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国際短編映画祭『SSFF & ASIA 2022』公式審査員に奈良橋陽子や樋口真嗣監督ら豪華映画人が決定

2022.05.20 Vol.web original

 国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)2022』の公式審査員が発表。注目部門の審査員に、キャスティング・ディレクターの奈良橋陽子や『シン・ウルトラマン』の樋口真嗣監督、俳優の奥田瑛二ら豪華な顔ぶれがそろった。

「オフィシャルコンペティション supported by Sony インターナショナル部門」の審査員には、人気舞台の演出や映画監督のほか、海外映画作品のキャスティングディレクターとしても活躍する奈良橋陽子、映画『スパイの妻』などの俳優・玄理、ベルリン国際映画祭正式出品作『ファイター、北からの挑戦者』の映画監督ユン・ジェホの3名が決定。

 同じくオフィシャルコンペティションの「アジア インターナショナル部門」と「ノンフィクション部門」の審査員を務めるのは、公開中の映画『シン・ウルトラマン』でも話題の映画監督・樋口真嗣、フランスを代表するショートフィルムのスペシャリスト、パスカル・フォール、『浅田家!』『37セカンズ』の俳優・渡辺真起子。

 そしてオフィシャルコンペティションの「ジャパン部門」と「スマートフォン映画作品部門 supported by Sony’s Xperia」の審査員を、俳優・映画監督の奥田瑛二、俳優、監督、プロデューサーとして国際的に活動する杉野希妃、『ミッドナイト・トラベラー』など数々の優れたドキュメンタリーを手がける映画監督ハッサン・ファジリが務める。

 今年は国際的な視点をより多岐にとりいれるべく「アジア インターナショナル部門」の審査員が「ノンフィクション部門」を、ジャパン部門の審査員が「スマートフォン映画作品部門」をあわせて審査していく。

 各受賞作品は6月20日に開催されるアワードセレモニーにて発表。オフィシャルコンペティションの3部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパン)およびノンフィクション部門の優秀賞受賞作品は、翌年のアカデミー賞短編部門ノミネート候補として推薦される。

 6月7日に行われるオープニングセレモニーには、映画祭アンバサダーのLiLiCo、MCのこがけんをはじめオフィシャルコンペティション「ジャパン部門」にノミネートされている黒木瞳、青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子やプレゼンターとして柚希礼音など、豪華映画人の出席が決定している。

「オフィシャルコンペティション supported by Sony アジア インターナショナル部門」「ノンフィクション部門」審査員・樋口真嗣、パスカル・フォール、渡辺真起子(50音順、敬称略)

 

 

「オフィシャルコンペティション supported by Sony ジャパン部門」「スマートフォン映画作品部門」審査員・奥田瑛二、杉野希妃、ハッサン・ファジリ(50音順、敬称略)

 

 

伊藤沙莉 子役時代のオーディションで落ちた理由に後悔「かわいげのない子どもだと思われた」

2022.05.19 Vol.web original

 

 配信ドラマ「あなたに聴かせたい歌があるんだ」の上映イベントが19日、都内にて行われ、主演の成田凌、共演の伊藤沙莉、藤原季節、上杉柊平、前田敦子、田中麗奈と萩原健太郎監督が登壇。物語にちなみ「今も後悔していること」を明かした。

 小説家・燃え殻が書き下ろした完全オリジナルストーリーによる新作配信ドラマ。17歳のころの、とある後悔を抱えながら大人になった27歳の男女6人の夢と葛藤を描く。

 17歳と27歳を演じた成田、伊藤、藤原、上杉、前田の5人。高校生役で意識したことはと聞かれ、成田が「無垢であろうということは意識していました。藤原くんと2人で、歌詞でしりとりとかして」と振り返ると、伊藤が「すごくリアルでした。高校時代ってこういう男の子の遊びをよく聞かされてました」と懐かしそうな顔。そんな伊藤は制服姿に「心がけたことが1つあって。年を重ねると、より乾燥するんですよ、足とか。ピチピチに見えるようにボディークリームを塗ったりしていました」と明かし笑いをさそった。

 この日は、物語にちなみ「今も思い出す、後悔していることは」という質問。

 成田は「サッカーをやっていて、試合中にゴールの目の前でスライディングしていれば点を決められた。あのときスライディングしていれば、もっと戦える人間に育っていたかも…と、よく思い出すんです。人前で初めてこの話しました」と苦笑しつつ「でもしていたら、ここにはいなかったと思う。(話して)消化できた気がします」。

横浜流星“ダークサイドに堕ちた”表情に衝撃! 最新主演作『ヴィレッジ』製作決定

2022.05.19 Vol.web original

 俳優・横浜流星が『新聞記者』の藤井道人監督とタッグを組む最新主演作『ヴィレッジ』の製作が決定。横浜が意気込みのコメントを発表した。

『新聞記者』のスターサンズ・河村光庸プロデューサーと藤井道人監督が、オリジナル脚本で挑むヒューマンサスペンス。美しい自然が広がる村で暮らす青年が、行き場を失い、ダークサイドに落ちていく姿を通して、現代社会が抱えるひずみを浮き彫りにしていく。

 主人公・片山優を演じるのは、藤井監督とは5度目のタッグとなる横浜流星。

 横浜はコメントで「藤井監督との出会いは、今から7年前の映画の打ち上げでした。その後お互い先の仕事が決まっておらず、頑張りましょうなんて話していた矢先に『青の帰り道』(2018)でご一緒することができ、その後も定期的に作品を一緒に創り、今回長編で主演を務めさせて頂きます。とても感慨深いです」と、監督との出会いを振り返りつつ「藤井監督が何度も何度も書き直しされていた、愛のある最高な脚本です。日々の辛い状況から逃げたくても逃げられない。我慢しか出来ない青年を生き、身も心も削られましたが、彼の変化を楽しみにしていただきたいです。
今まで見た事の無い作品になっていると思いますし、とても考えさせられる内容になっています」と意気込みを見せている。

『ヴィレッジ』は2023年公開予定。

伊藤健太郎「この期に及んで隠すことは何もない」映画復帰作の舞台挨拶で感無量

2022.05.17 Vol.web original

 

 映画『冬薔薇(ふゆそうび)』完成披露舞台挨拶が17日、都内にて行われ、主演・伊藤健太郎と共演の小林薫、余貴美子、阪本順治監督が登壇。本作で2年ぶりに映画出演を果たした伊藤が、映画復帰への思いを語った。

 半端な不良仲間とつるんで日々ダラダラと暮らす青年を主人公に、人間の業を切なくはかなく紡ぐ物語。阪本順治監督が伊藤をイメージして当て書きしたオリジナル脚本による意欲作。

 冒頭、伊藤は「この場に立てていることに感謝以外の何物もないです。自分がまたスクリーンに戻れるんだということがうれしいですし、あのタイミングで声をかけてくれた阪本監督に感謝しています」と挨拶。2020年の不祥事以来、約2年ぶりとなる出演映画での登壇に「味わったことのない感覚です」と目を赤くしながら深々と頭を下げた。

 そんな伊藤に、父親役・小林薫は「最初に伊藤くんの名前を見たときニタッと笑ってしまった。復帰第1作目に呼ばれたのはうれしかった。2回目からはそんなに言われないから(笑)」と茶目っ気を交え、母親役・余貴美子は「伊藤さんは、おじさん、おばさんの会話をよく聞いてくれる、とてもいい人。おかげですぐ親子になれました」。

 先輩2人からの温かい言葉に、伊藤も「こんな素敵な大、大、大先輩方と共演できたことは今後の人生の財産」と感謝。伊武雅刀、石橋蓮司ら、共演のベテラン陣たちとも意気投合したようで「その背中を見て震えました。自分も50年、60年後ああなりたい」と前を見据えた。

北川景子「子供が生まれてからアンパンマンを毎日見てる」ジャンポケと公開アフレコに挑戦

2022.05.17 Vol.web original

 

 映画『それいけ!アンパンマン ドロリンとバケ~るカーニバル』の公開アフレコイベントが17日、都内にて行われ、俳優・北川景子とお笑いトリオ・ジャングルポケットが報道陣の前でアフレコに挑戦した。

 人気シリーズ33作目となる劇場版最新作。どんなものにも変身できるオバケたちの街オバケタウンで開催されるお祭りバケールカーニバルを舞台に、変身が苦手なオバケの男の子・ドロリンと出会ったアンパンマンと仲間たちの大冒険が描かれる。

 今回、ゲスト声優としてドロリンの声を務める北川は「子供が生まれてからアンパンマンを見る機会が増えていて、毎週、いえ毎日見ています」と声優オファーに感激しつつ「男の子の役なので、どうなってしまうのか」と公開アフレコを前に緊張気味。

 オバケタウンの町長を演じるジャングルポケット斉藤慎二も「奥さんがすごく喜んでくれて。子供はまだ2歳なのでまだよく分かっていないですが、いずれ、パパはこういうお仕事をしたんだよと伝えられたら」。太田博久も「やることになったよと伝えたら“こういう大きな仕事になると、あなたは力が入りすぎてしまうことがあるから気を付けたほうがいいかもね”と下の2歳の娘が言ってくれました」と笑いを交えつつ、家族も喜んだと明かした。一方「いまだにドッキリじゃないかと思っている」と言うおたけは、役が決まって最初に伝えた相手はと聞かれ「流れで、中目黒のおでん屋の大将に最初に伝えることになり…大根をサービスしてもらいました」と明かし、笑いを誘った。

「僕らはそこから逃げられない」『流浪の月』李相日監督はいかにして広瀬すず、松坂桃李、横浜流星ら俳優陣と過酷な撮影に挑んだのか

2022.05.17 Vol.web original

 自分の価値観や人生観を揺るがされるような感覚に心がざわめきながらも、折に触れ、何度となく「もう一度見たい」と思う映画がある。そんな映画を生み出してきた日本の映画監督の一人、李相日(リ・サンイル)監督が、最新作『流浪(るろう)の月』を語る。

栗山千明、本田翼の『ハガレン』キャラ風衣装に山田涼介ら男性陣完敗

2022.05.16 Vol.web original

 

 映画『鋼の錬金術師 完結編』完成披露試写会が16日、都内にて行われ、山田涼介、本田翼、本郷奏多、渡邊圭祐、栗山千明が登壇。一同が劇中の役どころをイメージした衣装で登壇することになっていたこの日、栗山、本田の本気衣装に、男性陣が脱帽した。

 荒川弘原作による同名人気コミックの実写化、待望の続編。前作に続き、Hey! Say! JUMPの山田涼介が、主人公で“鋼の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師エドワード・エルリックを演じる。

 この日は、登壇者がそれぞれ演じたキャラクターをイメージした衣装で登場…のはずが、男性陣は一見、いつもの舞台挨拶向けのジャケット姿。それに引き換え、見事に“ウィンリィ”風のアクティブなパンツスタイルで登場した本田は「現代版ウィンリィです。すごく寄せてきたのに、男性陣はみんなけっこう普通でびっくり」。

 エレガントなドレス風衣装の栗山も「私もオリヴィエっぽさを意識しました。でも男性陣が…」と温度差に苦笑。そんな女性陣に、山田は「こんなにガチで寄せてくると思ってなくて…。もうこの質問やめてくれないかなと、男性陣は思っていると思う(笑)」。

 この日は完結作となる『最後の錬成』の10分を超えるフッテージ映像も公開され、栗山が演じるオリヴィエも登場。山田が「栗山さんがオリヴィエでいるとき怖かったですもん、まんますぎて」と言えば、本田も「軍服があんなに似合う女性見たことない」、本郷も「初めて栗山さん(のオリヴィエを)見たんですけど…かっけぇっすね!」。渡邊も「栗山さんに流し目で見られたい。舌打ちされたい」と一同から大絶賛。

 20年来の原作ファンだという栗山はフッテージ映像を見た感想を聞かれ「私、今ちょっと取り乱しております。まだ見れてなかったシーンをまさか皆さんと見れるとは…感無量です」と感激していた。

 映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』は5月20日、『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』は6月24日より公開。

山田涼介「家宝」をハガレン舞台挨拶に持参! 原作・荒川弘もキャスティングに絶賛コメント

2022.05.16 Vol.web original

 

 映画『鋼の錬金術師 完結編』完成披露試写会が16日、都内にて行われ、山田涼介、本田翼、本郷奏多、渡邊圭祐、栗山千明が登壇。山田が、原作者・荒川弘から贈られたという“家宝”をイベントで披露し、共演者たちを驚かせた。

 荒川弘原作による同名人気コミックの実写化、待望の続編。前作に続き、Hey! Say! JUMPの山田涼介が、主人公で“鋼の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師エドワード・エルリックを演じる。

 原作との出会いについて聞かれた山田は「当時、みんな周りが読んでいて僕も読んで“こんな面白い漫画があるんだ”と思った。そこから大人になって実写化という形で再会することになり、自分でいいのかなという不安もあったんですけど、僕が断ったら他の誰かがエドをやるんだと思うと悔しくて」と、原作への思い入れを語った。

 そんな山田はこの日、宝物にしているという「ハガレン」アイテムを持参。山田が「自慢なんですけど…」と言いつつ披露したのは、大切に額縁に入れられた漫画の1ページと、エドの弟アルのぬいぐるみ。山田は漫画のページについて「荒川先生が、前作(実写1作目)の場面を描きおろしてくださったんです。だからこれは原作にはないんです」と明かし、その貴重さに会場もびっくり。

 共演者から注がれる驚きと羨望のまなざしに、山田は「家宝です。宝物として、ずっと飾ってあります」と言い、下げようと近寄ってきたスタッフに「盗るつもりですか?」と警戒し、笑いをさそった。

 この日は、原作者・荒川氏からキャスト陣に熱いメッセージも寄せられた。「実写映画1作目を見てから、このキャストで続編を見たいとずっと思っていました」という荒川氏は「エド役の山田くんもますます演技の感情の幅が豊かになって、とても魅力的な主人公になっていました。(本田)翼ちゃんの泣く演技にはもらい泣きしてしまいました。本郷さんの演技もさらに板について、原作以上に悪そうで、最近朝ドラで拝見しているので、役者としてのギャップにもやられてしまいます。渡邊さんはリン役、グリード役で二面性を見られると思うと楽しみ。栗山さんがオリヴィエに決まったとき一気にテンションが上がりました」と登壇キャスト一人ひとりにコメント。「見どころだらけ、見どころしか残ってない」と実写版を絶賛した。

 原作者からの熱いメッセージに山田も「ありがたいですね。こんな言葉を頂いて。またたくさんの人に実写を通してこの作品の魅力が伝われば」と公開に向けさらなる意気込みを見せていた。

 映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』は5月20日、『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』は6月24日より公開。

「ショートフィルムの日」イベントをVR空間で開催決定! アバター参加で別所哲也、LiLiCoと質問タイムや記念撮影も予定

2022.05.16 Vol.web original

 国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)が「ショートフィルムの日」となる6月4日に、映画祭代表の別所哲也と、映画祭アンバサダーのLiLiCoによるオンライントークイベントを実施。本日5月16日から参加応募受付を開始する。

 米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭『SSFF & ASIA 2022』では、6月7日からの開幕(オンライン会場はオープン中)を前に、6月4日の「ショートフィルムの日」に、今年の映画祭テーマ「Meta Cinemaをキーワードに、今年の映画祭の見どころや、映画祭でどんなMetaが体験できるのかを紹介するオンライントークイベントを実施。

 会場は、VR空間〈「DOOR」シアターsupported by NTT〉。現在、毎日ショートフィルムが上映されているバーチャル映画館の中に特設ルームをオープン。別所哲也とLiLiCoが、そして分身ロボットのOriHime-Dが、リアルとバーチャルを融合したアバターで登場し、トークを繰り広げるほか、参加者もアバターでVR空間に入室し、別所やLiLiCoへの質問タイム、アバターでの記念写真撮影などに参加できる。まさにバーチャルでプレミアムなトークイベントとなっている。参加応募は本日より受付開始。

『SSFF & ASIA 2022』は6月7日から30日まで都内各会場にて開催。オンライン会場はオープン中。

市原隼人「父も“マッチョ”と呼ばれてた」血管浮き出る熱演に共演者・監督が脱帽

2022.05.14 Vol.web original

 

『劇場版 おいしい給食 卒業』公開記念舞台挨拶が14日、都内にて行われ、市原隼人、土村芳、佐藤大志、綾部真弥監督が登壇。共演者と監督が市原の熱演ぶりを明かした。

 1980年代のある中学校を舞台に給食マニアの教師・甘利田幸男(市原)と生徒・神野ゴウ(佐藤大志)が“どちらが給食をよりおいしく食べるか”という闘いを繰り広げる人気シリーズの劇場版第2弾。

 先日のイベント登壇時に、感極まり涙を浮かべた市原は「久しぶりに観客の皆さんとお会いできて、うれしくて涙がこらえきれなかった」と照れつつ「コロナ禍を経て、その前から思っていたことを改めて考えたんです。僕らが生きている映画やドラマや舞台は衣食住と違って無くても生きていける。だからこそ必要とされるための覚悟を持ちたい。この作品は、生まれたての赤ん坊からお年寄りまでが楽しめるキングオブポップにしたいという思いを掲げて挑みました」と、本作への思い入れを語った。

「精神的な芝居から、何億も保険をかけてアクションをする海外作品まで、いろいろな作品をやってきましたが一番ハードで過酷でした」と全身全霊で演じた甘利田先生役を振り返った市原を、監督と共演者も絶賛。

 綾部監督は「いとうまい子さんから給食のプリントをつかみ取ろうとするシーンの(市原の腕の)血管がすごいんです。実は、もっと浮き出るかなと思って市原くんに脇を閉めてもらった。“カット!いや~、いい血管だったね”と言ったら“監督、芝居も見てください”って(笑)」。

 市原のコメディー演技に、共演者が噴き出してしまうこともしばしば。監督から「一番NG多かった」と言われた土村芳は「本当にすみません!」と平謝り。すると笑わせた当の市原が「僕が悪いんです」と反省し笑いをさそう一幕も。

広瀬すず「勝手に母親のような気持ち」子役・増田光桜の言葉に松坂桃李もメロメロ

2022.05.13 Vol.web original

 

 映画『流浪の月』の初日舞台挨拶が13日、都内にて行われ、広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、内田也哉子、李相日監督が登壇。広瀬と松坂が、共演者との親子のような絆を振り返った。

 凪良ゆうによる同名小説を『フラガール』『悪人』『怒り』などの李相日監督が映画化。10歳のころに“誘拐の被害者”となった少女・更紗(広瀬すず)と、その“加害者”となった青年・文(松坂桃李)が再び出会うことで動き出す宿命を描く。

 主演映画『ツナグ』で故・樹木希林と共演し樹木を“宿命の相手”と語っていた松坂。本作では、その樹木の娘である内田也哉子が母親役であることに「これは宿命と言わずして…という特別な思いだった」と感慨深げ。

 母・樹木から「李監督はしつこいと聞いていた」という内田は「『悪人』のとき長崎の離島で撮影していて、どうしてもその日に東京に帰らないといけないというのに、監督が粘りに粘るので“いいもの撮れた!これ以上は撮れない!”と言って、共犯者を作るために松尾スズキさんの手をつかんで車に飛び乗ったと聞いて、私は笑うに笑えなくて。李監督とスタッフさんたちがどんな気持ちでその場に取り残されたのかと思うと…この場を借りてお詫びします」と頭を下げたが、李監督は「今すぐ帰りたいという気持ちで、逆にいい芝居になったんですね(笑)」と茶目っ気たっぷりに返し、笑いをさそった。

 一方、広瀬は、朝ドラ『なつぞら』で娘役を演じた子役・増田光桜のサプライズ登場に大感激。本作で2年ぶりに共演し「母親役だったので、勝手に遠い母親のような気持ち。並んでいると、涙が出そうになる」と“母”のまなざし。増田から「松坂さんの言葉が心にじわーって響いて、松坂さんってすごいなと思ったのを覚えています!」と言われた松坂も「今の言葉がじわーっと響いています」と相好を崩していた。

 映画『流浪の月』は公開中。

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