スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
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東京オリ・パラ「プレイブック第3版」 違反者は参加資格剥奪、国外退去の可能性も…基準は今後検討
行動管理ルール、検査の具体化、制裁措置を明確化
東京2020組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)は6月15日、東京オリンピック・パラリンピックの参加選手の行動規則をまとめたプレイブック(ルールブック)の第3版を公表した。
本来は最終版を発表の予定だったが、新型コロナウイルス感染症の感染状況が変化することもあり、最終版の発表は見送られた。
今回は選手・チーム関係者に対するプレイブックが更新された。
主だった更新内容は「行動管理ルールを強化」「検査頻度・プロセスの具体化」「ルール違反に対する制裁措置を明確化」といったところ。
行動管理ルールについては「海外からの来日参加者の活動については監督者による帯同やGPS管理など、厳格な行動管理下においてのみ認められる」とした。選手村以外の、自ら手配した宿泊施設を利用する場合は「感染症対策の要件や行動管理について定める“宿泊ガイドライン”への適合を組織委により認められる必要があり、これを満たせない場合は、宿泊先の変更を求められる」とした。
新型コロナウイルス感染症の検査については、7月1日以降に入国する場合は、出発の96時間以内に検査を別々の日に2回受け、少なくともそのうちの1回は出国の72時間以内とする。6月30日までに入国する場合は出発の72時間以内の検査のみとなる。入国後は空港到着後にも検査を行う。
マッキンタイアが前哨タッグ戦で3カウントを奪った王者ラシュリーに「地獄で会おう」【WWE】
WWE「ロウ」(日本時間6月15日配信、フロリダ州タンパ/イングリングセンター「WWEサンダードーム」)でドリュー・マッキンタイアがPPV「ヘル・イン・ア・セル」のWWE王座戦を前に王者ボビー・ラシュリーから3カウントを奪取した。
メイン戦でラシュリーが観戦する中、マッキンタイアがロウタッグ王者AJスタイルズ(with オモス)とシングル戦で激突すると、試合途中にはバイキング・レイダースも現れてマッキンタイアのセコンドに付く。
マッキンタイアがバックブリーカーやスープレックスを決めれば、AJスタイルズもペレキックや牛殺しで反撃して白熱の攻防を展開。しかし場外戦でマッキンタイアが介入を狙うラシュリーをバリケードに叩きつけるとラシュリーがその仕返しでリングに乱入し試合は反則裁定となってしまう。
王者リア・リプリーとシャーロット・フレアーがPPV王座戦を前に襲撃合戦【WWE】
WWE「ロウ」(日本時間6月15日配信、フロリダ州タンパ/イングリングセンター「WWEサンダードーム」)で王者リア・リプリーと“女王”シャーロット・フレアーがPPV「ヘル・イン・ア・セル」のロウ女子王座戦を前に襲撃合戦を展開した。
シャーロットがビート・ザ・クロック戦で敗戦したニッキー・クロスと再戦すると試合途中にリアが現れてリングサイドで観戦。場外戦でシャーロットがニッキーをフォールアウェイスラムで投げ飛ばしてリアとにらみ合うと、その間に場外10カウントとなって試合はリングアウト裁定に。
試合後、再び敗れてしまったシャーロットがニッキーに暴行を加えると、リアが背後からシャーロットを捕まえてリップタイドで沈めた。
“小悪魔”アレクサ・ブリスが試合に介入したレジナルドに催眠術【WWE】
WWE「ロウ」(日本時間6月15日配信、フロリダ州タンパ/イングリングセンター「WWEサンダードーム」)で“小悪魔”アレクサ・ブリスがPPV「ヘル・イン・ア・セル」で対戦するシェイナ・ベイズラーのパートナーである“大女”ナイア・ジャックスと対戦した。
ロウ・オープニングでアレクサの前にナイアが現れると「あなたに何が起こったの? 今日は私と対戦してもらうわ」と対戦要求。これを受諾したアレクサがナイアと対戦すると強烈なキック連打からスリーパーを狙って襲い掛かった。
カリオン・クロスが5ウェイ戦でオライリーをクロスジャケットで失神KOさせ王座防衛 【WWE NXT】
WWE「NXTテイクオーバー:イン・ユア・ハウス」(日本時間6月14日配信、フロリダ州オーランド/WWEパフォーマンスセンター内「キャピトル・レスリング・センター」)で王者カリオン・クロス(with スカーレット)がアダム・コール、カイル・オライリー、ジョニー・ガルガノ、ピート・ダンの4人を相手としたNXT王座フェイタル5ウェイ戦で、オライリーを失神KOして王座防衛に成功した。
序盤、パワーに勝るクロスが次々とスープレックスで対戦相手を投げ飛ばすもガルガノとダン2人に場外セットに叩きつけられて大ダメージ。さらに中盤にはクロスがクローズライン&スープレックスの連打で圧倒するも今度はコールとオライリーの2人によるダブルパワーボムを解説席上に食らうと残りの4人が入り乱れた激戦を展開した。
終盤にはオライリーがヒールフックでコールを捕まえて追い詰めるも、クロスがコールがタップする前にオライリーをクロスジャケットで失神させてレフェリーストップ。クロスが死闘となったフェイタル5ウェイ戦を制して王座防衛に成功した。
フェザー級王者・斎藤裕が朝倉未来を破ったクレベル・コイケと防衛戦へ【RIZIN.28】
ケラモフに2-1の判定で薄氷の勝利
「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)でフェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)が王座戴冠後の初戦でヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)とスペシャルワンマッチで対戦した。
斎藤は昨年8月にRIZIN初参戦を果たし、摩嶋一整にTKO勝ちを収めると11月には朝倉未来と初代フェザー級王者の座をかけて対戦。激闘の末、3-0の判定勝ちを収め修斗の世界王者の実力を見せつけた。
ケラモフはこの日、ライト級タイトル戦に臨むトフィック・ムサエフと同門のファイター。昨年2月にRIZINに初参戦しカイル・アグォンに判定勝ちを収め、今回はそれ以来の参戦となる。
1R開始早々にケラモフが斎藤の蹴りにニータップでテイクダウンを奪う。グラウンドで上を取るケラモフだが、斎藤はロープににじり寄り立ち上がる。ともにヒザを打ち合い、スタンドに。そして2人のパンチが交錯し、組み合いからケラモフは小手投げを見舞うと、斎藤はロープの間から場外に転落。この一連の攻防の中で斎藤は右まぶたをカットし、ドクターチェックが入る。
斎藤は試合後の会見ではこのシーンについて「バッティングだったと思う」と語っている。
再開後、ケラモフは右フックからローキックを放つが、これはローブローとなり再度中断。
那須川天心と3分間渡り合った大﨑孔稀が皇治との対戦アピール【RIZIN.28】
前々日のインタビューで「皇治選手を参考に」と那須川戦に臨む
「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)で行われた那須川天心(TARGET/Cygames)が3人の選手と1Rずつ対戦する変則マッチ「那須川天心vs.3人 スペシャルマッチ」に出場した大﨑孔稀(OISHI GYM)が改めて皇治(TEAM ONE)との対戦をアピールした。
大﨑は前々日に行われたインタビューで那須川戦に臨むにあたり、昨年、那須川と対戦し3R戦った末、判定負けした皇治の名を出し「3分3R、最後まで立っていて、それで称賛の声がたくさんあった。それを参考にして、3分間倒れないで、しっかり立ち続け、打ち続けたい」と語ったうえで「将来、皇治選手と戦いたい」とも続けていた。
試合ではその言葉通り、那須川のパンチを被弾してもひるむことなくパンチを打ち返したうえで、3分間戦い切った。
試合後の会見では那須川戦については「僕は倒すつもりで勝ちにいっていたんで、判定はなかったですけど、負けたなっていう気持ち。めちゃくちゃ悔しかったです」などと試合を振り返った。
バンタム級トーナメント優勝候補の井上直樹が石渡伸太郎をサッカーボールキックでTKO。難敵下し優勝宣言【RIZIN.28】
バンタム級トーナメントの1回戦4試合を開催
総合格闘技の試合としては2003年11月の「PRIDE GRANDPRIX 2003 決勝戦」以来18年ぶり、格闘技の試合としては2006年12月のK-1以来、14年半ぶりの大会となる「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)で「RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント」の1回戦、東京ラウンドの4試合が行われた。
トーナメントで屈指の一番となった石渡伸太郎(CAVE)と井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)の一戦は井上が1R1分58秒、TKOで勝利を収めた。
1R、井上が左ローを石渡の前足に当てていく。石渡も右ロー。そして石渡がパンチを振って前に出る。井上は左ローからコーナーに詰めるが、石渡は右ストレートをカウンターでヒット。井上がぐらつくと、勝負どころとみた石渡は前に出るが、井上は右フックで迎撃。なおも右のショートを続けると石渡は一気にぐらつきダウン。井上が追撃のサッカーボールキックでとどめを刺して、KO勝ちを収めた。
クレベル・コイケが朝倉未来を失神させて一本勝ち。朝倉は試合後「引退」口にする【RIZIN.28】
2R1分51秒、三角絞め
「RIZIN.28」(6月13日、東京・東京ドーム)のメインイベントで行われたスペシャルワンマッチで朝倉未来(トライフォース赤坂)とクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)が対戦し、クレベルが2R1分51秒、三角絞めで朝倉を失神させ一本勝ちを収めた。
朝倉は昨年11月に行われたフェザー級王座決定戦で斎藤裕に敗れ、王座獲得はならず。大晦日には弥益ドミネーター聡志を相手にKO勝ちを収めすぐに再起を果たし、今回はそれに続く試合。
クレベルは元KSWフェザー級、元REBEL FCフェザー級の王者。RIZINには昨年大晦日に初参戦し、カイル・アグォンに1Rにフロントチョークを極めて一本勝ち。3月には摩嶋一整に三角絞めで2Rに一本勝ちし、フェザー級のトップクラスの実力を証明。
この2人の試合については今大会に出場するフェザー級王者の斎藤裕が「勝ったほうとやることになる」と語っており、事実上、次期挑戦者決定戦の意味合いもあるカードとなった。
那須川天心が3人相手の変則マッチを戦い切り改めてボクシング転向への思いを語る【RIZIN.28】
当日発表の「X」は所英男
総合格闘技の試合としては2003年11月の「PRIDE GRANDPRIX 2003 決勝戦」以来18年ぶり、格闘技の試合としては2006年12月のK-1以来、14年半ぶりの大会となる「RIZIN.28」が6月13日、東京・東京ドームで行われた。
そのセミファイナルでは那須川天心(TARGET/Cygames)が3人の選手と1Rずつ対戦する変則マッチ「那須川天心vs.3人 スペシャルマッチ」に出場した。
那須川は当初は通常の1vs1の試合を行う予定だったが対戦相手が折り合わず断念。その後「誰もやっていないことを」とこの3選手と1Rずつ戦う変則マッチを行うこととなった。
那須川と対戦するのは大﨑孔稀(OISHI GYM)、HIROYA(TRY HARD GYM)。そして当日発表の「X」は所英男だった。
ルールは契約体重は那須川と大﨑は62.0kgで8オンスのグローブを使用、HIROYAは75.0kgでグローブハンデで10オンスのグローブを使用する。試合は3分3Rで行い、1ラウンドごとに那須川の相手は交代。インターバルは1分以上となる。