いわて国体はEXILE&中学生の『Rising Sun』で閉幕

大歓声に包まれて日本のスポーツの秋

【JAPAN MOVE UP!× TEAM2020】2020年に向けて、ダンスで日本を元気に!!

「第71回国民体育大会2016希望郷いわて国体」の総合閉会式が11日、岩手県北上総合運動公園北上陸上競技場にて行われ、エンディングイベントとしてEXILEのメンバー4人と東日本大震災被災地の中学生がダンスを披露する〈中学生Rising Sun Project 夢の課外授業 SPECIAL〉を実施。総勢120余名による熱いダンスで、10日間の熱闘を締めくくった。

 本プロジェクト発足から5期目となる今年は、福島県会津若松市立湊中学校に加え、新たに岩手県大船渡市立赤崎中学校が参加。この2校の生徒120名で『Rising Sun』のダンスパフォーマンスに挑戦することになり、春から数カ月間にわたり特訓を重ねてきた。そんな生徒たちに今年、発表する場として用意されたのが国内最大の国民スポーツの祭典である国民体育大会、通称“国体”。2016年大会のいわて国体閉会式後のエンディングイベントで、EXILEのメンバーとともに踊ることが決まったのだ。

 本番前のリハーサルのため、閉会式数時間前に2校の生徒が集合。体育館を借りて練習していると、そこにEXILE USA、EXILE TETSUYA、橘ケンチ、佐藤大樹の4人が激励に登場。「今日は会場が大きいので、観客の皆さんにみんなの気持ちを届けることができるよう、体いっぱい使って踊りましょう!」というUSAをはじめメンバーから直接、熱い言葉を受け取った生徒たちの表情が、生き生きと輝きだす。

 そして迎えた本番。日本中から集まった選手たちや報道陣、そうそうたる来賓の姿を、神妙に見守っていた生徒たちだったが、閉会式が終わりいざ出番が来ると、元気よく会場へ飛び出していく。続いて登場したEXILEの4人の姿に会場から、さらなる歓声が沸き起こる。「ほとんどの生徒がダンス初心者でしたが、その熱心に取り組む姿に僕らもパワーを頂いていました。今日はその思いを日本中に届けたいです」(USA)、「ダンスの力は必ず日本を元気にできると信じて、このプロジェクトを数年やってきました。その成果を今日伝えたい」(TETSUYA)、「今日は中学生のみなさんの成長をこの目で確かめたい」(ケンチ)、「東北のみなさんに負けないよう僕も全力で踊ります!」(大樹)と4人が意気込みを語った。続いて生徒代表として赤崎中学校の千葉宗幸くんが「皆さんの支援を得て僕らは仮設校舎で授業を受けることができています。その感謝の気持ちを込めて僕らが元気でいることをダンスを通して伝えたいです」とあいさつ。湊中学校3年の関根のどかさんが「みんな、頑張ろう!」と拳を突き上げ、ダンスがスタート。テンポ良いリズムに合わせ、生徒たちは思いきり体を動かしながら、躍動感あふれるダンスを披露。EXILEの4人と120名の中学生が一つになって、復興支援の思いから生まれた『Rising Sun』を踊りきった。

 大会に出場する選手だけでなく、今回参加した被災地の中学生、観客、そしてアーティストが、スポーツを通して日本中を元気にしたいという思いでつながったイベントとなった。

国体に出場した岩手県の選手たちも、中学生のダンスに拍手を送った
【写真右から】今年の参加校・福島県会津若松市立湊中学校の2年生・小坂隼人くん、3年生・関根のどかさん、岩手県大船渡市立赤崎中学校3年生の千葉宗幸くん、3年生・磯谷先良さん

今年で5期目!〈中学生Rising Sun Project 夢の課外授業 SPECIAL〉

 東日本大震災復興支援・交流事業の一環として2012年にスタートした〈中学生Rising Sun Project 夢の課外授業 SPECIAL〉は復興支援と交流を目的に、被災地の中学生らがEXILEの復興支援ソング『Rising Sun』を課題曲にダンスパフォーマンスを行うプロジェクト。毎年、参加する中学校にはEXILEのメンバーやダンスインストラクターが足を運び、生徒たちにダンスを指導。その成果をイベントなどで発表し、今年もいわて国体という大舞台のエンディングイベントで披露した。

【写真左より】2012年8月10日 八景島シーパラダイス 2013年10月26日『スポーツ祭東京2013』 味の素スタジアム 2014年11月22日 スパリゾートハワイアンズ 2015年9月19日 横浜・日産スタジアム
岩手県のゆるキャラもEXI LEに会えて大喜び!