SearchSearch

那須川天心が3人相手の変則マッチを戦い切り改めてボクシング転向への思いを語る【RIZIN.28】

2021.06.13 Vol.Web Original

当日発表の「X」は所英男

 総合格闘技の試合としては2003年11月の「PRIDE GRANDPRIX 2003 決勝戦」以来18年ぶり、格闘技の試合としては2006年12月のK-1以来、14年半ぶりの大会となる「RIZIN.28」が6月13日、東京・東京ドームで行われた。

 そのセミファイナルでは那須川天心(TARGET/Cygames)が3人の選手と1Rずつ対戦する変則マッチ「那須川天心vs.3人 スペシャルマッチ」に出場した。

 那須川は当初は通常の1vs1の試合を行う予定だったが対戦相手が折り合わず断念。その後「誰もやっていないことを」とこの3選手と1Rずつ戦う変則マッチを行うこととなった。

 那須川と対戦するのは大﨑孔稀(OISHI GYM)、HIROYA(TRY HARD GYM)。そして当日発表の「X」は所英男だった。

 ルールは契約体重は那須川と大﨑は62.0kgで8オンスのグローブを使用、HIROYAは75.0kgでグローブハンデで10オンスのグローブを使用する。試合は3分3Rで行い、1ラウンドごとに那須川の相手は交代。インターバルは1分以上となる。

ホベルト・サトシ・ソウザがムサエフに三角絞めで一本勝ち「お父さん、できたよ」【RIZIN.28】

2021.06.13 Vol.Web Original

「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)で行われた「ライト級タイトルマッチ」でトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)とホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)が初代王者の座をかけて対戦した。サトシが1Rに三角絞めで勝利を収め、初代王者に輝いた。

 ムサエフは2019年に行われた「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント」で優勝して以来、約1年半ぶりの参戦となる。対するサトシはRIZIN初参戦から北岡悟、廣田瑞人というライト級の実力者を撃破。ムサエフが優勝したトーナメントに出場し、1回戦でジョニー・ケースに敗れたが、その後、矢地祐介、徳留一樹を破り復活。今回のタイトルマッチにこぎつけた。

 サトシは開始からしつこくタックルを仕掛ける。切るムサエフだったが、サトシはなおも仕掛け、背中に乗りかけるが、ムサエフは許さない。ならばとサトシはすかさずグラウンドに引き込むとガードに入れ、すぐに三角絞めの体勢に。ムサエフは一度は伸びかけた左腕を戻したものの、サトシがなおも絞め上げると、ムサエフはたまらずタップした。

朝倉海が豪快なパウンド連打で渡部修斗にTKO勝ち「絶対優勝する」と宣言【RIZIN.28】

2021.06.13 Vol.Web Original

 前フェザー級王者の朝倉海(トライフォース赤坂)は渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)と対戦し、1R3分22秒、パウンドによるTKO勝利を収めた。

 試合後のリングで「絶対優勝する」とV宣言を放った。

 試合は序盤から渡部が徹底的にタックルを仕掛け、グラウンドの攻防を狙う。朝倉はそれを切って、グラウンドでコントロールして、渡部の頭部にヒザを当てていく。離れてスタンドの攻防になると渡部は組み付いて押し込み、朝倉にヒザをつかせる。

グラウンドを制した弥益がMMA初挑戦のベイノアを返り討ち【RIZIN.28】

2021.06.13 Vol.Web Original

1Rはスタンドの攻防

「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)でRISEウェルター級王者の“ブラックパンサー”ベイノア(アメリカ/極真会館)がMMAデビュー戦に臨み、前DEEPフェザー級王者の弥益ドミネーター聡志(team SOS)と対戦するも1-2の判定で敗れた。

 1Rは互いに距離を探り合う展開から、ベイノアが強烈な左インローを放っていく。弥益も左右のフックで反撃。

 弥益はいきなりシッティング。そして手を合わせグラウンドの展開をお願いするも、もちろんベイノアは付き合わず。

 スタンドに戻り、弥益がタックルにいくが、ベイノアは切ると、スタンドの攻防で右ストレートをヒットさせ弥益は尻もち。ベイノアはすかさずサッカーボールキックを狙うが、寸でのところでかわす弥益。

 弥益は組み付きに行くが、ベイノアは突き放し、弥益のローにはパンチを合わせていく。ベイノアの左右のフックで弥益は顔が赤くはれ始める。終了間際にタックルにいった弥益だが、ここでゴング。コーナーに戻る弥益の消耗が激しく、試合はベイノアのペース。

小橋マリカがインターナショナル王座獲りに猛アピール【東京女子プロレス】

2021.06.13 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが6月12日、東京・北沢タウンホールで「スプリングツアー’21~The Bullet~」を開催。同17日の東京・後楽園ホールで、乃蒼ヒカリが持つインターナショナル・プリンセス王座に挑戦する小橋マリカがベルト獲りを猛アピールした。

 この日のセミファイナルで、小橋は鈴芽とのタッグで、乃蒼、遠藤有栖組と激突。小橋がチョップ、ドロップキック連発で攻め立てれば、乃蒼もドロップキック、コブラツイストで応戦。さらに2人は激しいエルボーの打ち合いを繰り広げた。最後は小橋が遠藤からフロント・ネックロックでギブアップを奪い前哨戦を制した。

 小橋は試合後のマイクで「メッチャ挑発してくんじゃん! 楽しみになってきた。後楽園までもう1週間もないけど、小橋マリカはもっともっとギャル力に磨きをかけるから! みんなも私と一緒にギャルになって、後楽園に。みんながギャルになれるバイブスの欠片みたいなの絶対持ってるから、それを磨き上げて、後楽園に来てください」とアピールした。

山下実優&伊藤麻希が6・17後楽園でのプリンセスタッグ王座獲りに向け弾み【東京女子プロレス】

2021.06.13 Vol.Web Original

山下「タッグのベルトを絶対に獲りたい!」、伊藤「どっちも強いから、絶対大丈夫!」

 東京女子プロレスが6月12日、東京・北沢タウンホールで「スプリングツアー’21~The Bullet~」を開催。同17日の東京・後楽園ホールで、NEO美威獅鬼軍(沙希様、メイ・サン=ミッシェル)が保持するプリンセスタッグ王座に挑む山下実優、伊藤麻希の「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」が王座獲りに向け弾みをつけた。

 この日のメインイベントで角田奈穂、らく組と対戦した「121000000」は序盤、らくの独特のペースに引き込まれたものの形勢逆転。10分過ぎ、山下がらくに串刺し式のハイキック、伊藤が飛びつきDDTを決めた。これはカットされたが、伊藤が角田を逆エビ固めで絞り上げている間に、山下が孤立したらくにアティテュード・アジャストメントを決めて3カウントを奪取した。

 快勝した山下は「私はこのシングルのベルトを防衛して、シングルのチャンピオンだけど、やっぱり伊藤とタッグのベルトを絶対に獲りたい! 伊藤が大好きだから」とマイク。笑みを浮かべた伊藤は「そこまで言われると清々しいな! 伊藤も嫌いじゃないな、オマエのこと。獲れるよ、絶対に! 伊藤たちはどっちも強いから、絶対大丈夫!」と王座奪取に自信を見せた。

ミネルヴァ・アトム級王者erika♡が祥子JSKを圧倒。sasoriとドローの喜多村美紀が判定勝ちで再起【KNOCK OUT】

2021.06.13 Vol.Web Original

王座獲得後の初陣に臨んだerika♡

「KNOCK OUT-EX 2021 vol.2」(6月12日、東京・新宿FACE)でNJKFミネルヴァ・アトム級王者のerika♡(SHINE沖縄)が祥子JSK(治政館)と対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。

 erika♡は今年1月に王者・百花を破り王座獲得。この日が王座獲得後の初戦となった。KNOCK OUTには初参戦だが、昨年8月には「REBELS」に参戦し平岡琴に判定勝ちを収めている。対する祥子は昨年2月にぱんちゃん璃奈に判定負けを喫して以来のKNOCK OUT参戦となった。

 試合はアグレッシブに前に出てパンチ、ミドルを放つerika♡に祥子も応じ、序盤から激しい打ち合いを展開する2人。しかし距離が詰まり組み合いになるとerika♡が組みの強さを見せ、ボディーへヒザを打ち込んでは振り回してこかしていく。

REDスーパーフライ級王者・白幡裕星が元ボクシング日本王者・悠斗に完勝【KNOCK OUT】

2021.06.13 Vol.Web Original

今年2月に王座獲得。いきなり難敵と対戦

「KNOCK OUT-EX 2021 vol.2」(6月12日、東京・新宿FACE)のメインイベントでKNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者の白幡裕星(橋本道場)が悠斗(東京町田金子ジム)と対戦し3-0の判定勝ちを収めた。

 白幡は今年2月の「REBELS ~The FINAL~」で王者・老沼隆斗(STRUGGLE)を破り王座を獲得。今回は王者としての初陣だった。

 対戦相手の悠斗は「高橋悠斗」のリングネームでプロボクシングで活躍し、日本ライトフライ級王座も獲得した強豪。引退の経緯も昨年の新型コロナウイルスの感染拡大の影響で試合が延期になったことなどから「自分がベストな状態で試合に挑むことは不可能だと感じた」という理由で王座を返上して引退というもの。決してケガや力が衰えてというわけではなく、おまけにボクシングの前はキックボクシングでもプロデビューし、ニュージャパンキックボクシング連盟(NJKF)のフライ級の上位ランカーとして活躍した実績を持つ。白幡にとってはいきなり厄介な相手をぶつけられた格好となった。

レイ・ミステリオが王者レインズにヘル・イン・ア・セル戦での対戦を要求【WWE】

2021.06.12 Vol.Web Original

「お前をヘル・イン・ア・セルで戦いたい男として認めてやる」

 WWE「スマックダウン」(日本時間6月12日配信、フロリダ州タンパ/イングリングセンター「WWEサンダードーム」)でレイ・ミステリオが抗争中のユニバーサル王者ローマン・レインズにヘル・イン・ア・セル戦を要求した。

 先週、息子ドミニク・ミステリオがレインズに暴行された父レイは「息子が苦しんでいるのはつらい。それも家族が大切だと言う男がやったことだ。お前を呼び出して家族とは何かを教えてやる」と父として怒りを露わにしてレインズを挑発した。

中邑真輔がコービンとのキング対決を制して次週、王冠争奪戦へ【WWE】

2021.06.12 Vol.Web Original

 WWE「スマックダウン」(日本時間6月12日配信、フロリダ州タンパ/イングリングセンター「WWEサンダードーム」)で“キング・オブ・ストロングスタイル”中邑真輔(with リック・ブーグス)とキング・コービンが次週に王冠争奪戦を行うことが決定した。

 この日は2週連続で中邑とコービンが“キング対決”で激突。中邑はブーグスがギター演奏した隙にけいれん式ストンピングや延髄切り、ダイビング・ニーをコービンに叩き込んで先制。コービンもディープシックスやジャーマン・スープレックスで反撃したものの、最後は中邑が隙を付いた丸め込みでコービンから3カウントを奪取した。

フェザー級王者・斎藤が約7カ月ぶりの復帰戦。ケラモフは内戦の母国に「いい試合を見せたい」【RIZIN.28】

2021.06.12 Vol.Web Original

斎藤「いい打撃が当たれば効かせられる、倒せる」

「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)に出場する選手のオンライン個別インタビューが6月11日開催された。

 昨年、朝倉未来を破り、初代フェザー級王者となった斎藤裕(パラエストラ小岩)がヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)を相手に戴冠後の初戦に臨む。

 斎藤はケラモフについて「直線的でパワフルなイメージ。爆発力というか、フィジカルが強そうだなと思っている」とし、試合については「どういう展開になってもいいと思っているんですけど、最初から自分のリズムで、自分のタイミングでいろいろ攻撃をしかけていきたい。最初から最後まで、それをやりたいと思っています。自分のいいタイミングというか、いい打撃が当たれば効かせられる、倒せるんじゃないかと思っています」と話した。

 今回はタイトルがかからなかったが「タイトル戦になる状況になかったということかと思っています。防衛戦には、ストーリーがあったほうが面白いかなとは思っています」、試合間隔が空いたことについては「試合間隔は空いても空かなくても僕は関係ないと思っています。長く選手をやってきているので、こういう状況も初めてではない。7カ月くらいなら全く問題なく試合に入れると思います」とともにモチベーションやコンディションには特に影響はない。

 ケラモフの圧力については「向かい合ってみないと分からないが、間違いなくパワーはあると思っている。展開にもよりますが、いままでパワーのある選手とやってきた経験は生かしたい」と警戒しつつも経験でカバーできるとした。

Copyrighted Image