳥喰かやと組み、HIMAWARI、リアラ組と対戦。実は今大会開始前のバックステージでアイアンマンヘビーメタル級王者の髙木三四郎をリアラが襲撃。髙木の頭にビニール袋をかぶせて窒息させて3カウントを奪い、リアラは王者として試合に臨んだ。
 
 リアラが低空ドロップキック、フットスタンプを繰り出せば、長谷川はエルボー、クロスボディーで応戦。長谷川がクロスボディーからマフラーホールドで締め上げると、HIMAWARIがカット。鳥喰がHIMAWARIを場外に排除し、リング上は長谷川とリアラの1対1に。リアラがエルボー連打、フェースクラッシャーも、長谷川がドロップキックからマフラーホールドでギブアップを奪った。これにより、長谷川がアイアンマン王座を戴冠し、引退3日前に念願だったシングル王者となった。

階級アップ初戦の那須川龍心「王者の花岡選手に挑めるように圧倒的に勝ちたい」、ランク1位の政所仁「僕がいる以上はそれより上には絶対いけない」【RISE】

2025.07.02 Vol.Web Original

 RISEが7月2日、都内で「RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO」(8月2日、東京・大田区総合体育館)の対戦カード発表会見を開催した。

 会見には6月30日に行われた後楽園ホール大会でカードが対戦が発表されているスーパーフライ級(-53kg)1位の政所仁(魁塾)と第3代RISEフライ級王者・那須川龍心(TEAM TEPPEN)も出席した。

 那須川は6月21日に行われた「RISE WORLD SERIES 2025 YOKOHAMA」のメインイベントで行われた「ISKA K-1ルール 世界ストロー級(-51.5kg)王座決定戦」でハマダ・アズマニを破り王座獲得も、試合後のマイクで王座返上とスーパーフライ級への階級アップを宣言。今回はその初戦となる。

 政所は昨年6月に「RISEスーパーフライ級(-53kg)タイトルマッチ」で大﨑一貴に挑戦も判定負け。12月には大﨑の王者返上に伴う「第3代RISEスーパーフライ級(-53kg)王座決定戦」で花岡竜にも敗れタイトル戦線から一歩後退した。しかし5月には初の名古屋大会で前フライ級王者の数島大陸に勝利を収め再起を果たした。

王者としての初戦に臨む白鳥大珠がワイルド宣言「ちょっと怖さを見せる」【RISE】

2025.07.02 Vol.Web Original

 RISEが7月2日、都内で「RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO」(8月2日、東京・大田区総合体育館)の対戦カード発表会見を開催した。

 会見には6月30日に行われた後楽園ホール大会でカードが発表されたRISEスーパーライト級王者・白鳥大珠(TEAM TEPPEN)も出席した。白鳥はSuperFight! スーパーライト級(-65kg)でアンディ・ターランド(イングランド/Tornado gym)と対戦する。ターランドはISKAフリースタイルルール世界ウェルター級王者。今回が初来日となる。

 白鳥は昨年12月に行われた「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX」の1回戦で、優勝したペットパノムルン・キャットムーカオに完膚なきまでにやられるも、今年3月の「RISE ELDORADO 2025」で行われた「第5代スーパーライト級(-65kg)王座決定戦」で麻火佑太郎に先制のダウンを奪われながらも最終ラウンドの試合終了間際にダウンを取り返しての逆転判定勝ちで王座を獲得。復活の狼煙を上げた。

 白鳥は「王者としての価値を問われる試合になると思う。RISEの王者として強さを見せていきたいと思う」と王者としての決意を述べると「相手はこの前のRISEでも発表されているんですけど、レジェンドのジェロム・・レ・バンナと試合が決まりました。本当に当時見ていた世代としてはここは必ず超えたいなと思っています。また前回の試合から強くなった姿を見せるので皆さん楽しみにしてください」とジョークを飛ばした。ターランドはバンナに顔が似ていると話題になっている。

GLORY×RISEトーナメントに出場の麻火佑太郎「怖さを見せて勝ちたい」、3週間前にBreakingDown出場のYURA「ケガする前に倒せばいい」【RISE】

2025.07.02 Vol.Web Original

 RISEが7月2日、都内で「RISE WORLD SERIES 2025 TOKYO」(8月2日、東京・大田区総合体育館)の対戦カード発表会見を開催した。

 GLORYとRISEが共同で開催する「GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT」の1回戦4試合が発表された。

 このトーナメントは両団体から−65kgのトップ選手12人ずつが参加し、5大会に渡りRISEブロック、GLORYブロックに分かれてトーナメントを開催。最後に残った4選手によりワンデートーナメントで決勝ラウンドが行われる。

 この日は各ブロック2試合ずつが発表された。RISEのスーパーライト級2位の麻火佑太郎(PHOENIX)がエドゥアルド・カタリン(スペイン/Moi Rui & Susi Team)と対戦する。

 麻火は昨年は年明けから3連勝し、一気にスーパーライト級のキーパーソンに。9月の「RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA」ではRISE世界スーパーライト級王者チャド・コリンズとの対戦を実現させるも無念の1RKO負けするも、12月の「GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRAND PRIX」ではリザーブファイトでヤン・カッファにKO勝ちを収めすぐに復活。今年3月には「第5代スーパーライト級(-65kg)王座決定戦」で白鳥大珠と対戦し、先制のダウンを奪い王座に手をかけたが、最終ラウンドの終了間際にダウンを取り返され、判定負けを喫し王座戴冠を逃した。今回はそれ以来の再起戦となる。

石井和義館長がK-1世界展開の成功に向け「非バイオレンス」「ランキング制の導入」「ナショナリズムの喚起」の3つのポイントを指摘【K-1】

2025.07.02 Vol.Web Original

 K-1が7月1日、都内で会見を開き、K-1創始者でアドバイザーを務める石井和義正道会館館長がK-1の世界展開の成功にあたっての3つのポイントを指摘した。

 K-1はこの日、都内で会見を開き「K-1 WORLD MAX」(9月7日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)で開催する「−70kg世界最強決定トーナメント」の出場予定選手を発表した。

 会見に出席した石井館長は世界展開について「スタンディングバウトではK-1にしかできない。1993年から2013年までの約20年間、フジテレビ、日本テレビ、TBSの3局でゴールデンタイムで放送し、最終的には世界でも124カ国でテレビ放送したことによるK-1のブランド力と知名度があってこそ初めてできる偉業。ヨーロッパからアフリカ、アジア、そして南米までK-1の名前を知らない格闘技ファンは誰もいません。それくらいK-1は有名。名前だけに関してはK1とUFCが世界が認知する団体なんです」などと語った。

 そして「今年はブラジル、アメリカ、ヨーロッパでもK-1の大会がたくさん行われる。正式には世界の146カ国で団体があるWAKOと連携しながら世界中の国々でK-1の大会が行われるようになれば、ますますK-1を目指す世界の選手たちは増えてくると思う。WAKOはIOC、国際オリンピック委員会の承認団体。IOCと協議して、オリンピック競技になる一歩手前の段階なんですけれども、オリンピック競技になるときは、K-1ルールで進めていきましょうという話もある。これは逆にIOCのほうから“ぜひK-1ルールでやってくれ”というふうに要望も受けています。つまりK-1が伸びる・K-1が世界へ広がることイコール、キックボクシングがオリンピック競技になれるという、この両方の相乗効果によって、よりキックボクシング、K-1という競技を世代中に広げていっていただきたい。そのお手伝いをアマチュアとプロの両方で僕はしていきたいなと思っています」とK-1の五輪競技化についても言及した。WAKO(世界キックボクシング団体協会)は国際オリンピック委員会(IOC)が認可しているキックボクシングの世界組織。石井館長はWAKOのアドバイザー兼日本代表理事を務めている。

フライ級GP1回戦の組み合わせが決定。榊原CEO「自分だったらこの5試合は組まないなっていうカードになった。ワクワクと期待感がある」【超RIZIN.4】

2025.07.01 Vol.Web Original

 RIZINが7月1日、都内で「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」(7月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で開催される「RIZIN WORLD GP 2025 FLYWEIGHT TOURNAMENT」の組み合わせ抽選会を行った。

 抽選会はまず年齢が上の選手から予備抽選のカプセルを選び、本抽選はその番号の1番から1~10番の数字が書かれた封筒を引く。本抽選の1番を引いた選手から5試合の赤と青コーナーを選択していくという方式で行われた。外国人選手と海外で練習中のヒロヤはリモートで参加した。

 本抽選で1番を引いたエンカジムーロ・ズールー(南アフリカ/CIT Performance Institute)は第3試合の青コーナー、2番のホセ・トーレス(アメリカ/Team Shorty)は第2試合の赤コーナーを選択。3番を引いた伊藤裕樹(ネックス)が第3試合の赤コーナーを選び、いきなり伊藤vsズールーが決定。4番の扇久保博正(THE BLACKBELT JAPAN)もトーレスの隣を選び、ここも対戦が決定。

 5番の神龍誠(神龍ワールドジム)が第5試合の赤コーナーを選ぶと、6番の山本アーセン(KRAZY BEE / NAUGHTY HOUSE)がすぐにその隣を埋め、対戦決定。

 7番のアリベク・ガジャマトフ(ダゲスタン/KHK DAGESTAN)が第4試合の赤コーナーを選ぶと8番のヒロヤ(JAPAN TOP TEAM)は第1試合の青コーナー。9番の元谷友貴(アメリカン・トップチーム)はやや考える素振りを見せた後にヒロヤとの対戦を選択。10番の征矢貴(THE BLACKBELT JAPAN)は自動的にガジャマトフとの対戦となった。

神龍誠が伊藤裕樹を「エンタメ枠」呼ばわり。伊藤は「見た目が半グレで怖いぞ」と反撃。神龍は扇久保博正の「おぎの塩」プレゼントも拒絶【超RIZIN.4】

2025.07.01 Vol.Web Original

 RIZINが7月1日、都内で「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」(7月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で開催される「RIZIN WORLD GP 2025 FLYWEIGHT TOURNAMENT」の組み合わせ抽選会を行った。

 予備抽選、本抽選を経て1番の選手から5試合の赤と青コーナーを選択していく方式で行われた抽選会の結果、元谷友貴(アメリカン・トップチーム)vs ヒロヤ(JAPAN TOP TEAM)、ホセ・トーレス(アメリカ/Team Shorty)vs 扇久保博正(THE BLACKBELT JAPAN)、伊藤裕樹(ネックス)vs エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ/CIT Performance Institute)、アリベク・ガジャマトフ(ダゲスタン/KHK DAGESTAN)vs 征矢貴(THE BLACKBELT JAPAN)、神龍誠(神龍ワールドジム)vs 山本アーセン(KRAZY BEE / NAUGHTY HOUSE)の組みみ合わせとなった。

 元谷は「1試合目に決まったんで、盛り上げる上げる試合をしたいと思います。ヒロヤ選手はすごい勢いがあって強いんで、しっかり練習したいと思います」と語った。ヒロヤを選んだ理由については「ガジャマトフは未知数というか、まだあまりどんな選手か分からないので、最初から選ぼうとは思っていなかった」と明かした。

 ヒロヤは「元谷選手、本当にリスペクトしています。大好きな選手なんですけど、しっかりとここは乗り越えて、自分がチャンピオンになるための大事な一なので越えさせてもらいます。応援よろしくお願いします」と番狂わせを誓った。

イラン出身のシナ・カリミアンが「戦争や武力行使といった形ではなく、会話を通して平和に進むことができれば」と平和的解決の訴え【K-1】

2025.07.01 Vol. Web Original

 初代と第3代のK-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン/SINA ARMY)が7月1日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で行われた会見で、先日、イスラエルやアメリカから攻撃を受けた母国イランの状況を念頭に「戦争や武力行使といった形ではなく、会話を通して平和に進むことができれば」などと訴えた。

 K-1はこの日、「K-1 WORLD MAX」(9月7日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)で開催する「−70kg世界最強決定トーナメント」の出場予定選手を発表した。同大会に出場予定のカリミアンは会見の終盤に登壇した。

 カリミアンは「今回はK-1に戻ることができてとてもうれしく思っています。皆さんご存知の通り私の祖国イランは今とても厳しい状況となっております。私のこのK-1での試合で困っている方々を勇気づけられればと思っております」と語った。

 カリミアンは昨年大晦日、5月の「RIZIN男祭り」、6月の「RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO」とRIZINに連続参戦。札幌大会ではMMAデビューを果たし荒東“怪獣キラー”英貴に判定勝ちを収めた。カリミアンは「私はキックボクシングのキャリアをK-1ファイターとしてスタートしました。なのでK-1には思い入れがありますし忠誠心のようなものがあります。なので今回はRIZINでK-1ファイターとしてMMAにおいても誰でも倒せる、そして私がベストであるということを証明できたことはとてもうれしいと感じております」とRIZINでの3戦を振り返った。

 9月大会については「相手は誰でもいいと思ってます。とにかく強ければ誰でも関係ありません。私のファイトを通じてイランの人々を勇気づけたいと考えています」とイランへの思いを馳せた。

9月開幕の「−70kg世界最強決定トーナメント」出場予定選手を発表。日本人選手は0の可能性も【K-1】

2025.07.01 Vol. Web Original

 K-1が7月1日、都内で会見を開き「K-1 WORLD MAX」(9月7日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)で開催する「−70kg世界最強決定トーナメント」の出場予定選手を発表した。

 トーナメントは16人の参加で開催。この9月大会で開幕戦として1回戦8試合を行い、11月15日に開催される国立代々木競技場 第一体育館大会で8選手によるワンデイトーナメントを行い、優勝の座を争う。

 この日発表されたのは昨年のトーナメント優勝者のストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/Mike’s Gym)、現K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者のオウヤン・フェン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)、2年連続の出場となるカスペル・ムシンスキ(ポーランド/Armia Polkowice)、ゾーラ・アカピャン(アルメニア/Gridin Gym)、ダリル・フェルドンク(オランダ/Fight Team Ringer)の3人、そして5月のKrushでKrushスーパー・ウェルター級王者となったアビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場)、6月28日に行われたブラジルの南米予選トーナメントを制したジョナス・サルシチャ(ブラジル/TF Team/CT Allan Popeye)、初参戦となるメイソン・ストロッドマン(アメリカ/WARMAN MUAY THAI)の8選手。

 宮田充プロデューサーは残る8選手については「こちらも海外勢が入ってくるかと思う。日本人選手は1名ないし…もしかしたら0名になってしまうかもしれない。基本的には16カ国の各国から強豪選手が参加するという形で開催する」と16選手全員が外国人選手となる可能性も示唆した。

樋口和貞が首の故障を乗り越え、2年5カ月ぶりにKO-D無差別級王座奪還。“ミスターDDT”HARASHIMAと7・13後楽園で初V戦へ【DDT】

2025.06.30 Vol.Web Original

 DDTプロレスが6月29日、東京・後楽園ホールで「KING OF KINGS ~嵐の6月決戦~」を開催した。樋口和貞がクリス・ブルックスとの激闘を制し、首の故障を乗り越えて、2年5カ月ぶりにKO-D無差別級王座奪還を果たした。新王者・樋口は7月13日の後楽園大会で“ミスターDDT”HARASHIMAと初防衛戦を行う。
 
 苦労人の樋口はなかなか同王座にたどり着くことができなかったが、2022年7月3日、後楽園で「KING OF DDT 2022」を初制覇し、当時空位だった同王座を初戴冠。その後、遠藤哲哉、竹下幸之介(KONOSUKE TAKESHITA)、青木真也、坂口征夫、上野勇希と強豪の挑戦者を次々に倒して5度の防衛を果たした。しかし、2023年1月29日、後楽園で火野裕士に敗れ王座陥落。昨年6月から首を痛めて長期欠場。3・20後楽園で復帰し、「KING OF DDT 2025」を3年ぶりに制して、王者のクリスに挑んだ。
 
 開始早々、両者はチョップ合戦を繰り広げる。クリスがエプロンでパイルドライバー、さらに場外に飛んでフットスタンプ。樋口はチョップ連打、串刺しラリアット、ブレーンバスターと猛攻。チョップの応酬から、クリスが雪崩式ダブルアーム・スープレックス。樋口が延髄ラリアットで両者ダウン。立ち上がると、樋口がラリアット連打も、クリスはラリアットで倒してキックを連打。クリスがプレイングマンティスボムもカウントは2。樋口がヘッドバット連発からクロースラムも2カウント。クリスのオクトパス・ストレッチを脱出すると、ラリアット相打ち。樋口はラリアット、ドクターボム、クロースラムとつないで3カウントを奪取した。クリスはベルトを樋口の腰に巻きリングを降りた。

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