小学5年生のトモは母と2人暮らし。ある日、母が男を追って家を出たため、トモは叔父・マキオのもとへ。マキオとトランスジェンダーの恋人リンコと暮らしていた。リンコから初めて家庭のぬくもりを与えられたトモは彼らとかけがえのない絆で結ばれていくが…。
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すべての夢追い人に贈る、最高にロマンティックなミュージカル!『ラ・ラ・ランド』
アカデミー賞史上最多タイとなる、作品賞他14部門にノミネート。ゴールデン・グローブ賞では歴代最多7部門を受賞した、今年の賞レース大本命の一本。昨年、鬼コーチと若きドラマーの狂気のような情熱を描いた『セッション』で第87回アカデミー賞で3部門を受賞したデイミアン・チャゼル監督の最新作として、日本でも早くから高い注目を集めていた作品だ。
緊迫と狂気に満ちた前作から一転、本作はなんと、華やかなハリウッドを舞台に夢を追う恋人たちを描くミュージカル。しかしそこはチャゼル監督作。見る者の想像を越える、演出力は圧巻。名シーンを生み出す多彩な音楽、驚愕のカメラワークによる映像、観客をミュージカルの世界に引き込むセットや衣装…。すべてオリジナルで作られた本作の歌、音楽、ダンス、物語には、夢のようなロマンティックさと、心が締め付けられるような切なさ、夢を追う情熱が生き生きと織り込まれている。
歌やダンスを披露する役者陣も魅力的。ジャズピアニストのセブ役に『きみに読む物語』『ドライヴ』のライアン・ゴズリング。女優志望の恋人・ミア役に『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』でも高く評価されたエマ・ストーン。前作の鬼コーチ役で助演男優賞に輝いたJ・K・シモンズも出演。
賞レースの行方に注目しつつ見ておきたい作品。
編集部オススメMOVIE『トリプルX:再起動』
世間から身を隠していたエクストリーム・スポーツ界のカリスマ、ザンダー・ケイジだったが、政府の極秘エージェントとなることに。新たに招集されたチーム“トリプルX”を率いて、制御不能な軍事兵器の奪回に挑む。
福山雅治×是枝裕和監督がタッグを組む超話題作、主要キャスト発表
第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した『そして父になる』に続き、是枝裕和監督が福山雅治と再びタッグを組むことが決まった最新作『三度目の殺人』。福山演じる弁護士が圧倒的に不利な被告人を担当することになり、意外な真実を解き明かしていく様子を、オリジナル脚本で描く法廷心理サスペンス。被告人役で、役所広司が是枝組初参加となる。加えて、先日発表された主要キャストも豪華な顔ぶれ。物語の鍵を握る少女で被害者の娘に広瀬すず。『海街diary』以来、是枝作品2作品目の出演となる広瀬は「是枝監督は穏やかな印象が強いのですが、台本を読ませて頂いて、こんな事を感じているんだ、考えているんだ、と自分の知らない監督の一面をみているような印象を受けました」と再タッグについて語り「少女だからこそ見える世界を大切に、強く立っていたいです」と意気込みのコメントを寄せている。
他、斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介、松岡依都美、市川実日子、橋爪功が出演決定。3月にクランクアップ、9月に公開の予定。
米アカデミーは『ラ・ラ・ランド』で確定か
世界最大級の映画の祭典「第89回アカデミー賞授賞式」が27日(現地時間26日)、米ロサンゼルスで行われる。最も注目を集めているのは、ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンがW主演するミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』で、作品賞、監督賞、主演男優賞、同女優賞など主要部門でノミネートされている。そのほかにも作品賞、および助演男優女優賞でノミネートされている『LION/ライオン?25年目のただいま?』の行方も気になる。授賞式の模様は、WOWOWが独占生中継する。
米国に続き、日本アカデミー賞の授賞式は3月3日に行われる。
THL編集部オススメMOVIE『愚行録』
閑静な住宅街で起こった一家惨殺事件。被害者の田向浩樹は大手起業のエリート。その妻・友季恵は近所の評判もよい上品な美人。まさに理想の家族だった。未解決のまま1年が過ぎ、週刊誌記者の田中は改めて真相を探ろうと、関係者の証言を追い始める。
監督:石川慶 出演:妻夫木聡、満島ひかり他/2時間/ワーナー・ブラザース映画、オフィス北野配給/2月18日より丸の内ピカデリー他にて公開 http://gukoroku.
THL編集部オススメMOVIE『ウィーナー 懲りない男の選挙ウォーズ』
2011年。連邦下院議員だったアンソニー・ウィーナーは若くハンサムなルックス、明快なトークスキルで人気を博し民主党期待の若手として注目されていた。ところがうっかり自身の下着画像を公開してしまい…。
監督:ジョシュ・クリーグマン、エリース・スタインバーグ 出演:アンソニー・ウィーナー他/1時間36分/トランスフォーマー配給/2月18日よりシアター・イメージフォーラム他にて公開 http://www.transformer.co.jp/m/weiner/
THL編集部オススメMOVIE『一週間フレンズ。』
高校2年生の長谷祐樹は初めて会った日から引かれていた同級生・藤宮香織に「友達になってください」と声をかけるが、拒まれてしまう。実は彼女には“友達のことを1週間で忘れてしまう”という記憶障害があった。
監督:村上正典 出演:川口春奈、山崎賢人他/2時間/松竹配給/2月18日より新宿ピカデリー他にて公開 http://ichifure.jp/
本国公認!トレエン斎藤、持ちネタ「ペッ」をハリウッドアニメで披露
ハリウッドのミュージカルアニメーション『SING/シング』日本語吹き替え版完成報告会見が16日、都内にて行われ、吹き替え版キャストの内村光良、長澤まさみ、トレンディエンジェルの斎藤司らが登壇した。
閉館の危機に陥った劇場を救うため、コアラの支配人バスター・ムーンが歌のオーディションを企画。夢を叶えるため集まった個性豊かな動物たちの奮闘を描く。
バスター役の内村はハリウッド作品アフレコ初挑戦にして、歌も披露。会場で、カーリー・レイ・ジェプセンの大ヒット曲『コール・ミー・メイ・ビー』の一節を、内村と長澤が英語で歌うシーンが披露されると「僕のは素人。長澤さんは本当に上手なので、あくまで対比ということで」と大照れ。オーディションに参加するパンク女子のヤマアラシ役の長澤は「とにかく英語の発音指導が厳しかった」と苦笑いしつつも「シャウトするシーンもあるんですが、ちょうど今やっている舞台のためにボイストレーニングに通っていて本当に良かった」と笑顔を見せた。
陽気なブタの声を担当し劇中で歌も披露している斎藤は「監督からほめられて予定より早く収録が終わった。相当上手いです」と自画自賛。さらに、内村から「自分のギャグを織り込んでる」と指摘されると「アメリカのスタジオに確認を出したところ“ペッ”とは何かと問われたそうなんですが、無事採用されました」とハリウッド公認で持ちネタ披露していることを明かした。ちなみに、物語にちなみ、人生が変わった瞬間を尋ねられた斎藤は「M-1と言いたいところなんですが、23歳でハゲてきたときですね」と答え、会場を爆笑させていた。
『SING/シング』は3月17日より全国公開。
主演の木村拓哉も三池監督も負傷! 映画『無限の住人』過酷な撮影現場とは?
映画『無限の住人』の完成報告会見が15日、都内にて行われ、主演の木村拓哉をはじめ、共演の杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、そして三池崇史監督が登壇した。
同作は、コミック界のアカデミー賞といわれるアイズナー賞を受賞するなど海外でも高い評価を得ている、沙村広明のカリスマ的コミック。両親の敵討ちを誓う少女・凜の用心棒となった不死身の剣士・万次が、し烈な戦いに身を投じていく時代劇アクション。
「京都で撮った時代劇なのに海外の撮影に参加しているようだった」と、日本映画としても時代劇としても破格の作品に仕上がったことを報告した木村。「気をつけてはいたんですがとにかく過酷な現場で。自分も少し負傷してしまい、監督も骨を折ったりと…」と明かすと、三池監督が「俺のは老化現象だから(笑)」と苦笑。木村は「普通はそうなるとおとなしくしていると思うんですが、監督はストーンズのステッカーを張った松葉づえで人がごった返している現場を歩き回るんです。避けてと言うのが面倒になったのか、3日ほどすると杖にベルが付いていました」と、骨折にも負けない監督の情熱をユーモアを交えて称えた。
主人公が不死身という設定に加え、それぞれのキャラクターも型破りだった様子。残虐非道な剣士・尸良(しら)を演じた市原は「どうアプローチするか悩んで、生きたまま獲物を捕食するハイエナの映像などを毎日見ながら役作りをしました」と語り、天才的な女剣士・乙橘槇絵(おとたちばな・まきえ)を演じた戸田は「初めての本格的なアクションだったうえに、普通の時代劇がまったく参考にならなくて(笑)。でもやったことがないことが多くて楽しかったですし、木村さんにもたくさんアドバイスいただいた。どこまでできるか不安でしたが出来上がった映像を見たら、三池監督はさすがだなと思いました」と自信をのぞかせた。最大の敵・天津影久を演じた福士蒼汰は「僕の武器は刀というよりオノで、その扱いも難しくて大変だったんですが、木村さんは何種類もの武器を扱っていて、すごいなと思いました」と、過酷な現場をけん引した木村を絶賛。また「木村さんは、カメラが回っていないときも常に私の前で万次さんでいてくれた。そのおかげで私も凛になることができました」と感謝をあらわにたヒロイン・凛役の杉咲に、木村も「杉咲さん演じる凛がいて初めて自分のキャラクターが構築できた」と返し、現場で強い信頼関係を築いたことをうかがわせた。
映画『無限の住人』は4月29日より全国公開。
THL編集部オススメMOVIE『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』
何不自由ない生活ながら空虚な人生を送るエリート銀行員デイヴィス。ある日、突然の交通事故で妻を失うが涙も出ず悲しみにさえ無感覚になっている自分に気づく。義父のアドバイスが引き金となり、デイヴィスは身の回りのあらゆるものを破壊し始め…。
監督:ジャン=マルク・ヴァレ 出演:ジェイク・ギレンホール、ナオミ・ワッツ他/1時間51分/ファントム・フィルム 配給/2月18日より新宿シネマカリテ他にて公開 http://ame-hare-movie.jp/