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中村優作が「120%すべらない試合」を約束【6・2 RIZIN】

2019.05.14 Vol.Web Original

トップノイ・タイガームエタイと「日本拳法vsムエタイ」対決
「RIZIN.16」(6月2日、兵庫・神戸ワールド記念ホール)の追加対戦カードが5月13日、発表された。新たに発表されたのはMMAが4試合、キックルールの試合が2試合。

 昨年9月の「RIZIN.13」でマネル・ケイプと激闘を繰り広げた中村優作がトップノイ・タイガームエタイとMMAルールで対戦する。

 中村は昨年5月の「RIZIN.10」ではキックルールで那須川天心に挑み、TKO負け。ケイプ戦は序盤は押し気味に試合を進めたものの、最後は一本負けとRIZINでは結果こそ出ていないが、2試合とも会場を大きく沸かせた。

 中村は今年3月には修斗に参戦し、ハワイの「X-1 WORLD EVENTS」のバンタム級王者ロドニー・モンダラにKO勝ちを収め、復活ののろしをあげた。モンダラ戦の前には「RIZINでマネル・ケイプに負けているので、もう一度あそこの舞台に立って勝ちたいという気持ちもある」とも話しており、今回は汚名挽回のチャンスとなる。

 相手のトップノイはムエタイ出身。RIZINデビュー戦ではそのムエタイ仕込みの打撃で修斗のオニボウズにKO勝ちを収めたものの、9月には総合力で勝る浅倉海に判定負けを喫している。

 中村としてはMMA寄りの戦い方をすれば勝機は一気に増すのだが、RIZINを通じて「とうとうRIZINが関西にやってきましたか! これはもう関西イチおもろい試合する僕がイチバン盛り上げなあかんでしょ! 日本拳法vsムエタイ。KO必至の闘いになっちゃいますねー! まぁ勝つん僕です! 120%すべらない試合、皆さんほんまに楽しみにしててください!」とコメント。打撃戦は必至の試合となりそうだ。

修斗の2013年新人王MVPの征矢貴が2年ぶりの復帰戦
 2013年に修斗のバンタム級新人王MVPを獲得した征矢貴が約2年ぶりの復帰戦をRIZINで行うこととなった。征矢は2016年に修斗で行われたインフィニティリーグでは2位になるなど修斗バンタム級のホープだったが、2017年に清水清隆に敗れて以降、体調を崩したこともありリングを離れていた。

 対戦相手の川原波輝は現在はDEEPを主戦場とする打撃系ファイター。今年3月には敗れはしたもののストロー級タイトルマッチでチャンピオンの越智晴雄と壮絶な打撃戦を繰り広げ、会場を沸せた。征矢、川原とも一発で相手を倒せる打撃を持っているだけに、KO必至の打撃戦が見られそうだ。

 RIZINを通じ征矢は「まず始めに今回の出場に伴い、心強く背中を押してくださった修斗関係者の皆様、サステイン代表・坂本さんありがとうございます。そしてRIZINという素晴らしい舞台に呼んでいただきありがとうございます。激しい打撃戦になると思いますが、最後、川原を気絶させます」

 川原も「体重差とかもう俺に関係ない。自分が呼ばれた理由分かってる。いつも通り絶対引けへん。バッチバチのドつき合いするんで征矢選手! 生きるか死ぬかの打ち合いしようぜ! 打撃にビビって タックルで逃げんなよ!」とコメントした。

 また参戦が発表されていた朝倉海は、練習中に負傷し「眼窩底骨折」と診断されたため、ドクターストップがかかり欠場となった。

ベテランと若手が激突!車いすバスケ天皇杯3位決定戦は因縁のリベンジマッチ

2019.05.13 Vol.Web Original

 昨年のカードから1年、ベテランと若手がリベンジマッチで再び激突した。

「天皇杯 第47回日本車いすバスケットボール選手権大会」の3位決定戦が12日、武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、ワールドバスケットボールクラブ(ワールド、東海北陸ブロック)がパラ神奈川スポーツクラブ(パラ神奈川、関東ブロック)に54−45で勝利し、3位に入賞。ベテランチームが強さを発揮した。

天皇杯サッカーの組み合わせ発表。5月25日から1回戦スタート

2019.05.13 Vol.Web Original

決勝は新国立競技場の杮落し
 日本サッカー協会が5月13日、都内で会見を開き12日に都道府県代表47チームすべてが決定した「第99回全日本サッカー選手権大会」(天皇杯サッカー)の開催概要を発表した。

 1回戦は5月25、26日にスタート。2回戦は7月3、10日、3回戦は8月14日、ラウンド16(4回戦)は9月18日、準々決勝は10月23日、準決勝は12月21日。そして決勝は来年1月1日に新国立競技場で開催される。

 2回戦からはJ1とJ2の40チームが出場。計88チームのノックアウト方式で行われ、優勝チームには「AFCチャンピオンズリーグ2020」の出場権が与えられる。

 現在3回戦までの組み合わせが発表され、ラウンド16以降については8月中旬に組み合わせ抽選会が行われる予定。

 例年、大学チームやJFLのチームがJリーグのチームを破るといった番狂わせが起きるのが天皇杯のひとつの見どころとなっている。昨年大会では関西学院大学が2回戦でガンバ大阪を破り、一昨年は筑波大学がJのクラブから2勝を挙げラウンド16に駒を進めた。

 今年は高原直泰が監督兼選手としてチームを引っ張る沖縄SVが初出場。1回戦を勝てば1回戦でサンフレッチェ広島と対戦することになる。

 また新国立競技場でスポーツの大会が開催されるのはこの決勝が初めてとなる。日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「名誉なことだと思っている。天皇杯の決勝はどのチームが来ても常に満員になるということを新国立競技場でも実現し、伝説にしていきたい。そして五輪の決勝までにこういった(大人数での運営を試せる)機会はない。そういう意味では天皇杯の決勝は大きな意味を持つ」などと話した。

宮城MAXが驚異の11連覇で優勝! 車いすバスケ天皇杯決勝

2019.05.13 Vol.Web Original

 どこまで記録を伸ばすのか。「天皇杯 第47回日本車いすバスケットボール選手権大会」の決勝が12日、武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、宮城MAXが71−35で11連覇を勝ち取り、令和新時代の王者に輝いた。

復活のタイガー・ウッズが「大統領自由勲章」受章【NEWS HEADLINE】

2019.05.12 Vol.718

 男子ゴルフのマスターズ・トーナメントで14年ぶり5度目の復活優勝を果たしたタイガー・ウッズが「大統領自由勲章」を受章した。

 自由勲章は政治や外交、文化などの分野で卓越した貢献をした人物に贈られるもので、米政府が民間人に授与する勲章としては最も位が高い。プロゴルファーではこれまで故アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラウス、黒人初の米PGAツアーメンバーである故チャーリー・シフォードが受章。ウッズは4人目となる。

 トランプ大統領は授与式で「真の伝説的存在で、ゴルフの世界を変えた希代の運動選手」と称賛した。

 ウッズは「大変な栄誉。皆さんの支援でここまで来られた」と言葉を詰まらせながらスピーチした。

メインで一本勝ちの小金がZSTの再興とRIZIN参戦をアピール【5・11 ZST】

2019.05.12 Vol.Web Original

最後は腕十字固めががっちり
「ZST.65」(5月11日、東京・新宿FACE)のメインでライト級王者の小金翔が韓国のクォン・ドヒョンに2R、腕十字固めで一本勝ちを収めた。

 小金は昨年10月に平信一に挑戦し、判定勝ちを収め王座奪取。第3代王者に就いた。この日は、ここ数戦判定勝ちが続いていたことからフィニッシュすることを自らに課しての試合だったが、見事に一本を取り切った。小金の一本、KO勝ちは2017年5月に高橋弘にTKO勝ちして以来。

 ドヒョンは1Rからタックルを多用し、組みついては小金をコーナーに押し込みテイクダウンを狙う。差しの巧みなドヒョンは二本差しで小金の体を浮かせるが、小金も腰の重さを見せテイクダウンは許さない。小金も体勢を入れ替えコーナーに押し込むが、ドヒョンはまたすぐに入れ替えるなどロープ際やコーナーでのポジションの奪い合いが続く。終盤には小金が足をかけテイクダウンを奪いパウンドを落とす場面も作ったが、ドヒョンは粘って脱出する。

 2Rに入ってもドヒョンのしつこいタックルが続く。しかし小金は押し込まれながらも足を払ってテイクダウンに成功するとジワジワと自分のポジションに持ち込み、バックをキープするとパウンドの連打からスリーパーホールドを狙う。ドヒョンも動きを止めず、脱出の機会をうかがうが小金の4の字ロックががっちりと決まり抜け出せない。

 小金はスリーパーが決められないとみるや腕十字に移行。ドヒョンの必死のクラッチを切ってぐいと締め上げるとドヒョンがタップした。

令和初の車いすバスケ日本一決定戦が開幕!

2019.05.11 Vol.Web Original

 国内の車いすバスケチーム日本一を決める「天皇杯 第47回日本車いすバスケットボール選手権大会」が10日、武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕した。

 今年で47回目を迎えた今大会は、昨年から障がい者スポーツとしては初めて天皇杯を下賜され、元号が変わり初開催となった。参加チームは8チーム。前回優勝の宮城MAX(東北ブロック)、準優勝のNO EXCUSE(東京ブロック)のほか、東日本予選を勝ち抜いたパラ神奈川スポーツクラブ(関東ブロック)、千葉ホークス(関東ブロック)、埼玉ライオンズ(関東ブロック)、西日本予選の上位3チームであるワールドバスケットボールクラブ(東海北陸ブロック)、福岡breez(九州ブロック)、伊丹スーパーフェニックス(近畿ブロック)が、頂上を目指し熱戦を繰り広げる。

W杯メンバー発表の高倉監督「優勝は目指さない限り手に入れることはできない」

2019.05.10 Vol.Web Original

前回経験者は6人と大きく若返るも「年齢ではない」
 日本サッカー協会が5月10日、都内で会見を行い「女子ワールドカップ(W杯)フランス 2019」に出場するなでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー23人を発表した。

 メンバー発表は、会見に出席した高倉麻子監督が「広報にはちょっと喋ってからメンバー発表に行きましょうと言われているんですが、皆さん気になっているでしょうから先にメンバーを発表しましょう」といきなり選手を発表する“麻子スタイル”で行われた。

 発表後、高倉監督は「総勢63名、チャレンジキャンプを入れると90名ほどの選手を呼び、さまざまな可能性を探る中で、まだまだ力が足りなくても積極的に試合に使い、練習をしていく中で壁にぶつかりうまくいかないときもあった。その時に自分で考え、工夫をし努力をして、次にプレーをした時にしっかり修正してきた選手が残ってきたのかなと思う。その跳ね返りの強さはいつも注目して見ていた」などと選考に当たっての自らの物差しを説明した。そして「就任した時に代表選手に求めることを4つ挙げた。テクニックがあって賢い。スピードや持久力を含めた力がある。代表に対する思いが強い。チームのために戦える。この4つの要素をベースに選手を見て来た。その中で平均的にレベルが高い選手、プラス何か一つ強いものを持った選手、というのは選考する中で大きなキーになった」と続けた。

 今回は前回のカナダ大会を経験した選手はわずかに6人と大きくチームは若返ったが、高倉監督は「年齢ではなく、選手を試す中で、しっかり跳ね返ってきた選手を選んだ結果、若い選手が残った」と年齢は特に考慮していないことを強調した。現在18歳のFW遠藤純についても「年齢で話題になるのかもしれないが、グラウンドでのパフォーマンスを見て十分にやれると思い招集した。左利きで突破からシュートに行く形は素晴らしいものを持っている。体も大きく強さ、スピードもある。他の選手も同じだが、FWには得点とチャンスメイクに期待したい」などと話した。

東京五輪の観戦チケット抽選販売の申し込み開始

2019.05.10 Vol.718

 2020年東京五輪の観戦チケットの抽選販売の申し込みが5月9日から始まった。当初の予想通り、午前10時の開始時間からサイトへのアクセスがしにくくなり、つながったと思っても「公式チケット販売サイトへ順番にご案内しております」の文字と見積もりの待ち時間が表示されたページで延々と待たされることになった人も多かったよう。

 申し込みは9日午前10時から28日午後11時59分まで行われ、先着順で当選確率が変わるわけではないとのことなのでそれ自体は日を改めて行えば問題ない。

 ただ頭を悩ませているのが各競技の出場選手やチームがすべて決まっていないため、野球やサッカー、バレーボールなどの人気種目の日本代表チームの試合日などが分からないままチケットを購入せざるを得ないこと。もっともこれは五輪では常に付きまとう問題で、今回に限ったことではないのだが。

 またルール上、複数のチケットが当選したら一部のみを購入することは認められておらず、全額を一括で支払わなければならない。支払い後はキャンセルができず、不要となったチケットは公式転売サービスなどを利用することになるのだが、不人気競技やカードの場合、転売先が見つからないケースもありうる。その場合は自己負担となるため、申し込みをちゅうちょする人も多そうだ。

世界卓球女子ダブルス みまひな“誤審”に泣き銀メダル

2019.05.09 Vol.718

 ブダペストで行われた卓球の世界選手権で4月28日に行われた女子ダブルス決勝に進出した伊藤美誠、早田ひな組は中国の孫穎莎、王曼イク組に2−4で敗れ銀メダルとなった。

 伊藤、早田組は2017年の前回大会では銅メダルで、今回は第1シード。1967年大会の森沢幸子、広田佐枝子組以来、52年ぶりとなる日本ペアの金メダルが期待されていた。

 2人はサーブでリズムを作り、早田の力強いドライブ、コースを狙った伊藤の速攻で2ゲームを連取。その後、2ゲームを奪われ2−2となった第5ゲーム。ここも9−9と一進一退の攻防が続くなか、審判の“誤審”でリズムを崩し、このゲームを落とすと続く第6ゲームも挽回できず2−4で敗れた。

修斗30周年記念大会の大トリで扇久保が2度目の防衛

2019.05.09 Vol.718

 プロフェッショナル修斗が最初にプロ大会を行ったのが1989年5月のこと。今年はプロ化30周年にあたることから「プロフェッショナル修斗公式戦SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 30周年記念大会 Supported by ONE Championship」が5月6日に東京・後楽園ホールで昼夜興行で開催された。

 昼夜ともメインでは世界戦が組まれ、昼の第1部では世界ライト級王者の松本光史が小谷直之を4R、KOで下し2度目の防衛を果たした。序盤は小谷が左ミドルで王者を追い込む場面もあったが、最後は中村の王者の意地と責任感に屈した。自らが「修斗ファンだった」という松本は前日計量では「30周年にふさわしい試合をしたい」とコメント。勝利後のマイクでも「30年続いた団体の一番の価値は、見続けていただいた修斗ファンの皆様。そのファンの皆様に期待してもらえるような試合を続けていきます」と話すなど王者として期するものがあっての試合だったが、その職責を見事に果たした。

 夜のメイン、この日の大トリを飾ったのは「世界フライ級チャンピオンシップ」。王者・扇久保博正が清水清隆を挑戦者に迎え、2度目の防衛戦に臨んだ。

 試合は序盤、扇久保がプレッシャーをかけ清水を追い詰める展開となったが、3Rに清水が反撃。ケージ内をじりじりとした緊張感が支配する中、フィニッシュは突然訪れた。4Rに清水が放った左フックに扇久保が右フックを合わせ、両者が交錯し清水が倒れたところで扇久保がパウンドの連打。亀になった清水の動きが止まり、レフェリーが試合を止め、扇久保が2度目の防衛に成功した。

 修斗は現在、ONEと提携。世界王者は自動的にONEと契約できることになっているのだが、扇久保は試合後のマイクで「RIZINでやり残したことがある」としてRIZINにも参戦するDEEPのフライ級とバンタム級の元王者・元谷友貴との対戦をアピールした。

 今大会ではONEとの提携の副産物としてフィリピンの名門ジム「チーム・ラカイ」と修斗勢との「交流戦」が行われた。カード発表会見で修斗側の大将を務めた環太平洋バンタム級王者の岡田遼が「対抗戦だと思っている」というように実質は互いの面子を賭けた対抗戦。修斗勢は先鋒の黒澤亮平が1Rに右フック一発でKO勝ちを収めると、次鋒の箕輪ひろばはフィジカルの強い相手に苦しみながらも最後はきっちりとスリーパーホールドで一本勝ち。大将の岡田は相手の強烈な打撃に手を焼きながらもきっちりと判定勝ちを収め、修斗の底力を見せつけた。

 一方、第2部では宇野薫と斎藤裕がオランダ勢と対戦するもともに敗れ、30周年を飾ることはできなかった。

 宇野は10周年大会では佐藤ルミナとの対戦でメインを務めたレジェンド。43歳となった今も正面から格闘技に取り組む姿勢をファンも高く支持。試合では随所に“らしい”動きを見せ、そのたびに会場からは大宇野コールがあがった。ねちっこいグラウンドに手を焼き、判定負けを喫してしまったが、今できることを必死にやり切った。

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