格闘家は普段何を考え、何をしているのか…。記者会見や試合だけでは分からない格闘家の内面に切り込むインタビュー企画「格闘家プロファイリング」。ここまで「教訓とする言葉or生きる上でのモットー」「近い将来と遠い未来」といった4つのテーマでRIZINファイターの安藤達也(フリー)に話を聞いた。最終回のテーマは「次戦について」。(全5回/最終回)
格闘技カテゴリーの記事一覧
SOG王者・望月成晃が石井慧介を退けV4…中村宗達が挑戦表明「来年の年末も俺はマイクを持ってるつもりだ」【ガンプロ】
ガンバレ☆プロレスが12月27日、年内最終大会にして、今年最後のビッグマッチ「ビフォア・サンライズ2025」を開催した。スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王座の望月成晃(ドラゴンゲート)が石井慧介の挑戦を退けて4度目の防衛に成功。ベルトは他団体に流出したまま新年を迎えることになったが、“若手のホープ”中村宗達が挑戦の名乗りを挙げた。
8・26後楽園で今成夢人を破り王座を奪取した望月は勝村周一朗(両者KOのドロー防衛)、まなせゆうな、大家健を相手にV3に成功。石井は昨年12・27新宿FACEで今成に敗れて王座から陥落して以来、丸1年ぶりの王座挑戦となった。
開始早々、場外戦になると、望月がミドルキック、石井は鉄柱にぶつける。望月は三角蹴りで場外に落とし、トペ・マサアキ狙いも石井はエルボーで迎撃。望月は足への蹴りから、アキレス腱固めもエスケープ。石井はトップロープからウルトラタイガードロップを見舞った。望月がミドルキック、バズソーキックを叩き込むと、石井は掟破りのツイスター、変型ドライバーもカウントは2。望月はアンクルホールドで締め上げた。石井がフランケンシュタイナーからニールキックも自爆。望月はドラゴン・スープレックスも2カウント。石井はソバットからニールキック。高角度ダブルアームDDTも決められず。再度のニールキックは望月が蹴りで叩き落とした。望月はローキック、真・最強ハイキック、ツイスターもカウント2。ならばと望月は三角蹴りを見舞って3カウントを奪った。
今成夢人&冨永真一郎が中津良太&塚本拓海を破り、SOGタッグ王座をガンプロに奪還。勝村周一朗が鈴木みのるとのコンビで挑戦を表明【ガンプロ】
ガンバレ☆プロレスが12月27日、年内最終大会「ビフォア・サンライズ2025」を開催した。今成夢人&冨永真一郎のタッチャブルが中津良太&塚本拓海(BASARA)を破り、スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界タッグ王座を3カ月ぶりにガンプロに奪還。新王者組には勝村周一朗が“プロレス王”鈴木みのるとの最強コンビで、2026年1月11日の埼玉・ボートレース戸田イベントホール大会での挑戦を仰天表明した。
9・27所沢で王座を奪取した中津組は石井慧介&川上翔大、大家健&趙雲子龍、勝村周一朗&YuuRIを下し3度の防衛に成功。学生プロレスラーだった今成は大学の卒業制作で、同じく学生プロレスラーだった冨永のドキュメンタリー映画を制作したところから2人の交流が始まり、固い絆で結ばれている。
塚本と今成がショルダータックル合戦。その後、4者、大場外戦を展開。中津が冨永にダイビング・ボディープレス、塚本が首4の字固めで絞め上げる。中津組がダブルのショルダータックルで富永を吹っ飛ばす。今成が塚本にマシンガンチョップ、リバース・スプラッシュを繰り出した。冨永が中津にナックルを見舞えば、中津はパワースラムから裸絞めで絞め上げた。中津組がダブル・トラースキックを冨永に放つもカウントは2。今成が塚本にラリアット、冨永がJKもカット。冨永のムーサルト・プレスが自爆すると、塚本はずどんも2カウント。今成が塚本、中津にラリアットを叩き込むと、冨永が塚本に葡萄酒色の波紋疾走を決めて3カウントを奪った。
YuuRIがデビュー5周年記念試合で“太陽神”Sareeeに善戦健闘も及ばず。「いつか倒すんで」【ガンプロ】
ガンバレ☆プロレスが12月27日、年内最終大会「ビフォア・サンライズ2025」を開催した。YuuRIがデビュー5周年記念試合で“太陽神”Sareeeとの一騎打ちに挑み、善戦健闘も及ばなかった。
YuuRIは2020年11月11日、JTO後楽園大会でデビューを果たした。2021年9月に同団体を退団し、同月にガンプロに入団。まなせゆうならとともにガンジョを盛り上げてきた。11月で5周年を迎え、Sareeeとのシングル戦を熱望した。
Sareeeからの握手を拒否したYuuRIはドロップキックで奇襲。怒ったSareeeは髪をつかんでぶん投げて逆襲。YuuRIは顔面ウオッシュ、エプロンを走ってウルトラタイガードロップ。Sareeeは雪崩式フィッシャーマンズ・バスター、ダイビング・フットスタンプはYuuRIが回避。激しいエルボーの打ち合いとなり、Sareeeがダイビング・セントーン、ダイビング・フットスタンプもカウント2。YuuRIがジャーマンを放てば、Sareeeもジャーマンで返す。YuuRIは飛びつき式スリーパー、スパイラル・ドラゴンスリーパーもエスケープ。YuuRIのスワントーンボムは自爆。YuuRIはマウントからのエルボー、ヘッドバットでなりふり構わぬ攻めを見せるも、最後はSareeeの裏投げで沈んだ。試合後、Sareeeが肩を叩くも、YuuRIは張っていった。
YuuRIは「悔しいのはもちろんだけど、この終わった後の満足感。満足しちゃダメだけど。悔しさより、それが勝っちゃってるのが悔しいけど。自分の思いをすべてぶつけられた。今までの大一番で、これでよかったのかなって思っちゃダメです。だから、最後張り手しました。これからどんどん戦っていきたい選手だし。Sareeeさんは今まで眼中になかったと思うけど、ここで視野に入れてくれてると思ってるから。自分はもうSareeeさんを勝手にライバルだと思ってます。この試合ができてよかったです。でも、いつか倒すんで」とコメント。
勝村周一朗が小路晃との一騎打ちを制す「ガンバレ☆プロレスがPRIDEに勝ちました」【ガンプロ】
ガンバレ☆プロレスが12月27日、年内最終大会「ビフォア・サンライズ2025」を開催した。元修斗世界フェザー級王者の勝村周一朗が“ミスターPRIDE”小路晃との一騎打ちを制した。
初期のPRIDEを支え、2011年4月に格闘家生活を引退した小路は、同じ富山出身の大家健に刺激を受け、12・13新木場で14年8カ月ぶりに実戦復帰。2戦目となった今大会では勝村と対峙した。小路のセコンドには同じ和術慧舟會出身で、総合格闘技界のレジェンド・宇野薫がついた。
序盤、探り合いから、勝村が猪木vsアリ状態へ。小路はキムラロック、スリーパーで攻めていくも、エスケープ。勝村はコーナーで張り手を見舞うと、エキサイトして小路陣営のセコンドとひと悶着。勝村がアキレスを極めれば、小路はアンクルホールドで返した。小路はハンマーから払い腰、STO、腕十字狙いも勝村は脱出。勝村はレフェリーを突き飛ばして、プロレス流のスクールボーイ、首固めで丸め込みを図るもカウントは2。小路はフロントハイキック、勝村は逆さ押さえ込みにいくも2カウント。ならばと勝村が必殺のトリプルスリー3ロックを決めると、危険とみなしたレフェリーが止めて勝利。
“現役JKレスラー”風城ハルが前哨戦で上原わかなを破りタッグ王座獲りに弾み「この勢いをイッテンヨンで全部ぶつけたい」【TJPW】
東京女子プロレスが12月27日、東京・新宿FACEで年内最終大会「TJPW Year-End Party 2025」を開催した。2026年イッテンヨン(1月4日)後楽園ホールでOber Eats(上福ゆき&上原わかな)の持つプリンセスタッグ王座に挑む「春雷烈火!!プリズムグリード」(愛野ユキ&風城ハル)の風城がシングルマッチでの前哨戦で上原を破り初のベルト獲りに弾みをつけた。
タイトル戦に向けた最後の前哨戦は上原と風城の一騎打ち。レスリング勝負からドロップキックの応酬に。風城が串刺し式エルボー、ドロップキックを放てば、上原はドロップキック、側転式エルボーもカウントは2。風城は低空クロスボディーからフィッシャーマンズ・スープレックス狙い。かわした上原がドロップキックも自爆。風城は反転式ドロップキック、ストレートアームバーで絞り上げるも決められず。上原はバナナピローで逆襲もエスケープ。上原がブレーンバスターも、風城はフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで電撃の3カウントを奪った。12・21東京たま未来メッセでの6人タッグでの前哨戦では愛野が上福から直接勝利を挙げており、これで挑戦者組は連勝を飾った。
辰巳リカがアイアンマン王座奪還も…桐生真弥が執念で獲り返す【TJPW】
東京女子プロレスが12月27日、東京・新宿FACEで年内最終大会「TJPW Year-End Party 2025」を開催した。辰巳リカがアイアンマンヘビー級王座を奪還するも、桐生真弥が執念で獲り返した。
この日、同王者としてリングに上がった桐生はセミファイナルで関口翔とのそっくりコンビで、辰巳&凍雅と対戦。辰巳が桐生にストンピングを浴びせるも、そっくりコンビは交互にボディースラムで辰巳を叩きつけた。辰巳が桐生に低空ドロップキックを叩き込めば、桐生は逆エビ固めで締め上げた。桐生と関口がグルグル回って判別不能にすると、辰巳は2人まとめてチョーク攻撃。桐生はコーナーからリバース・ダブルニーも自爆。辰巳はホワイトドラゴンスリーパーでギブアップを奪い、王座を奪い返した。
メイン終了後、締めのためリングに上がった辰巳だが、大会が終わると、一目散に控室へ。だが、桐生と関口が控室まで辰巳を追いかけて詰め寄ると、辰巳は「ババ抜き勝負」を提案。そのババ抜きでイチ抜けしたのは関口で新王者に。勇躍、控室を出た関口は廊下に落ちていたバナナの皮で滑って転倒。そのすきに桐生がカバーして3カウントを奪い、もはや執念としかいえない返り咲きを果たした。
東京女子の今年の全日程は終了したが、同王座は24時間365日、レフェリーさえいれば狙うことが可能で、桐生は無事チャンピオンとして年を越せるのか?
安藤達也「リカバリーの時はいつも釜飯。栄養が逃げないし消化にいい。昔はめちゃくちゃだった。タバコも吸ってた」
格闘家は何を考え日々過ごしているのか? 記者会見や試合だけでは分からない格闘家の内面を探るインタビュー企画「格闘家プロファイリング」。今回はRIZINの大晦日大会「RIZIN師走の超強者祭り」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場する安藤達也(フリー)。安藤は今大会では修斗世界フライ級とDEEPフライ級の元王者で、現在はDEEPバンタム級王者の福田龍彌(MIBURO)と対戦する。これまで「こだわりor好きなもの。これだけは譲れないものや事」「教訓とする言葉or生きる上でのモットー」「近い将来と遠い未来」について話を聞いた。今回のテーマは「こだわりの食」。(全5回/第4回)
YA-MAN戦中止の斎藤裕「このまま終わるわけにはいかない」と来年以降に試合を行う意向。YA-MAN戦はいったん白紙【RIZIN大晦日】
RIZINが12月26日、都内で大晦日に開催する「RIZIN師走の超強者祭り」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の対戦カードに関する会見を開催し、元RIZINフェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)とRISEオープンフィンガーグローブマッチ -65kg級王者のYA-MAN(TARGET SHIBUYA)の試合が中止となったことを発表した。
YA-MANが練習中に左眼窩底骨折のケガを負い、全治4カ月から6カ月と診断されドクターストップがかかったため。
会見で斎藤は「自分の中ですごい重いものを抱えてやっていたので、ちょっとうまく言葉にできない」などとショックの色は隠せず。しかし「自分としてはやっぱりこのまま終わるわけにはいかないという気持ちはもちろんありますので、いつとか明言はできないんですけども、来年2026年とか、いい形で試合に向かえるようにまた諸々調整して、いろいろ作り直してやっていきたいという気持ちはあります。なのでまた試合するのを楽しみにしていただけたらという感じですね」と現在の心境を明かした。
斎藤は11月5日に行われたカード発表会見で「魂とかいろいろなものをリングの上に置いていきたいと思う」と意味深なコメントを残した。この日の会見でも「このまま終わりたくない」と語ったのだが「キャリアというか年齢も年齢なのでベテランといわれておかしくないと思いますし“何年先を見据えて”という感じではないと思っています。“3年後を見据えるんだったら今はこういう判断ができるかな”とか、前はそういう時はあったと思うんですけども、今はこの1試合の重みとか価値っていうものは数字とかものでは測れなくなってきているところがあって。だから今回試合をやるっていうのも目に見える以上にいろいろなものがあるというか。自分の思いもそうですけど、本当に“最悪これが最後になっても”っていう気持ちは試合を決めるときから思っていますね」とその意味を語った。
斎藤裕 vs YA-MAN戦が中止。YA-MANが練習中に左眼窩底骨折の大ケガで最大全治6カ月【RIZIN大晦日】
RIZINが12月26日、都内で大晦日に開催する「RIZIN師走の超強者祭り」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の対戦カードに関する会見を開催した。
元RIZINフェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)と対戦予定だったRISEオープンフィンガーグローブマッチ -65kg級王者のYA-MAN(TARGET SHIBUYA)がケガのため欠場となり、試合自体が中止となることが発表された。
YA-MANは練習中に左眼窩底骨折のケガを負い、全治4カ月から6カ月と診断されドクターストップがかかった。YA-MANは現在入院中で会見は欠席。病室から映像で「試合前最後のボクシングのスパーリングで左目にパンチをもらい、左の眼窩底を骨折してしまい、即手術することになり、今回の試合を欠場させていただくこととなりました。対戦相手の斎藤選手、この試合に向けていろいろなものを犠牲にして体を作ってくださっていたのに、本当に申し訳ありませんでした。この試合を楽しみにしてくださっていたファンの皆さんも本当に申し訳ありません。ケガをした状況としては、ボクシングのスパーリングでヘッドギアを装着して、16オンスのグローブを装着して、安全面に配慮してケガがないような形でスパーリングをしていたんですが、左の眼球にパンチを受け眼窩底を骨折してしまいました。自分の中でもかけていたものがあるので、悔しい思いでいっぱいです。対戦相手の斎藤選手もこの試合に向けていろいろなものをかけていたと思うので本当に申し訳なく思っています。この試合を楽しみにしていたファンの皆さん、関係者の皆さん、本当に申し訳ありませんでした」とのメッセージを寄せた。
榊原信行CEO「1時前には必ず着席して見ていただけたら」とオープニングセレモニーに力こぶ。自身のふんどし披露は否定【RIZIN大晦日】
RIZINの榊原信行CEOが12月26日、「RIZIN師走の超強者祭り」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に関する会見で「とにかくオープニングセレモニーに間に合うように来てほしい」とファンに呼び掛けた。
今回は10周年の大晦日大会ということで、セレモニーも特別なものが用意されているのだが、その中身はベールに包まれている。
榊原CEOは「いつもオープニングセレモニーでは煽りVが流れたり選手の入場式もあるんですけど、今回は今まで以上に我々の思いを込めたオープニングセレモニーを用意してますので、1時前には必ず着席して見ていただけたら」と力を込めた。
功労者的な人物の来場なども含め「みんなが想像していない中で、みんながこの10年をもう一回走馬灯のように振り返ったり、気持ちがその時に戻ってもらえるようないろいろな仕掛けがしてあるので、いつもの入場式とかいつものセレモニーではないです。映像のみならず、逆にもっといろいろなものが盛りだくさんになる」と語った。

