国民一人ひとりが安全保障について考える意義とは?防衛省「防衛研究所」で聞いた【後編】

「広さと深さの両面を持って情勢を見ることができるのが防衛研究所の強み」という庄司潤一郎研究幹事

飯田将史(以下、飯田)「私は中国の研究者ですので、中国に関係するという観点で申し上げると、残念ながら、日本の領土保全が脅かされる事態になっています。これは今、多くの方にその現実を知っていただきたいですし、国防に関心を持っていただきたい理由のひとつです。もうひとつ中国関係でいうと、物理的な世界だけでなく、バーチャルな世界でも中国の影響力工作が強まってきています。AIを活用して非常にリアルなフェイクニュースが作られるなど、中国は情報戦や心理戦を上手く扱おうとしている節があり、一般の国民にとっても以前はなかった問題が身近に現れてきています。こうした事実があることを意識して、自己防衛の意識を持っていただくことが非常に重要です」

庄司潤一郎(以下、庄司潤)「日本は島国で農耕民族ですから、安全保障上の脅威というものをなかなか認識する環境に置かれておらず、これまでそうした意識が持ちづらかったのではないでしょうか。ここ最近、特に危機に直面しているような状況で、適切な認識を持って対応していく意識が問われていると思います」

 一般の方に伝えたい防衛研究所の魅力とは?

庄司潤「防衛研究所の特色として、第一に『多様性』があることです。さまざまな分野の専門家が一堂に会しており、相互に議論することにより、広くかつ深みのある分析が可能です。第二に『国際性』です。国際会議・研究会の開催をはじめ、世界中の研究者や実務家と意見交換できる機会に恵まれており、さらに諸外国の国防大学やトップクラスのシンクタンクとの国際交流を活発に行っています。第三にシンクタンクとして防衛行政と結びついて、国の防衛・安全保障政策に有益な分析を提供することにより、政策策定にも大きく貢献しています。そうした防衛研究所の活動は国際的にも評価が高く、米ペンシルバニア大学の『世界のシンクタンク・ランキング』では、防衛・安全保障部門で世界第9位、アジアで最高位に選出されました」

飯田「研究者としての魅力という観点で言うと、軍事・安全保障・国際関係に関心のある研究者として、防衛研究所に在籍することはセンスを磨くうえでプラスになります。自衛官の方もいれば事務官の方もいて、いろいろな方と交流する機会もあるので、民間の研究機関に在籍しているだけでは得られない現実的、軍事的なセンスを磨けることは大きな魅力です。これから安全保障を研究したい若手研究者にとって、非常に素晴らしい環境だと思います」

「日本の領土保全が脅かされている現実を多くの方に知っていただきたい」と飯田将史米欧ロシア研究室長
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