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【短期集中連載】〈日本で最も歴史の長いプロ格闘技・シュートボクシング40年史〉第8回 シュートボクシングの新たな魅力を存分に発揮した小さな巨人

2025.11.08 Vol.Web Original

 来る11月24日、東京・国立代々木競技場第2体育館で創立40周年記念興行「〜SHOOT BOXING 40th Anniversary〜S-cup×GZT 2025」を行うシュートボクシング。プロ格闘技団体として同じ名前では史上最長となる40年という長い歴史を振り返る。(文・布施鋼治/写真提供・一般社団法人シュートボクシング協会)

大﨑孔稀が世界王者・志朗への挑戦実現へ狙うは「KO一択。“ぬるっとしたKO”ではなく」【RISE193】

2025.11.08 Vol.Web Original

「RISE193」(11月9日、東京・後楽園ホール)の前日計量が11月8日、都内で開催され全選手が規定体重をクリアした。

 メインイベントの-55.5kg契約のSuperFight!で対戦するRISEバンタム級王者の大﨑孔稀(OISHI GYM)は55.45kg、ウィッティコーン・ソンナムタンキリ(タイ/ソンナムタンキリ)は55.20kgだった。

 大﨑は2023年12月に約6年という長期政権を築いていた鈴木真彦を破り王座獲得。以降も連勝を続け、2022年12月の植山征紀戦からの連勝を「9」に伸ばしている(1分けを挟む)。その間には大森隆之介を相手の防衛戦、前フェザー級王者の門口佳佑からのKO勝ち、タイ、中国、フランスの選手との国際戦も含まれ、盤石の強さを見せている。

 現在、大﨑が見据えるのは同級のRISE世界王者・志朗への挑戦。8月の後楽園大会ではISKAフリースタイル世界フェザー級王者のジラリー・キャルービーと対戦し、内容では圧倒したものの仕留めきれず、試合後のマイクでの志朗への挑戦は封印。今回はきっちりとKO勝ちを収めたうえで、改めて挑戦をアピールしたいところ。

 対するウィッティコーンはプロ戦績80戦60勝(10KO)17敗3分の26歳。ムエタイのテクニシャンで、前戦のキャルービー同様177cmの長身ファイター。

木村ケルベロスが「打ち合いません。とか言って打ち合いに行きますけどね」と田中佑樹を翻弄。3R戦い方を変えるカメレオンファイトも予告【RISE193】

2025.11.08 Vol.Web Original

「RISE193」(11月9日、東京・後楽園ホール)の前日計量が11月8日、都内で開催され全選手が規定体重をクリアした。

 セミファイナルのスーパーライト級戦で対戦する木村“ケルベロス”颯太(心将塾/同級7位)は64.85kg、田中佑樹(TARGET SHIBUYA/同級12位)は64.95kgだった。

 木村は6月の「RISE189」で開催された「200万総取りトーナメント GACHI!!」に出場。1回戦では山口裕人にダウンを奪った上での判定勝ちを収めたものの、決勝ではスアレック・TEPPEN GYMに判定負けを喫し、涙をのんだ。今回はそこからの再起戦となる。

 田中は「Stand up King of Rookie 2021 -63kg級」の優勝者。RISE、シュートボクシング、DEEP☆KICKなどさまざまなリングで戦い、7月の「RISE190」でTETSUに1RでKO勝ちした後に木村との対戦をアピールしていた。

井上尚弥 サウジでのアラン・ピカソとの防衛戦は「どのあたりがじゃなくて“大事”な試合。しっかりクリアする」 来年5月のビッグマッチに向けて

2025.11.07 Vol.Web Original

 プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)が出場するサウジアラビアのリヤド・シーズン「The Ring V:Night of the Samurai」(12月27日、サウジアラビア/リヤド・モハメド・アブドゥー・アリー)の記者会見が11月7日、都内で開催された。

 今大会で井上はアラン・ピカソ(メキシコ)を相手に6度目の防衛戦に臨む。

 井上は会見で「この興行にいよいよ出られるという今の心境は世界に向けてのアピールの一つにもなりますし、また来年の5月にビッグマッチを予定していますけれども、そこに向けての一つの大事な試合にもなると思いますので、気合を入れてこの興行に向かっていきたいと思っています」と語った。

 ピカソについては「前回のムロジョン戦に続き、ピカソ仕様というボクシングを見せたいと思っています。ピカソ選手の印象は非常に好戦的で、楽な戦いにはならないかなという印象を持っています」と評した。

来年5月に井上尚弥とのビッグマッチへ向け中谷潤人「5月は見据えているが12月27日に全集中」 リヤド・シーズンで20戦無敗の強豪と対戦

2025.11.07 Vol.Web Original

 プロボクシングのフライ級、スーパーフライ級、バンタム級の世界3階級制覇王者で、元WBC・IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(M.T)が11月7日、都内で行われたサウジアラビアのリヤド・シーズン「The Ring V:Night of the Samurai」(12月27日、サウジアラビア/リヤド・モハメド・アブドゥー・アリー)の記者会見に登壇した。

 中谷は同大会でセバスチャン・ヘルナンデス(メキシコ)と対戦する。中谷は9月にバンタム級の2つの世界王座を返上。今回はスーパーバンタム級に階級を上げての初戦で20戦20勝(18KO)の強豪との対戦となる。

 中谷は会見で「バンタム級で統一戦を行い、バンタム級でしっかり結果を残せたので、次はスーパーバンタム級で挑戦していきたいという気持ちがありました。体重的にもバンタム級は少しきつくなってきていましたし、パフォーマンス的にもスーパーバンタムのほうがより良い戦いができると思いました」と今回の参戦に至った経緯を語った。

【短期集中連載】〈日本で最も歴史の長いプロ格闘技・シュートボクシング40年史〉第7回 夢のマッチメークを次々と GROUND ZEROのコンセプト

2025.11.06 Vol.Web Original

 来る11月24日、東京・国立代々木競技場第2体育館で創立40周年記念興行「〜SHOOT BOXING 40th Anniversary〜S-cup×GZT 2025」を行うシュートボクシング。プロ格闘技団体として同じ名前では史上最長となる40年という長い歴史を振り返る。(文・布施鋼治/写真提供・一般社団法人シュートボクシング協会)

朝倉未来がフェザー級王者シェイドラエフに挑戦「覚悟は決まっている。ケンカしに行く」、シェイドラエフは1RKOを予告【RIZIN大晦日】

2025.11.05 Vol.Web Original

 RIZINが11月5日、都内で大晦日に開催される大会に関しての会見を行った。今年の大晦日の大会名は「RIZIN師走の超強者祭り」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で6大タイトル戦が行われる。

 フェザー級では王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)が朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)を相手に初防衛戦に臨む。

 シェイドラエフは今年5月の「RIZIN男祭り」(東京ドーム)でクレベル・コイケを1RKOで破り王座を獲得。9月の「RIZIN.51」ではビクター・コレスニックにわずか33秒でTKO勝ちを収め初防衛に成功した。

 朝倉は2023年7月に「フェザー級王座決定戦」でヴガール・ケラモフに1Rでリアネイキッドチョークで一本負けを喫し、その1年後に平本蓮を相手に再起戦に臨むも1RでKO負け。一時は引退を口にするも、今年5月の東京ドーム大会で鈴木千裕と対戦し、カットでの出血によるレフェリーストップでTKO勝ち。7月の「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」ではクレベル・コイケに判定勝ちを収め、復活を果たした。この2人の元王者を撃破した実績を引っ提げ、今回、シェイドゥラエフに挑戦する。

挑戦者・野村駿太の新時代宣言に王者サトシは「7年くらいこのベルトを守る」と半永久的防衛宣言【RIZIN大晦日】

2025.11.05 Vol.Web Original

 RIZINが11月5日、都内で大晦日に開催される大会に関しての会見を行った。今年の大晦日の大会名は「RIZIN師走の超強者祭り」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で6大タイトル戦が行われる。

 ライト級では王者ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)がDEEPライト級王者・野村駿太(アメリカントップチーム)を相手に6度目の防衛戦に臨む。

 野村は今年3月にRIZIN初参戦を果たすと、いきなり王座挑戦経験もあるルイス・グスタボと対戦。偶発的なバッティングによりグスタボが試合続行不可能となり、3R2分27秒までのテクニカル判定ではあったが、3-0の判定勝ち。7月の「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」では元Bellator世界ライト級王者のパトリッキー・ピットブルに判定勝ちと強豪相手に2連勝となり9月の「RIZIN.51」でサトシに挑戦の予定だったのだが、試合のダメージが大きく欠場。サトシは堀江圭功と防衛戦を行い、1Rでリアネイキドチョークで一本勝ちを収めている。

 サトシは2021年6月に行われた初代王者決定戦でトフィック・ムサエフを破り王座を獲得すると、ここまで矢地祐介、ジョニー・ケース、ルイス・グスタボ、ヴガール・ケラモフ、堀江を相手に防衛を果たし、RIZINライト級の絶対王者の座に君臨している。

王者・井上直樹がサバテロの顔面粉砕発言に「サバテロ選手はうるさい。アゴを打ち抜いて喋れなくしてやろうと思う」とアゴ粉砕予告【RIZIN大晦日】

2025.11.05 Vol.Web Original

 RIZINが11月5日、都内で大晦日に開催される大会に関しての会見を行った。今年の大晦日の大会名は「RIZIN師走の超強者祭り」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で6大タイトル戦が行われる。

 バンタム級では王者の井上直樹(Kill Cliff FC)がダニー・サバテロ(アメリカ/アメリカントップチーム)を相手に3度目の防衛戦に臨む。

 井上は昨年9月に行われた「バンタム級王座決定戦」でキム・スーチョルを1RでTKOで破り王座を獲得。今年3月の「 RIZIN.50」では元谷友貴と激闘を繰り広げ2-1の判定で初防衛に成功。7月の「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」では福田龍彌に3-0の判定勝ちを収め2度円の防衛に成功した。

 挑戦者のサバテロは2023年7月の「超RIZIN.2」ではマゴメド・マゴメドフに一本負けを喫するも、久々の参戦となった今年5月には太田忍にTKO勝ち、9月には佐藤将光をフルラウンドコントロールしたうえでの判定勝ち。実力者相手の2連勝で今回の挑戦にこぎつけた。

 会見を欠席したサバテロはRIZINを通じてのコメントで「RIZINファンのみんな元気か。前回の試合の後に次に日本に戻る時、俺はあの美しいベルトをかけて戦うと言っただろう。そしてどうだ。大晦日にさいたまスーパーアリーナでやっと俺のベルトをかけて試合をする。俺が生きている間ずっと夢見ていたベルトが遂に自分のものになる。その日は俺の人生最高の日になるだろう。そしてみんなにとっても特別な日になるからぜひ会場に来てほしい。ただ単純に井上直樹に勝ってベルトを獲るわけじゃあない。奴の顔面を粉砕して自分の物にするんだ。2カ月後に会おう」と井上の顔面粉砕を予告。

 井上は「やっと強いアメリカ人選手と戦うことができてワクワクしています。サバテロ選手、口うるさいんで、その口をかち割ってやろうと思います」と語った。

 また、そのレスリング力で相手を漬けるスタイルのサバテロが本領を発揮すると試合が極端な通好みの展開になる恐れがあるのだが、この点について井上は「この前の試合(佐藤戦)みたいにつまらない試合になっちゃうと思うので、早めにアゴを打ち抜いて喋れなくしてやろうと思うので、ストレートで決めてやります」とこちらはアゴ粉砕を予告した。

 今大会ではこのバンタム級のほかにフェザー級、ライト級、女子スーパーアトム級、ヘビー級、フライ級でタイトル戦が行われる。またこの日は斎藤裕(パラエストラ小岩)vs YA-MAN(TARGET SHIBUYA)の一戦も合わせて発表された。

1年5カ月ぶり参戦の斎藤裕「魂とかいろいろなものをリングの上に置いていきたい」 対戦相手のYA-MANは「介錯する」【RIZIN大晦日】

2025.11.05 Vol.Web Original

 RIZINが11月5日、都内で大晦日に開催される大会に関しての会見を行った。今年の大晦日の大会名は「RIZIN師走の超強者祭り」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)。

 会見では元RIZINフェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)が昨年7月以来の再起戦でRISEオープンフィンガーグローブマッチ -65kg級王者のYA-MAN(TARGET SHIBUYA)と対戦する。

 斎藤は2020年11月に行われた「初代王座決定戦」で朝倉未来を破り王座を獲得。翌年10月には牛久絢太郎を相手に初防衛戦に臨むもカットによる出血でドクターストップとなりTKO負けで王座から陥落。その後、朝倉、牛久に連敗。2023年4月には平本蓮に判定勝ちも同年大晦日にクレベル・コイケに格闘技キャリア初の一本負け。再起を期して臨んだ昨年7月の「超RIZIN.3」では久保優太を相手に、こちらも初のKO負けを喫し、現在2連敗。今年1月には自身が経営するラーメン屋「麺ZINさいとう」をオープンした。

 YA-MANは2023年5月に三浦孝太を相手にMMAデビュー。ここまで鈴木博昭、金原正徳に勝利、平本蓮、カルシャガ・ダウトベックに敗れ、戦績は5戦3勝(3KO)2敗。RISEでは今年3月にオープンフィンガーグローブマッチでミゲール・トリンダーデにTKO負けを喫している。

扇久保博正「僕の中で集大成。今までやってきたものを全てぶつけて最高の戦いがしたい」トーナメント決勝で元谷友貴と対戦【RIZIN大晦日】

2025.11.05 Vol.Web Original

 RIZINが11月5日、都内で大晦日に開催される大会に関しての会見を行った。今年の大晦日の大会名は「RIZIN師走の超強者祭り」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で6大タイトル戦が行われる。

 フライ級では「RIZIN WORLD GP 2025 フライ級トーナメント」の決勝で扇久保博正(THE BLACKBELT JAPAN)と元谷友貴(アメリカン・トップチーム)が対戦。この勝者がフライ級王者となる。

 トーナメントは7月の「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」からスタート。扇久保は1回戦でホセ・トーレスに判定勝ち、9月の「RIZIN.51」で行われた準決勝でアリベク・ガジャマトフに判定勝ち、元谷は1回戦でヒロヤ、準決勝で神龍誠に判定勝ちして決勝に進出した。

 会見を欠席した元谷は「僕が優勝してベルトをいただきます。フライ級グランプリの決勝、相手が扇久保選手ということで本当に楽しみです。RIZIN10周年の年末に自分を出し切って扇久保選手を超えて、僕を応援してくれる皆さんと一緒に喜びたい。ベルトを手に入れる準備はできているし、いいパフォーマンスができると思います。年末はRIZINで一緒に楽しみましょう」とRIZINを通じてコメントした。

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