スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
スポーツカテゴリーの記事一覧
従兄弟をいたぶられたレインズがシェインを襲撃【5・27 WWE】
「スーパー・ショーダウン」を前に因縁深まる
WWE「ロウ」(米国現地時間5月27日、ミズーリ州カンザスシティのスプリント・センター)で権力一家“マクマホン家”のシェイン・マクマホンが「スーパー・ショーダウン」で対戦するローマン・レインズの従兄弟ランス・アノアイと対戦した。
シェインに加勢するドリュー・マッキンタイアが試合前にアノアイに暴行を加えると、シェインはダメージの大きいアノアイを一方的に攻撃し三角絞めでタップ勝ちを収めた。試合後もシェインがアノアイを痛めつけていると、これに怒ったレインズが救援に登場。
レインズはマッキンタイアとシェインにスーパーマンパンチを炸裂させると、シェイン&マッキンタイアはたまらずベックステージへ逃げ出した。
シェインとレインズが対戦する「スーパー・ショーダウン」は6月7日にサウジアラビアのキング・アブドゥッラー・スポーツシティで開催される。
キングストンを襲撃のジグラーが「スーパー・ショーダウンは俺の大会になる」【5・27 WWE】
背後から襲撃しジグザグでKO
WWE「ロウ」(米国現地時間5月27日、ミズーリ州カンザスシティのスプリント・センター)のオープニングでドルフ・ジグラーがWWE王者のコフィ・キングストンを襲撃した。
2人は「スーパー・ショーダウン」(6月7日、サウジアラビア/キング・アブドゥッラー・スポーツシティ)での対戦が決まっている。
この日、キングストンはユニバーサル王者のセス・ロリンズとともに“Mr. MITB”ブロック・レスナーと対峙したが、結局レスナーはキャッシュイン(権利行使)を発表せずに退散。肩透かしをくらったキングストンを突如現れたジグラーが背後から襲撃。ジグザグを炸裂させてキングストンを沈めると、救援に現れたエグゼビア・ウッズとも場外乱闘となったがパイプ椅子攻撃で返り討ちにした。
ジグラーは「お前は俺とのWWE王座防衛戦があることを忘れるなよ!スーパー・ショーダウンは俺の大会になるんだからな」と勝利宣言してキングストンを挑発した。
権利行使期間を初めて知ったレスナー「1年もあるのか?」【5・27 WWE】
それなら…とこの日も権利は行使せず
WWEの“Mr. MITB”ブロック・レスナーが「ロウ」(米国現地時間5月27日、ミズーリ州カンザスシティのスプリント・センター)のオープニングに登場した。
レスナーは「マネー・イン・ザ・バンク」で行われた「男子マネー・イン・ザ・バンク・ラダー戦」で王座挑戦権を獲得。これまでWWE王者のコフィ・キングストン、ユニバーサル王者のセス・ロリンズの目の前にたびたび現れるもキャッシュイン(権利行使)せずに立ち去るという行為を何度も繰り返してきた。
しかし先週、代理人のポール・ヘイマンがキャッシュイン相手の発表を予告したことから、この日はキングストンとロリンズが登場し、レスナーを呼び出した。
スピーカー仕様にカスタムしたMITBブリーフケースに“ブロック・パーティ”のTシャツを着たレスナーはリズムに乗ってリングに現れると、王者2人をからかうように挑発。
するとこのレスナーの振る舞いにうんざりしたロリンズはリングを降りて帰ってしまう。これを見たヘイマンは「キャッシュインを発表しようと思っていたが、ロリンズが帰ってしまった。責めるならロリンズだぞ」とキャッシュインを要求するキングストンを置いて2人も退散。
その後、ロウ中盤で再びレスナー&ヘイマンがロリンズと対峙すると、ロリンズは「お前は臆病者だ! 俺にキャッシュインしろ!」と挑発。
これに怒ったレスナーを見て、ヘイマンがキャッシュインすべく契約書を読み始めたのだが、レスナーは今度はいきなりヘイマンに対して「1年もあるのか?」と怒り出す。権利行使期間を初めて認識したレスナーは「1年もあるのに今決めろって? くたばれ!」とロリンズにも悪態をついてあざ笑いながらリングを後にした。
2年半ぶり再戦の浜崎「相手は成長していない」と勝利を確信【6・2 RIZIN】
現Invicta王者のジン・ユ・フレイを相手に初防衛戦
「RIZIN.16」(6月2日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)に出場するRIZIN女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加が5月27日、東京都内で公開練習を行った。
浜崎は今大会ではジン・ユ・フレイを挑戦者に迎え初防衛戦を行う。フレイとは2016年に対戦。当時Invicta FC世界アトム級チャンピオンだった浜崎にフレイが挑戦し、浜崎がカットによるTKO勝ちを収めている。その後、フレイは浜崎が王座を返上したことにより行われた王座決定戦で勝利を収め、現在、同王座に君臨。今回は約2年半ぶりの再戦となる。
普段の公開練習ではグラウンドのスパーリングを行うことが多い浜崎なのだが、この日はボクシングのミット打ちを2分間行った。
これについては所属するAACCの代表である「阿部さんが受けてくれるということだったので…」とさらりとかわしたのだが「打撃も少しずつ自信がついてきているので、打ち合えるところは打ち合いたい」と打撃の攻防になることも視野に入れてのことのよう。
難病を克服した征矢貴にカンナが「一緒に勝ちたい」とエール【6・2 RIZIN】
2年ぶりの復帰戦でDEEPで活躍中の川原波輝と対戦
「RIZIN.16」(6月2日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)に出場する征矢貴が5月24日、千葉・柏のパラエストラ柏で公開練習を行った。
征矢は難病を患い、今回が2017年の修斗での清水清隆戦以来、約2年ぶりの復帰戦で、DEEPで活躍中の川原波輝と対戦する。
征矢の病は「原因不明で内臓に炎症が起こる病気。僕は大腸に炎症が起きた。体の一部に炎症が起こると熱も出るし、1日20~30回トイレに駆け込む感じ。日常生活もままならない病気。本当に良くなってきたのは今年に入ってから」とのこと。一時期、SNSでは弱気な発言もあったのだが「体調が悪いと精神的にもよくない。弱気な言葉が出てくる時期もあったが、今は体調もバッチリ。メンタル的にも体力的にも以前より強い状態でできている」とすっかりコンディションは戻ったようで、今回も「いつもより2キロくらい契約体重が重いので減量が楽。いい練習ができている。あとはやるだけ。病気になる前よりはるかに強くなっている実感がある。かなり仕上がっている」と順調な仕上がりをアピールした。
相手が“敵前逃亡”の天心「格闘技やめちまえ!」【6・2 RIZIN】
那須川天心と白鳥大珠が公開練習
「RIZIN.16」(6月2日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)に出場する那須川天心と白鳥大珠が5月24日、千葉・新松戸のTEPPEN GYMで公開練習を行った。
那須川は当初、ISKA世界フェザー級タイトルマッチでアメッド・フェラージとの対戦が予定されていたのだが、フェラージがまさかの“敵前逃亡”。
ISKAはフェラージの王座をはく奪したうえで、代替選手と那須川の間で王座決定戦が行われることになりそうなのだが、この日の時点でまだ対戦相手は決まっていない状態。
この日の公開練習も、シャドーこそキックボクシングで行ったが、ミット打ちはボクシングのものを行った。
シャドーでは鋭いハイキックに飛びヒザ、ミット打ちでは重いオーバーハンドのパンチを打ち込むなど本人の仕上がり自体は順調のよう。
白鳥はRIZINキックボクシングルールで山口裕人と対戦。
この日はキックのシャドーとミット打ちを披露し、こちらも長い手足を生かした豪快なハイキック、鋭いパンチを打ち込み、順調な仕上がりを見せた。
浅倉カンナ RENAのMSG出場に刺激「自分も海外に出てみたい」【6・2 RIZIN】
母親と同い年の山本美憂と対戦
「RIZIN.16」(6月2日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)に出場する浅倉カンナが5月24日、千葉・柏のパラエストラ柏で公開練習を行った。
浅倉は山本美憂と対戦する。
ミット打ちではキックにボディーへのヒザ蹴りと多彩な打撃を見せ、スパーリングではスリーパーホールド、下からの三角絞めといった“極め”の動きを見せた。下からの攻撃については美憂にタックルを決められ下になった時を想定してのものか。
練習後の会見では「順調。あとはしっかり体重調整すれば完璧」と仕上がりについては申し分ないよう。
美憂は女子レスリングでの実績では遥かに上を行き、年齢は浅倉の母と同い年という、ある種のやりづらさを感じさせる選手。カード発表から時間が経ったが「もともと大きすぎる存在。自分の中で大きくしすぎたら戦いにくくなる。昔のレスリングの頃から知っている美憂さんと考えずに、練習してきた。なので今は等身大の存在」と大晦日の浜崎戦からのメンタル面での成長を感じさせた。
サッカー「コパアメリカ」の代表メンバー発表。五輪世代から18人を選出
GK川島、MF柴崎、FW岡崎もメンバー入り
日本サッカー協会が5月24日、東京都内で会見を開き、「コパアメリカブラジル2019」に出場する日本代表(サムライブルー)メンバー23人を発表した。
前日に発表された「キリンチャレンジカップ2019」で代表復帰を果たしたGK川島、MF柴崎、FW岡崎が引き続いて選出された。
また、前日に初のA代表に選出された久保、大迫、中山も引き続いて名を連ねた。
そして来年の東京五輪を見据え、五輪世代から18人を選出。そのうち13人が初選出というフレッシュな顔ぶれとなった。
今回の大会は選手の招集にあたり日本サッカー協会が拘束力がないため森保一監督は会見の冒頭「コパアメリカに参加するにあたり、派遣義務のない大会の中、Jリーグ、大学の皆さんにはシーズン中で戦力的にもダウンする中、選手を派遣していただき我々の活動に協力していただけることに感謝したい」と各クラブの協力に感謝の言葉を述べた。そして「南米の代表チームと真剣勝負をして、派遣していただいた選手たちが、現地で少しでも成長し、そしてクラブに帰った時に、派遣してよかったと思っていただけるように願いながらコパで活動していく」と続けた。
メンバー選考については「東京五輪世代の選手を今回多く選出した。私がA代表と五輪の監督を兼任しているということで、日頃からラージグループとしてこ2つのグループを見ている。その中で、キリンチャレンジカップとコパ、この2つの大会の中で、どうA代表のラージグループとしてレベルアップさせていけるか、日本全体のレベルアップに繋げていけるかを考えてこのメンバーになった。若い選手がコパに出られることによって、成長につながり、五輪にもプラスになると思っている。何度かお話ししたが、東京五輪では金メダルを取ろうと思っている。そのためにはA代表で活躍できるくらいの力を持った選手が五輪に出て戦うのでなければ目標達成は難しい。コパではA代表として戦って、1試合でも多く勝ち進むことを考えながら厳しい戦いの中で選手が成長してくれて、A代表の活動にプラスになればと思うし、今後のW杯予選、東京五輪での成果につなげていければと思っている」と語った。そして今大会のテーマとして「成長。レベルアップ」を掲げたうえで目標として「1試合でも多く戦いたい。まずはグループリーグの突破が目標」と話した。
日本はグループリーグでチリ代表、エクアドル代表、ウルグアイ代表と対戦する。
16年ぶりのシッティングバレー国際大会が開幕! 煌めきジャパン、「全員バレー」で世界に挑む
「せーの、いっぽん!」コート上に威勢の良いかけ声が響き渡る。
国内で16年ぶりの開催となるシッティングバレーの国際大会「シッティングバレー チャレンジマッチ2019」が23日、千葉ポートアリーナで開幕した。
シッティングバレーは、その名の通り、座ったままプレーするバレーボール。ルールはオリンピックの6人制バレーボールとほぼ同じだが、常に床にお尻をつけた状態でプレーするため、ネットの高さやコートの広さが変更されている。床面ギリギリのレシーブや、ジャンプしないからこそ可能なスピーディーな攻撃は、見どころのひとつだ。
16年ぶりの国際大会
現在、日本女子代表・通称「煌めきジャパン」の世界ランキングは10位。これまで海外遠征を軸に国際大会に出場してきたが、2020年を来年に控え、今年16年ぶりに日本国内での国際強化試合が実現した。
本大会では、ランキング2位の中国、6位のカナダ、11位のイタリアを招へいし、東京2020大会でシッティングバレー会場となる千葉を舞台に、計4カ国が熱戦を繰り広げる。
KUSHIDAがNXT第3戦でドリュー・グラックと対戦【WWE NXT】
NXT第2戦で遺恨勃発
WWE参戦後2連勝のKUSHIDAの次の対戦相手が「NXT」(日本時間5月23日配信)番組内で発表された。
次週のNXT(日本時間6月30日配信)でドリュー・グラックと対戦する。
グラックはKUSHIDAのNXT第2戦となったコナ・リーブス戦の途中に突如ステージに現れ、KUSHIDAのファイトを視察。KUSHIDAはこれにリズムを崩され、一時劣勢に追い込まれ、試合後にはステージのグラックをにらみつけるなど遺恨が勃発していた。
KUSHIDAは用意周到な策士グラック相手に勝利してNXT3連勝を飾ることができるのか。