錦織圭、集中力は「僕もないです!」。子供たちに世界で戦う極意をアドバイス

ジョコビッチとの試合を楽しみにしていたという錦織。次回の対戦に期待だ
錦織は現在開催中の「楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス2019」を右ひじの怪我により欠場。現在の回復状態を聞かれると、「そうですね。怪我の影響で6週間テニスができないんです。いま4週目なんですが、トレーニングは毎日しているので、順調に治っていると思います」と語った。

楽天オープン初出場となった王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に関しては、「日本でプレーできるタイミングだったので、対戦したかったですね。でも皆さんにとって世界1位のプレーを見られることはいい経験になるのではないかなと思っています。彼の強さは別格」と称賛した。

会場では訪れた子供たちから質問コーナーも。「練習のときに辛かったことは?」との問いかけには、「練習は基本的に辛いので、あんまり好きじゃない。でもやらなきゃいけないから、やってます。スポーツでもお仕事でも、辛いことも楽しむ方法を見つけて、頑張ってください」とエールを送った。
子供達からの率直な質問に、錦織タジタジ?
また、「僕は集中力がありません。どうやってつけたらいいですか?」との質問には、「僕も同じです!!」と回答。「試合中に“ケーキ食べたいな”とか、“早く帰りたいな”とか、調子が悪い時はそういう日もあります。集中力を増すには、なるべく目の前の1ポイントに集中すること。次のポイントのために、“サーブをどこ打とうかな”とか考えています。なるべく目の前のことをクリアするように意識するといいと思います」とアドバイスした。

最後は「なるべく早く戻れるように頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」とファンに呼びかけ、ステージを後にした。

(取材・文 丸山裕理)
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