SearchSearch

“魔王”古村匡平とエースの久井大夢が対戦。勝者は内容次第で12月のビッグマッチでゴンナパーに挑戦へ【KNOCK OUT】

2025.09.16 Vol.Web Original

 KNOCK OUTが9月16日、都内で会見を開き「KNOCK OUT.58」(10月12日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードを発表した。

 現在、ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)が猛威を振るうライト級戦線で「ストップ・ザ・ゴンナパー」に直結する2カードが発表された。

 メインイベントでは古村匡平(FURUMURA-GYM)と久井大夢(TEAM TAIMU)が対戦する。

 古村は今年2月にKNOCK OUT初参戦となるゴンナパーを迎え撃つも無念の判定負け。それ以来の再起戦となった8月の後楽園大会ではプンルアン・バーンランバーを3RにKOで下し、復活とライト級の“魔王”となることを宣言。合わせてゴンナパーへのリベンジをアピールした。

 久井は6月の代々木でのビッグマッチのメインイベントで龍聖を相手にKNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級王座を防衛。試合後には階級を上げBLACKライト級王者の大沢文也とREDライト級王者のゴンナパーの持つ王座を狙う意思を表明した。そして保持していたBLACKとREDのスーパーフェザー級2冠を返上し、7月の後楽園大会でREDライト級でロムイーサン・TIGER REONと対戦。ロムイーサンとは昨年11月に福島・KNOCK OUTアリーナ常葉のこけら落とし大会で対戦し、延長の末、判定で敗れており、リベンジマッチでもあったこの試合でまさかのダウンを奪われたうえでの判定負けを喫した。

 試合後には「やってもうた」と肩を落とした久井だったが、9月5日に行われた「ONE Friday Fights」でONE Championship初参戦を果たすと中国のチャン・チンタオをテクニックで完封しての判定勝ちを収め、再起を果たしている。

チュームーシーフーが9・23大会をケガで欠場。内藤凌太が緊急参戦し古木誠也と王座決定戦【KNOCK OUT】

2025.09.16 Vol.Web Original

 KNOCK OUTが9月16日に会見を開き「KNOCK OUT.57」(9月23日、東京・後楽園ホール)で行われる「KNOCK OUT-BLACKフェザー級王座決定戦」に出場予定だったチュームーシーフー(中国/郭強ファイトクラブ/CFP)がケガのため欠場することを発表した。

 代わりにシュートボクシング(SB)の内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM)が出場し古木誠也(REX GYM)と対戦。予定通り王座決定戦は開催される。

 内藤は今年4月の後楽園大会でチュームーシーフーと対戦し判定で敗れはしたものの、強打のチュームーシーフー相手に粘り強いファイトを見せ、チュームーシーフーを追い詰めていた。
 
 山口元気代表は会見で「古木誠也選手のタイトルマッチの相手、チュームーシーフー選手が拳の骨折によって欠場となった。そこでチュームーシーフー選手とギリギリの戦いを繰り広げて、ほとんど遜色のない内容だった内藤凌太選手が代打で緊急出場でタイトルマッチということになった。代役で緊急参戦してくれた内藤選手とシュートボクシング協会さんに非常に感謝している」と語った。

勝村周一朗が大家健との死闘制し、10・13高島平でSOG王者・望月成晃に挑戦へ「必ず俺があのベルトをガンプロに獲り戻します!」【ガンプロ】

2025.09.16 Vol.Web Original

 ガンバレ☆プロレスが9月15日、東京・高島平区民館で「ポンヌフの恋人2025」を開催した。“リアル・タイガーマスク”勝村周一朗が「スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界無差別級王座次期挑戦者決定戦」で大家健との死闘を制した。勝村は10月13日、高島平でSOG王者・望月成晃(ドラゴンゲート)に挑むことが確実になった。

 8・26後楽園で今成夢人が望月に敗れ、ガンプロの“至宝”SOG王座がドラゴンゲートに渡った。新王者の望月は初防衛戦の相手に勝村を指名も、大家が挑戦の名乗りを挙げ、次期挑戦者決定戦が行われることに。

 勝村は2023年12月27日、後楽園ホールで木髙イサミを破り、BASARAに流出していたSOG王座をガンプロに取り戻した。その翌日、勝村は代表の大家からCyberFightから独立する意向を告げられた。その件は2人だけの秘密となり、翌2024年1月4日、板橋グリーンホールで、勝村の保持するSOG王座に大家が挑戦。新日本プロレス・東京ドームの真裏の興行で、2人は互いの思いを戦いを通してぶつけ合い、勝村が勝利して初防衛。2人はリングで「誰も付いて来なかったら、毎大会、2人でシングルだ」と語り合ったという。2日後の1・6大阪大会で大家は全選手、スタッフに独立を報告。同年4月から新体制となったが、ほとんどの選手がガンプロ愛で残留した。

KO-D無差別級王者・平田一喜が「いつでもどこでも挑戦権」行使の彰人に薄氷の勝利で初V【DDT】

2025.09.15 Vol.Web Original

 DDTプロレスが9月15日、北海道・札幌サンプラザで「けやきMelty Love 2025」を開催した。彰人が予告通り、KO-D無差別級王者・平田一喜に対し「いつでもどこでも挑戦権」(緑)を行使するも、平田が薄氷の勝利を挙げ初防衛に成功。平田はなんとか王者として帰京できることになった。

 第4試合で前日に続き、平田vs彰人の「札幌名物試練のシングル二番勝負again・第二戦~札幌マラソン式デスマッチ」が行われた。これは2日間を通して勝敗を争うもので、試合形式は制限時間10分のうちに通常の3カウントフォール、ギブアップを奪った選手に都度1点が加算。相手を場外リングアウト(20カウント)に追い込んだ場合も1点が加算。反則行為を行った場合は2点の減点。札幌2大会での2試合の合計点で上回った選手が勝者となるルール。ただ、これだけでは平田が不利という彰人の判断により、メガネを装着し『TOKYO GO!』を流すことができれば1点、ダンスを踊り切ることができれば、さらに5点が加算される。前日を終えての得点状況は平田が0点、彰人が7点。

井上尚弥が究極のテクニックでアフマダリエフを完封。試合後には中谷潤人に「お互い頑張って、来年、東京ドームで盛り上げましょう」

2025.09.14 Vol.Web Origina

 プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)が9月14日、愛知・名古屋のIGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)を相手に防衛戦に臨んだ。井上は究極のテクニックでアフマダリエフを圧倒し、3-0の判定で勝利を収めた。

 試合後にはリングサイドで試合を観戦し、引き揚げかけていた元WBC・IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(M・T)を呼び止め、来年の東京ドームでの対戦を会場のファンにアピールした。

 井上は2023年12月にマーロン・タパレスを破り、WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパー・バンタム級の四団体の王座を統一。昨年5月にはルイス・ネリ、9月にTJドヘニ、今年1月にキム イェジュン、5月にはラモン・カルデナスを相手に防衛を重ね、今回が5度目の防衛戦。

 アフマダリエフは昨年12月にリカルド・エスピノサを破り、暫定王座を獲得。プロ戦績は14戦13勝(10KO)1敗。

 1R、オーソドックスの構えの井上とサウスポーのアフマダリエフ。井上が強烈な左ジャブ。アフマダリエフは右のパンチを伸ばすが、井上はバックステップ。井上が左ジャブ。井上が左ジャブから踏み込んで右ボディーストレート。アフマダリエフも右ジャブ。互いにジャブの刺し合い。井上は右ストレート。アフマダリエフが左右のパンチを振って前に出るが井上はバックステップ。カウンターで左フックを返す。

 2R、ともにジャブの刺し合い。井上は踏み込んで右ボディーストレート。やや動きの硬いアフマダリエフ。井上は左ジャブからワンツー。圧をかけ返すアフマダリエフ。井上はガードを固め、足を使って回る。井上は左ジャブを立て続け。互いにフェイントの掛け合い。井上はワンツー。井上は左ジャブ。

 3R、井上は左ジャブ。そしてノーモーションの右のパンチを伸ばす。井上は左ジャブからの右ストレート。アフマダリエフの右ジャブは足を使ってかわす井上。そして左ジャブ。アフマダリエフも右ジャブ。井上は足を使ってかわし、右ボディーストレート。アフマダリエフはアッパー。井上はフェイントをまじえ、右ボディーストレート。アフマダリエフが右ジャブを当てて前に出るが、井上は左ジャブで止める。井上のボディーストレートにアッパーを合わせに行くアフマダリエフ。

 4R、井上が左ジャブから右ボディーストレート。アフマダリエフは圧をかけ返しワンツー。井上は足を使って回る。井上は軽やかなステップからワンツー。アフマダリエフは動きが固い。アフマダリエフが詰めてワンツーも井上は右ストレートを返す。井上は左ジャブを立て続け。それでも圧をかけるアフマダリエフに右ストレートをカウンター。そして足を使って回る。圧をかけるアフマダリエフを交わしてパンチの井上。そしてワンツー。アフマダリエフも圧を強めパンチを出すが井上は足を使って回り、逆にパンチを当てていく。

武居由樹が天心のスパーリングパートナーも務めたメディナにまさかのTKO負けで王座陥落

2025.09.14 Vol.Web Origina

 プロボクシングのWBO世界バンタム級王者の武居由樹(大橋)が9月14日、愛知・名古屋のIGアリーナでWBO世界同級1位のクリスチャン・メディナ・ヒメネス(メキシコ)を相手に3度目の防衛戦に臨んだ。武居は1Rにダウンを奪われ劣勢となるも、2、3Rと徐々に盛り返す。しかし4Rにメディナのラッシュの前にTKO負けを喫し、王座防衛に失敗した。

 武居は昨年5月にジェイソン・モロニーを判定で破り、王座を獲得。9月には比嘉大吾を判定で、今年5月にはユッタポン・トンデイを1RTKOで破り、2度の防衛に成功している。

 メディナは元WBC世界バンタム級ユース王者で戦績は27戦23勝(16KO)4敗。

 1R、サウスポーの武居とオーソドックスのメディナ。回って右ジャブの武居に右フックを合わせに行くメディナ。武居の左ボディーにアッパーを合わせるメディナ。武居の飛び込んでの左にメディナが左を合わせる。武居の右ジャブにメディナが右フックを強振。武居はスウェーでかわす。メディナが右ストレート、武居は左フックをヒット。武居の右ジャブにパンチを合わせるメディナ。武居が踏み込んで左ボディーを放ったところでかわしたメディナがカウンターの右フックで武居がダウン。立ち上がった武居は足を使ってメディナの攻撃をかわしながらジャブを返す。

 2R、武居はガードを固めて右ジャブ。そこにパンチを合わせるメディナ。メディナの右がヒット。武居も左フックを返す。武居の左フックに右フックを返すメディナ。メディナが圧をかけて連打。武居はガード、そして足を使って回る。メディナは右ストレート。武居はワンツー。互いのパンチが交錯。メディナの左フックがヒット。武居が踏み込んで左ボディー。効かされるメディナ。

9・14札幌でのEXTREME王座戦は「迷惑配信者を止めろ!!ユニキャスデスマッチ!」 前哨戦は挑戦者イルシオンが王者To-yに反則ざんまい【DDT】

2025.09.13 Vol. Web Original

 DDTプロレスが9月12日、東京・新宿FACEで「闘うビアガーデン2025 in SHINJUKU ~延長戦~」を開催した。14日、北海道・札幌サンプラザで行われるDDT EXTREME選手権試合(王者=To-y vs 挑戦者=イルシオン)の試合形式が「迷惑配信者を止めろ!!ユニキャスデスマッチ!」に決定した。

 今大会開始前、同王座戦の公開調印式が実施され、王者の権利でTo-yが上記のルールを発表した。これは試合開始とともに各自のスマートフォンで、動画配信サイト「WRESTLE UNIVERSE」に付加されている機能「ユニバースキャス」の配信を開始。「相手選手を配信に映しながら3カウントフォールを奪う」「相手選手を配信に映しながらギブアップを奪う」「相手選手の配信を停止させる」のいずれかを行えば勝利となる。場外カウントはなしで、反則は通常のプロレスルールに準ずるもの。

 珍しく正装で登場したイルシオンは「まずは本日ご来場いただき、ありがとうございます。試合前でいささかではありますが、今まで重ねてきた迷惑行為を謝罪させていただきたいと思います」と発言。持参した書面を取り出し「今回、イルシオンこと世界のイルシオンは、EXTREMEチャンピオンであるTo-yさんに迷惑配信し、多大なるご迷惑をおかけしましたことを深く謝罪したいと思います。なぜ、私こと世界のイルシオンがTo-yさんに、あのような無礼をはたらいたかというと、ここまでマイペースなTo-yさんなら、さぞかし感度も鈍いだろうと、場当たり的な発想で。タイトルマッチを盛り上げたい思いから、僭越ながら迷惑配信をしてしまったことは紛れない事実であります。しかしながら、考えてみれば、To-yイコール・バカというのは周知の事実であり、そのイメージとリアクションから寄せては返す…。また、イルシオンのドッキリ生配信にて、To-y選手のコスチュームを盗んだ際に嗅いだ下着の臭いが強烈で、食事ものどを通らなかったのも事実であり、ご自身の臭いでほかの選手に迷惑をかける前に注意喚起をし、コスチュームを捨てることができたことは不幸中の幸いになりました。よって、はなはだ遺憾ではありますが、ここが記者会見の席ということもあり、喧嘩両成敗ということで水に流していただければ幸いという所存です。2度とこのようなことが起きないよう、固くお約束することとし、温かく見守ってくださいますようお願い申し上げまする」と謝罪文を読み上げた。

 To-yは「どう考えても謝る態度は格好だけでしょ。全然謝る気ないじゃん。しかも配信ずっと続けてるし。でもルールはこれにしちゃったら、この迷惑配信者を懲らしめて、このユニキャス界隈から追放します」と怒り心頭。

 質疑応答に移り「反省されてるから試合でも反則はしない?」と問われると、イルシオンは「ハイ」と一言。「ユニキャスの面では、イルシオン選手が配信回数も多く慣れていて有利か?」との質問が飛ぶと、To-yは「配信って、ボタン押すだけですよね。バカな僕でもできます」と真っ向否定した。

KO-D無差別級王者・平田一喜が初防衛戦の相手にヨシヒコを指名「俺たちにしかできないタイトルマッチをやりましょう」【DDT】

2025.09.13 Vol. Web Original

 DDTプロレスが9月12日、東京・新宿FACEで「闘うビアガーデン2025 in SHINJUKU ~延長戦~」を開催した。KO-D無差別級王者・平田一喜が9・28後楽園での初防衛戦の相手に“終生のライバル”ヨシヒコを指名した。

 平田は8・31後楽園で「いつでもどこでも挑戦権」を行使して、上野勇希から王座奪取。9・2上野ではHARASHIMAの挑戦アピールを断り、飯野雄貴の「いつどこ」行使を阻止。9・6横浜でも石田有輝、飯野の「いつどこ」行使をあの手この手で拒み、平田いわく「V4」を達成。今林久弥GMからは9・12新宿で挑戦者を決めるように通達を受けていた。

 この日、第2試合(彰人&高尾蒼馬&瑠希也vs佐藤大地&石田&葛西陽向)で彰人が石田を変型片エビ固めで丸め込んで「いつどこ」(緑)が彰人に移動。第5試合(納谷幸男&樋口和貞vs飯野&秋山準)で納谷がラ・マヒストラルで飯野から3カウントを奪い「いつどこ」(赤)が納谷に移動。岡谷英樹は「いつどこ」(青)を保持しており、この3選手がその行使の機会を伺う状況となった。

渡辺未詩が王者・瑞希からプリプリ王座獲り宣言「ベルトをつかんで真実の愛を自分のものにして、東京女子を世界一の夢の国にしたい!」【TJPW】

2025.09.12 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが9月11日、東京・渋谷のAbemaTowersでビッグマッチ「WRESTLE PRINCESS Ⅵ」(9月20日、東京・大田区総合体育館)に向け、3大タイトルマッチの調印式を行った。瑞希の持つプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑む渡辺未詩がベルト獲りを誓った。
 
 瑞希はイッテンヨン(1月4日)、後楽園ホールで、渡辺未詩を破り、プリンセス・オブ・プリンセス王座に返り咲き。渡辺は夏のシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」を初制覇して、瑞希に挑戦表明して王座戦が決定。イッテンヨン以来、約9カ月ぶりのリターンマッチとなる。
 
 王座奪還を目指す渡辺は「今年のイッテンヨンで瑞希さんに敗れて、そこから8カ月ほど経って、また挑戦者としてここに立つことができています。この間、やっぱり東京女子のチャンピオンとして、また東京女子を引っ張りたいっていう思いはあって。やっとトーナメントでしっかり結果を出して、ここに来ることができました。私はプリンセスなんですけど…(笑)。私がプリンセス、プリンセスってよく言ってて…。プリンセスに憧れている理由、プリンセスとしてありたい理由をあまり話したことがなかったんですけど。プリンセスって、すごく美しくて、かわいくて、キラキラしてて、物語の中心にいてという特別な存在であることはもちろん、プリンセスはとにかく優しくて強い存在だと思っています。そんなふうになりたいなという思い、もっともっとプリンセスとして輝きたいなという思いが小さい時からあります。この東京女子のベルトはプリンセス・オブ・プリンセスという名前になってます。瑞希さんは本当にプリンセスの中のプリンセスだなと心の底から思っています。こんなに優しくて、こんなに強くて、こんなに美しくて。こんなプリンセスは世界中どこを探してもいないと思っています。それぐらいプリンセスとして尊敬しているし、プロ中のプロ・プリンセスだなと思っています。プロ・プリです。でも私はプリンセスとしても、人間としてもまだまだ人生一週目みたいな。まだ人間としてもプリンセスとしても、足りないところが多すぎるなと思っています。それは去年も思っていたことで、だからこそ、もっとプリンセスとして自分を磨いて、もっと輝いて、このベルトを持って頂点に立ちたいなと思っています。プリンセスっていうのは真実の愛をずっと探している生き物なんですけど、この私、ミウデレラにとって真実の愛とは、このベルトだと思っています。このベルトをつかむことで真実の愛をしっかり自分のものにして、東京女子プロレスを世界一の夢の国にしたいなと思っているので、ベルトを獲れるように頑張ります」とベルト獲り宣言。
 
 受けて立つ王者・瑞希は「イッテンヨンで未詩からこのベルトを獲って、未詩と(タイトル戦で)戦うのは2回目です。リマッチだからこそ分かるんですけど、めちゃめちゃ恐怖です、正直。未詩の強さを一度感じているからこそ、すごく怖いなと思うんですけど。この夏、トーナメントで未詩が戦っている姿を見て、すごくワクワクしたので。未詩と戦えることがすごく楽しみでもあるなって。今年、大田区3回目なんですけど、こうやって大きなところで試合ができるのは日々の積み重ねだと思うし、応援してくださっている皆さんのおかげだと思うし…。またチャンピオンとして大田区に立てるのは、毎回最高のバトンをつないできてくれる仲間だったり、対戦相手の(辰巳)リカさんや山下(実優)、荒井(優希)ちゃんだったりしたおかげで、私はこうやって今チャンピオンとして立っていられるので。本当に一人で成し遂げられることって何一つとしてないと私は思っています。こうやって仲間がいるからこそ幸せだなって思うし、皆さんがいるからこそ頑張りたいと思うし、これからもみんなで夢と希望を届けていきたいなって思うんですけど。このベルトと私のストーリーはまだまだみんなに見ててもらいたいので、ミウデレラのストーリーは気になるけど、プロ・プリ?のストーリーもまだ見せていきたいので。負けません!」とキッパリ。
 
 渡辺のトーナメント優勝を目の当たりにした瑞希は「実力的には未詩が来るだろうなというのはヒシヒシと感じていたし、納得なんですけど。トーナメントってそれプラス、応援してくださっている方の声とか、ここで優勝したいというみんなの気持ちとかが乗ってくるので、ここで優勝した未詩は本当に心まで強いんだなというのを感じて、恐ろしく思いました」とコメント。
 
「トーナメントを優勝して、今の自分に勢いを感じているか?」と問われた渡辺は「私が去年ベルトを持っていた時、(トーナメント優勝して)挑戦してくださった水波(綾)さん、プリンセス・アニキが来た時にものすごい勢いを感じて。やっぱりベルトを持っている側、挑戦を受ける側として、すごい怖い思いをしたなっていうのがあって。私も決勝戦の前まで、もし挑戦するとしたら、それぐらい勢いをつけていけるかなと不安な点はちょっとだけあったんですけど。またリマッチだったりもするし、不安はあったんですけど、そんな不安はこのトロフィーを手にした瞬間、一切なくなるくらい私はプリンセスだなって思いました」と自信を見せた。

オーバーイーツがプリンセスタッグ王座戦に不退転の覚悟。上福「こいつと頑張ってベルト獲る」 上原「歯は失ったけど、代わりにベルトを獲る」【TJPW】

2025.09.12 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが9月11日、東京・渋谷のAbemaTowersでビッグマッチ「WRESTLE PRINCESS Ⅵ」(9月20日、東京・大田区総合体育館)に向け、3大タイトルマッチの調印式を行った。享楽共鳴(中島翔子&ハイパーミサヲ)の持つプリンセスタッグ王座に挑む、Ober Eats(オーバーイーツ=上福ゆき&上原わかな)がベルト獲りに不退転の覚悟を示した。
 
 オーバーイーツは4月18日、米ラスベガス大会で享楽共鳴に挑戦して敗れており、これが再度のチャレンジとなる。
 
 上原は「私は過去に2回ベルトには挑戦しているんですけど、2回ともベルトを獲れなくて、まだベルトを持ったことがありません。でも、今の私と上福さんなら絶対に獲れると思っています。(9・7北沢の試合で)歯は失ったかもしれないですけど、大田区では代わりにベルトを獲るので!」と気合。
 
 上福は「自分も東京女子のタッグのベルトは今まで巻いたことがなくて、何人か違うパートナーと挑戦したんだけど、幾度となく敗れてきました。このタッグのベルト自体が、私がデビューしてちょいくらいに設立されたベルトで。当時、新人だった私はこのベルトに対して、すごく東京女子の今をときめく、トレンドの象徴みたいなふうに思っていて。歴代獲ってきた人たちも見て、すごい素敵だと思っていました。自分は最近はアジアの他団体のベルトをシングルで巻く機会がちょいちょいあったんですけど、デビューしてから気持ちは“東京女子の上福ゆき”としてやってきたので。キャリアも違うし、雰囲気も違う上原ですけど、こいつと頑張って組んでベルトを獲って、東京女子の選手の一員で、こいつなんだかんだ頑張ってんなって思われたいし。なにより連れてる上原に一番なめられたくないので、しょぼい先輩と思われたくないし、たくましい後輩と思われたいので、苦手だけど頑張ります」とベルト獲りを誓った。
 
 かたや、王者組の中島は「オーバーイーツとはラスベガス以来の再戦ですね。あの頃とはまた違う、特にわかなに感じるんですけど。また一つ成長を遂げて、私たちの前に立ってくれるのかなと思ってます。上福ちゃんとは今週、またテキサスに行って、私のMLWのベルトをかけてシングルマッチでタイトルマッチがあります。このタイミングで上福ちゃんと2週連続でタイトルマッチをするというのは、何か運命みたいなものを感じるんですけど…。テキサスでのタイトルマッチが前哨戦みたいな意味合いも持ってるんじゃないかなと思ってます。私と上福ちゃんは東京女子で一番体格差がある選手同士だと思ってます。新しい発見がすごくあります。なぜなら全然身長が違うから。なので常に新しい発見をもたらしてくれる上福ゆきのプロレスは好きだし、2回も試合できるんだから、私に何かプラスになる発見を今度も得ようと思ってます。そして享楽共鳴としては、タッグベルトを持って世界征服がしたいです。そのために大田区で防衛したら、上福ゆきには1年間、私の専属英語のティーチャーとして働いてもらうし、上原わかなにはたくさん食べる方法を教えてもらいます。絶対に勝ちたいと思ってます」と必勝を期した。
 
 パートナーのミサヲは「私もここでベルトを落とすわけにはいかないと、中島さんのように思っていて。なぜなら私は享楽共鳴でベルトを最多防衛したいと思っていて。今までの防衛回数で一番多いのは、マジラビ(坂崎ユカ&瑞希)の6回だと思うんですけど。目標は100回以上なんですけども、まずはV10。10回防衛を目指したいと思っていますので、ここで落とすわけにはいかないと思っています。なぜそんなに防衛したいかと言いますと、まず今新しいタッグがいっぱい東京女子にボコボコと…。この間はまなせゆうな&凍雅も、この試合の勝ったほうに挑戦したいと言ってもらいましたけど。そういうふうに新しいタッグの楽しみ、ワクワクを全部、享楽共鳴の力に変えて吸収していきたいと思っています。だから、ここでは負けるわけにはいかないです。オーバーイーツ、今すごく勢いがあって、(上原は)この間の戦いで歯を失ってしまったけど、(代わりに)ベルトを奪い返しますって言ってましたけど、そのオーバーイーツの勢いがすごくいいなって思ってて。私的にはガツガツ来てくれるタッグが出てきてほしいから、オーバーイーツが2回も挑戦してくれるっていうのは願ったりなことなんですね。それで防衛するっていうのは、享楽共鳴的には実力と絆の証のベルトの道のりの上では、とてもなくてはならない要素になるんじゃないかなって思ってるので。さっきの一言を返すのであれば、歯を奪われてベルトを奪うと言ってましたけど、私このプロレス界に10年くらいいまして、気付いたことがあります。プロレス界では面の皮が厚い奴が勝つ。というわけで歯を奪っただけではなく、オーバーイーツの勢いごと全部奪って防衛します。享楽共鳴、その勢いあると思っております。そして面の皮の厚さナンバー1のタッグとして10回、100回いってやろうと思ってます」と力を込めた。
 
 前回の挑戦から5カ月の期間を経たが、チームとしての変化について上原は「前回がタッグを組みたての時期だったんですけど、今は米国遠征を経て、上福さんと一緒に過ごす時間もすごく増えて。日本に帰ってきてからも、上福さんとのタッグで試合をさせていただくことも増えたので、経験値も格段にあの頃よりは上がったかなって思っています」と力説。
 
 上福は「私は最近はわかなとボチボチ頑張ってきてるなって思うんですけど、個人的に東京女子からの退団者が出たりとかがあって。私はそういうことがあるとすごく燃えるといいますか。東京女子のベルトをかけて戦う東京女子のレスラーってところに、私はすごく自分の生きるアレを持っているので。アレが一番大事なんですけど、ちょっと今シークレットで。東京女子のってところに誇りとかいろんなものを持っているので。そこを個人的に反骨心でもっといいものにして頑張りたいし。相手が相手で1回防衛して、その後も防衛してて。ホントに上り調子と言いますか、うらやましいんですよ。2人ともキャリア長いし、私だって本気でベルト獲ろうと思えば、わかなじゃない人を選んだほうがたぶん獲れる可能性があると思うんですけど。でもわかなとやっていく。めっちゃ防衛しているんで、そこを反骨心で。なめられてるかもしれないと思うと、藤沢の血が騒ぐので。絶対なめられないと、これからちょっとおらついていきたいと思います」と話した。

遠藤有栖がジェイダ・ストーンとのインター王座決定戦に向け王座奪取を宣言【TJPW】

2025.09.12 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが9月11日、東京・渋谷のAbemaTowersでビッグマッチ「WRESTLE PRINCESS Ⅵ」(9月20日、東京・大田区総合体育館)に向け、3大タイトルマッチの調印式を行った。ジェイダ・ストーンとのインターナショナル・プリンセス王座決定戦に臨む遠藤有栖がベルト獲りを力強く宣言した。
 
 同王座は宮本もかが保持していたが、病気療養のため王座返上となり、遠藤とジェイダによる王座決定戦が決まった。ジェイダはまだ来日していないため、来日時に調印する予定だ。
 
 遠藤は「私はこの前のトーナメントで初めて決勝戦にいけて、全部の試合が刺激的で最高な夏になったなって思ったんですけど。やっぱり2位という結果が本当に悔しくて。私、今まで一人で頑張って一番になったりとか、目に見える勲章を手に入れたことがなくて。だからこそ二番という、2位という結果がめちゃくちゃ悔しくて。悔しいって思っていた時に、このベルトをかけて戦えるチャンスが来て。今回こそは絶対にこのチャンスをつかんで私がこのベルトを巻きます!」と力を込めた。
 
 ジェイダとはシングル初対決となるが、「クルクルクルクル回っていて、すごい身体能力が高くて。それプラス、パワーっていうのが揃っている。それでも私がその上をいきたいなと思っています」と分析。さらに「ちゃんと相手を見ること。私はすごい緊張しいで、ガチガチになる時があるんですけど、自分のリズムを崩さず、私らしく戦いたいなと思います」と語った。
 
 同王座には過去2回挑戦して敗れているが、「今年最初の大田区(3月16日)でも、このベルトをかけて戦ったんですけど。またその大田区で、このベルトをかけて戦えるというのは、強運の私が手にするしかないので、絶対にこのベルトを巻きます!」と話した。

Copyrighted Image