EXILE ÜSAが熱血指導! 教員を対象としたダンス授業を開催

EXILE ÜSA『ダンスの楽しみ方を広めていきたい!』

 ダンス&ボーカルグループEXILEのÜSAが7月26日、福岡・福岡市立鶴舞小学校・中学校で教員を対象としたダンスレッスンに特別講師として参加し、122名の教員にダンスの指導を行った。

 福岡市教育委員会が主催した今回のダンスレッスンは、文部科学省の中学校学習指導要領改訂により、平成24年度から体育においてダンスが必修科目になったのを受けて、学校教育におけるダンスの知識・指導方法について研修し,指導力の向上を図るために開催され、ÜSAが特別講師として招かれた。

 実際の教育現場において、これまでダンスと無縁だった教員も多く、生徒への指導方法や授業内容などに悩みを抱える教員もいるという。後援をする二十一世倶楽部理事の一木氏は「これまでダンスで笑顔、元気、夢を届けたいという想いの元で開催してきた子どもたちに向けた『夢の課外授業』を行っている中で、福岡市から先生向けのダンスレッスンをできないかというオファーがあり実現した」と経緯を説明。

 レッスンでは、ÜSAが考案したダンスの要素を取り入れた準備体操「EXダンス体操」からスタートし、基本ステップのランニングマンや、「Choo Choo TRINE」の振付など、ÜSA自身も実際に踊りながら熱血指導。ÜSAの指導のもと、みるみる上達していく教員たちからは次第に笑顔が溢れ「教員の方々に教えるということで少し緊張していたのですが、皆さん積極的で元気いっぱいのダンスを一生懸命やってくださって、嬉しかったです」と手応えを口にしたÜSA。

 ダンスレッスンが終わると、続いて質疑応答の時間が設けられた。「ダンスを恥ずかしがってしまう子どもたちにどう指導すればいいか」という質問に対してÜSAは「リズムに合わせて、手を叩く、歩く、ジャンプするだけでもダンスになる。その時にカウントを数えるなど声を掛けてあげて、皆でやると楽しいという気持ちを持ってもらうことが大切」と親身になってアドバイスを送った。

 また、幼稚園児でもできる振付がないか聞かれると「子たちにどうやったらダンスを楽しんでもらえるかなと考え絵本を作りました」と回答。ダンスを「ピョンピョン」「にょろにょろ」「お尻ふりふり」など、擬音化して表現し読み聞かせをしたときに、子どもたちが踊ってくれた実体験を元に「教える側も勉強になりますし、一緒に楽しみながら指導をしてみてください」とアドバイス。

 当初の定員をオーバーするほど盛況のうちに授業を終えたÜSAは「中学校でダンスが必修化となり、何か僕も力になれたらなと思い参加させて頂きました。今日は完璧に先生方がマスターしてくださったので、自信を持って子どもたちに指導してほしい」と教員たちにエールを送り、「これからも全国の先生方に楽しいダンスの踊り方を広めていきたいですし、教材になるようなものも作れたら」と今後の意気込みを語った。