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なでしこ4大会連続の五輪出場逃す 佐々木監督退任へ

2016.03.12 Vol.662

 サッカー女子の「リオデジャネイロオリンピック2016 アジア最終予選」が大阪で、2月29日〜3月9日の日程で行われた。日本代表のなでしこジャパンは2勝1分け2敗、勝ち点7の3位に終わり、4大会連続の五輪出場を逃した。

 なでしこは初戦のオーストラリア戦(2月29日)に1−3で完敗。前半41分に日本のパスが審判に当たり、相手への絶妙なパスとなり2点目を失うという不運もあったが、日本を研究してきたオーストラリアに試合を支配された。

 第2戦の韓国戦(2日)もゴール前の決定力に欠き1−1でドロー。第3戦の中国戦(4日)にも1−2で敗れ崖っぷちに立たされた。前半14分にはMF川村のバックパスをDF田中とGK福元の連係ミスで中国のMFジャン・ルイに奪われ先制されるという、これまでのなでしこでは考えられないミスが出るようでは勝利は難しかった。

 この段階では他力本願ながらまだ2位に入る可能性がほんのわずか残されていたのだが、第4戦のベトナム戦(7日)の試合前に中国が韓国に勝利を収め、日本の3位以下が確定してしまった。

 残り2試合は五輪予選としては消化試合となってしまった。しかし佐々木監督は先を見据えキックオフ前にスタメンを変更。3戦にフル出場していた主将の宮間、大儀見、熊谷が先発を外れ、20歳のGK山下や、途中出場で攻撃の切り札を担ってきた岩渕が初先発。岩渕が先制ゴールを決め、後半に岩渕と交代出場した22歳の横山も終了間際に2試合連続ゴールを奪うなど、6−1で今予選初勝利を挙げた。

 最終戦となった北朝鮮戦(9日)も岩渕が後半35分に宮間のクロスを頭で押し込み先制。この1点を守り切り、1−0で勝利を収め、最終戦を飾った。

 予選の結果は1位・オーストラリア(勝ち点13)、2位・中国(同11)、3位・日本(同7)、4位・韓国(同5)、5位・北朝鮮(同5)、6位・ベトナム(同0)。結果的には中国戦の敗戦が響いた格好だ。

 予選敗退が決まった7日の試合後、「指揮官として一番責任は重い」と語っていた佐々木監督は最終戦を終え「責任を取らなきゃいけない思いはある。彼女たちとサッカーをやってきて本当に楽しかったし、本当に大きな宝物をいただいた」と退任を正式に表明した。

 後任には、2014年のU−17(17歳以下)女子W杯で日本を初優勝に導いた実績を持つ高倉麻子・U−20女子日本代表監督(47)らが候補に挙がっている。

3・20「Krush.64」-55kg王者・堀尾竜司、寺戸戦は必ず名勝負になる!「僕と寺戸選手は絶対に噛み合う。この試合を見ないと後悔すると思います」

2016.03.11 Vol.662

3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[Krush-55kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者・寺戸伸近と対戦する第4代王者・堀尾竜司のインタビューを公開!

3・20「Krush.64」‐55kg王座に挑む寺戸伸近、挑戦者らしく全開で倒しに行く!「今回タイトルマッチが決まって、俺がベルトを巻かなきゃいけないんだなって思っています」

2016.03.11 Vol.662

3月20日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.64」の[Krush-55kgタイトルマッチ/3分3R・延長1R]で第4代王者・堀尾竜司と対戦する挑戦者・寺戸伸近のインタビューが届いた。

4・24「K-1」代々木大会に卜部弘嵩が連続参戦

2016.03.11 Vol.662

 3月4日に開催された「K-1 WORLD GP 2016 〜−65kg日本代表決定トーナメント〜」は金曜という平日にもかかわらず、超満員札止めの4800人の観衆を集め、大きな盛り上がりを見せた。次回大会は4月24日の「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜−60kg日本代表決定トーナメント〜」。実はもうすぐなのだ。

 大会の軸となるのは−60kg日本代表トーナメント。60kgに階級を上げ王座を目指す大雅、かつての輝きを取り戻すことができれば再浮上も可能な山本真弘など難敵は多いが、絶対の本命は前K-1−60kg王者である卜部功也であるのは間違いない。

 しかし功也にとって厄介なのは1回戦で対戦する皇治。対戦カード発表の会見では徹底的に功也を挑発。クールを売りとする功也がいつになく熱くなり、周囲をあ然とさせた。このヒートをよもやリング上まで持ち越すことはないとは思うが、万が一リング上で熱くなりすぎることがあれば番狂わせもあるかもしれない。

 スーパーファイトではゲーオ・ウィラサクレック、武尊、そして卜部弘嵩(写真)のK-1王者3人がそろい踏みする。
 武尊は「強いタイ人選手と戦いたい」という希望通り、タイ国プロムエタイ協会スーパーフライ級元王者ヨーセンチャイ・ソー.ソーピットと、ゲーオは−65kg初代王者決定トーナメントにリザーブファイトで参戦し、泰斗をKOしたイリアス・ブライドとそれぞれ対戦。

 弘嵩は8日なって参戦が決定。3月4日のヨハネス・ウルフ戦で不完全燃焼の判定負けを喫したことから連続参戦を直訴。ブラジルのハードパンチャー、パウロ・テバウと対戦する。2連敗は許されない弘嵩は発表会見では昨年の功也戦の前を思わせる怖い表情を見せた。

 トーナメントのリザーブファイトに今年1月までRISEで戦っていた郷州征宣(郷州力)が名を連ね、プレリミナリーファイトには昨年のK-1甲子園−65kg王者の篠原悠人が登場と今大会も豪華なカードが並んでいる。

3・4「K-1 -65kg日本代表決定トーナメント」山崎が“3強”破り一気に−65kgの中心に立つ

2016.03.11 Vol.662

「K-1 WORLD GP 2016 ~-65kg日本代表決定トーナメント~」(3月4日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われた日本代表決定トーナメントで山崎秀晃が優勝。6月24日に行われる「世界トーナメント」へ駒を進めた。

 山崎は2014年11月に行われた「K-1-65kg初代王者決定トーナメント」の1回戦で現王者のゲーオ・ウィラサクレックと対戦し、数字上は三者とも30-29の判定負けだったものの、額の陥没骨折と眼窩底骨折の大怪我を負わされ、長期欠場の憂き目に遭うという屈辱の敗戦を喫した。昨年6月に復帰しKrushで-63kg級王座を防衛したものの、ゲーオへのリベンジを見据え王座を返上し、-65kgへ階級を上げ、Krush-65kg王座を獲得。結果を残し、この舞台に上がってきた。

 しかし山崎がK-1から離れている間、-65kgの風景は大きく変わっていた。
 今大会のパンフレットに掲載されたマスコミの優勝予想で山崎の優勝を予想する者は一人もおらず、1回戦を突破すると予想した者も2人だけという状態。
 一夜明け会見では「周りはそういう目で見ているんだと、反骨精神が沸きましたけど、悔しかったですね」と務めて冷静に話してはいたが、はらわたが煮えくり返っていたに違いない。

 そんななか迎えたトーナメントで山崎は1回戦で左右田泰臣に2R32秒、右アッパーからの4連打でKO勝ち。
 準決勝の久保優太戦では1Rにカウンターの右フックでダウンを奪われ、パンチは久保の巧みな防御で交わされるなど苦しい展開が続いたが、3Rに入って秘密兵器ともいうべくサイドキック(掛け蹴り)を繰り出すと形勢逆転。サイドキックで2度のダウンを奪い逆転KO勝ち。3R2分57秒というギリギリの勝負をものにした。
 決勝で戦う野杁正明とは昨年8月のKrush名古屋大会で対戦し、延長の末、判定で敗れている。

 試合はがっちりガードを固めた野杁がプレッシャーをかけ前に出て、ローキックやヒザ蹴りを放つ中、山崎は足を使って距離を取ってはパンチで反撃。2Rには久保を撃破したサイドキックも交えペースを握るが、野杁も徹底したローキックとヒザ蹴りで反撃。最終3Rも一進一退の攻防が続いたが、手数と勢いで勝った山崎が2-0の判定で勝利を収め、優勝を果たした。

 左右田、久保、野杁という強豪を一夜にして破った山崎は一気に-65kgの中心に立つ存在となった。
 試合後の会見でも「トーナメントが決まったときはマジかと思ったんですけど、客観的に見て凄いですよ(笑)」と話し、一夜明け会見でも「これで胸を張って、僕が中心に立って、K-1を広めていくことができる。“-65kgは俺を見とけよ”と、背負う自覚が芽生えています」と話した。

 次の標的となるゲーオは一度敗れた木村にはきっちり実力を見せつける形でKO勝利。左右田との再戦では何もさせずに圧勝するなど絶対王者ともいえる強さを維持し続けている。果たして山崎のリベンジはなるのか…。その結果は6月24日に出る。

巨人から4人目 高木投手が野球賭博関与を告白

2016.03.10 Vol.662

 巨人は8日、東京都千代田区の読売新聞東京本社で会見し、高木京介投手(26)が野球賭博に関与していた疑いがあるとして、日本野球機構(NPB)の熊崎勝彦コミッショナーに告発すると発表した。今回の新たな賭博関与を受けて、渡辺恒雄最高顧問、白石興二郎オーナー、桃井恒和会長が引責辞任、高木投手を8日付で謹慎処分とすることを決定した。

 球団によると、週刊文春から高木投手の野球賭博への関与を示唆する取材があったことから、3月1日から調査を開始。当初は「名前を貸していただけ」と否定していたが、8日になって関与を認めたという。

 9日には東京・大手町の球団事務所で高木投手が謝罪会見を開いた。

 2015年の10月に福田聡志、笠原将生元投手らによる野球賭博が発覚してから約5カ月。「最初に福田さんの野球賭博が発覚したことで、すごくびくびくしていた」高木投手のもとに胴元との仲介役とされる男性が訪れ、「君は大丈夫だから」といって安心させたという。その後も「不安なら一度話し合いをしよう」と持ちかけ、2人は東京・新宿で落ち合って「高木京は笠原に賭博の名義貸しをしていた」ということで口裏を合わせた。高木投手は「僕はそこで安心してしまい、大丈夫だと思ってしまった」という。

 しかし賭博への関与について週刊誌の取材が入ったことから日に日に精神的に追い詰められ、今月7日に妻や両親と家族会議の末、「(球団に)本当の真実をしゃべる」と決意したという。
 仲介役とされる男性については「最初はいい人だと思ったが、今はすごく怖い、恐ろしい人だと思う」と語った。

“ミスターSB”宍戸大樹の引退試合の対戦相手が決定

2016.03.09 Vol.661

 シュートボクシング(SB)の2016年第2弾大会となる「SHOOTBOXING 2016 act.2」(4月3日、東京・後楽園ホール)で引退試合を行う“ミスターSB”宍戸大樹の対戦相手が、ジャオウェハー・シーリーラックジムに決まった。
 ジャオウェハーは昨年9月のシリーズ最終戦で宍戸の持つ「SB東洋太平洋ウェルター級」のベルトを賭けて対戦したムエタイ王者。昨年の宍戸戦の後に所属ジムをグランタイボクシングジムからシーリーラックジムへと移籍し、それ以降3連勝。先日、主戦場のMAXムエタイで新たにスーパーライト級のタイトルマッチに挑み見事KO勝利を収めている。

 前回の対戦では、宍戸はジャオウェハーの強烈な右ミドルキックに大苦戦。延長ラウンドの末の判定勝ちで王座を守った。
「不完全燃焼だった」という宍戸は今回の試合にあたり、ヒジによる攻撃を認めた旧SBルールの採用を希望。もともとヒジ打ちを得意としており、相手の額を切り裂いてのKO勝利も多かった宍戸。まさに“立ち技何でもあり”のルールで自身の集大成を飾ることができるのか…。

 今大会は「宍戸大樹引退記念チケット」(7000円)を発売。券面には宍戸オリジナルデザインが施され、ジム利用優待券や限定グッズも付いたレアなスペシャルチケットとなっている。シュートボクシング公式オンラインショップ( https://shop.shootboxing.org/products/list.php?category_id=24 )などで購入できる。

WRESTLE-1クルーザー王者の大和が王座返上 王者決定T開催

2016.03.08 Vol.661

 プロレスリング「WRESTLE-1」のクルーザーディヴィジョン王者・大和ヒロシが6日に行われた宮城大会で首を負傷し緊急入院した。
 検査の結果、椎間板ヘルニアによる頚椎損傷の可能性があり、完治まで数カ月かかる見込みという診断が下された。

 この結果を受け、大和は同王座を返上。第4代王者決定トーナメントを開催することになった。
 トーナメントには田中稔、アンディ・ウー、吉岡世起、鈴木鼓太郎の4選手が参加。3月11日の長野・伊那市民体育館大会で1回戦第1試合「田中稔vs吉岡世起」、1回戦第2試合「鈴木鼓太郎vsアンディ・ウー」を行い、勝者が3月13日の東京・後楽園ホール大会で第4代WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ王者決定戦を行う。

4月3日に東京スカイツリーで恒例の「K-1大決起集会」

2016.03.08 Vol.661

 K-1が8日会見を開き、4月3日に東京スカイツリータウン・ソラマチイーストヤード5FのJ:COM Wonder Studioで「『K-1ワールドグランプリ2016~-60kg日本代表決定トーナメント~』4.24代々木大会・大決起集会!」を開催することを発表した。

 大会前の恒例行事ともいえるイベントで、大会出場選手が登場し、ファンの前でK-1公式サポーターの関根勤、前田憲作K-1プロデューサーらと試合の見所から現在の調整具合といったさまざまなトークを繰り広げる。
 イベントは午後1時から。出場選手は後日改めて発表される。

Krushがポスターサポーターを大募集

2016.03.08 Vol.661

「Krush.65」(4月10日、東京・後楽園ホール)を開催するKrushが最新の大会ポスター画像を公開した。
 Krushでは、このポスターを店舗や人がよく集まる場所に掲示してくれる人を対象に〈Krushポスターサポーター〉として募集する。
 対象者は店舗やテナントや企業、スペースなどにポスターを掲示可能で、ポスターを掲示している写真を撮影してメールで送付が可能な人。応募者にはこの非売品ポスターが無料で進呈される。
 申し込みは公式WebShop「K-1×Krush Web Shop」の「ポスターサポーター募集フォーム」(http://shop.k-1.co.jp/)、またはKrushオフィシャルサイトの「お問い合わせフォーム」から。

4・24「K-1」に卜部弘嵩参戦! ブラジルのパウロ・テバウと対戦

2016.03.08 Vol.661

 K-1が8日会見を開き、「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」(4月24日、東京・代々木競技場第二体育館)で行われるスーパーファイト3試合とプレリミナリーファイト3試合を発表した。

 3月4日の代々木大会でヨハネス・ウルフに判定で敗れた-60kg王者の卜部弘嵩が連続参戦。ブラジルのパウロ・テバウと対戦する。テバウは通算12戦11勝1敗、7KO勝ちのハードパンチャー。「一日も早く試合がしたい」と前田憲作K-1プロデューサーに卜部が直訴し実現した。

 卜部は「情けない試合をしてしまいましたが、こうして名誉挽回の機会をいただいたことを感謝したい。気持ちを引き締め直して次の試合に臨みたい」と神妙な表情で挨拶。
 相手については「映像は見た。好戦的な倒しに来るファイター。僕もこの前の試合のように気持ちの乗っていないような試合をするのではなくて、自分らしくガンガン攻めていきたい」と話した。
 ウルフ戦の敗戦については「心構えが良くなかった。試合前に今までやってきたことをいろいろ変えてしまった。自分が持っている今までやってきたことをやらずに、いろいろ取り入れすぎた。自分が全く出ていなかった。(具体的には)食生活をかなり変えて、減量法も変えた。減量期間がすごく長かった。試合当日にいつもよりパワーが出ない感じがした。自分に合っていなかった」と振り返り「(今回は)自分の強さをしっかり出せる練習と調整をして臨みたい」と話した。

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