堀潤氏が主宰する「8bitNews」で戦闘勃発中のスーダンから退避したJVC駐在員が現地の状況を報告

スーダンで国軍と準軍事組織が衝突(写真:ロイター/アフロ)

 ジャーナリストの堀潤氏が主宰する「8bitNews」と日本国際ボランティアセンター(JVC)によるコラボ企画である「月刊JVC」の最新回が5月29日に配信された。

 今回の配信では「退避した駐在員と語るスーダン危機~邦人退避、周辺国と日本、人々の暮らしと想い~」というタイトルで4月15日から始まったスーダンでの大規模な戦闘を取り上げた。

 番組にはJVC代表理事の今井高樹氏とともに、スーダンに駐在していたJVCスーダン事務所現地代表の今中航氏とJVCスーダン現地事務所駐在員の橋口佑太氏が出演した。

 番組ではまず「日本人の退避」の問題について取り上げた。

 橋口氏はハルツームで戦闘が始まる1時間前に出張のため南スーダンに飛び立っていたことから、南スーダンから戦闘を見守っていたという。本来なら出張後にハルツームに戻る予定だったが戻ることはできず、日本には民間機で帰国した。

 今中氏は4月10日から南コルドファンのカドグリに出張に行き、その最中に戦闘が起こったためにハルツームに戻れず。2~3週間ほどカドグリにとどまり、その後、アビエイ、ワウに国連機のヘリコプターで移動し、ウガンダのカンパラまでは飛行機で移動した。日本政府がスーダンの南部に一人邦人がいると発表していたのだが、それが今中氏とのこと。

1 2 3>>>