実務者や経験者が高校生に説く。アントレプレナーシップを身に着けるために必要なものは何か?

パネルディスカションに出席した林千晶氏、島岡未来子氏、一木広治氏、小宮山利恵子氏(左から)(撮影・三田春樹)

「高校生へのアントレプレナーシップ教育」をテーマに行われたパネルディスカションには引き続いて小宮山氏、林千晶氏(株式会社Q0代表取締役社長/株式会社ロフトワーク創業者・前代表取締役会長)、島岡未来子氏(早稲田大学教授/神奈川県立保健福祉大学教授)、一木広治氏(株式会社ヘッドライン社長/一般財団法人ピースコミュニケーション財団代表理事)がパネリストとして登壇。朝日透氏(早稲田大学教授)がモデレーターを務めた。

 ここでは参加者の共通認識として「ネットワークや仲間づくりの大切さ」が挙げられた。また島岡氏がエフェクチュエーションという意思決定理論を紹介し「自分が今知っている人、持っているものから始める。目標を決めてそれに向かっていろいろなものを準備するのではなく、今あるところからスタートする、という原則がある。それに従って成功する起業家はやっている。すごい目標を立てて1個ずつやっていくのではなく、今日持っているもので始める」などと語ると、朝日氏は「エフェクチュエーションに対立する考え方でコーゼーションという考え方がある。大学の教育、特に専門教育はまず論文を書けるようにならなければいけないから、どちらかというとコーゼーションに近い。ところがコーゼーションで教えていっても結局、新しい何かを作り出すときにはコーゼーションだけではダメだということでエフェクチュエーションという考え方が出てきた。だからエフェクチュエーションを教えると、特に理系の博士とかは“結局、コーゼーションの考え方をしっかりやらないと評価されないんだから、勉強したって意味がない”となる。すぐに評価を受ける立場になっているから。ところが長い目で見た時に2つの考え方が必要でコーゼーションをきちんとやりながらエフェクチュエーションという考え方を認めないと新しいものは出てこない。だから安定的な状態になったら、いろいろなことをコーゼーションみたいに地盤を固めてやるのはいいが、なにがいいか分からない時にバックキャスティングは無理」などと説明。林氏は「私も最初にコーゼーションがあって、その後にエフェクチュエーションをやればいいのかなと思っていたが、自分はどうなんだろうと思った時に、エフェクチュエーションから始まっている。だからコーゼーションを一度身につけてしまうと絶対にそれから離れられない」などと語った。

 また林氏の「中学・高校生の起業家プログラムがあって、初めて参加したが、10個くらいのアイデアを聞いて、高校生だから大したことないんじゃないかと思っていたが、すごくアイデアが多用だった。大学生よりも高校生のほうが心が自由なんだなと思った。なぜなら大学生は就職を気にしている。結構自由な気持ちでやるというのは高校生がいいんじゃないかと思った」という話には一同大きくうなずいた。

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