天皇杯サッカーの組み合わせ発表。5月25日から1回戦スタート

浦和のオリベイラ監督(左)と宇賀神
浦和のオリベイラ監督は「1月1日に天皇杯をまた取りに来ます」

 この日は昨年優勝した浦和レッズからの天皇杯返還式が行われ、オズワルド・オリベイラ監督と宇賀神友弥が出席。

 流通経済大学時代から11年連続で天皇杯に出場し、昨年大会の決勝ではスーパーボレーシュートを決めチームを優勝に導いた宇賀神は「決勝であのような印象に残るゴールを決められたのは人生の中でも貴重な経験。時が止まったかのような瞬間。サッカー選手にとって、そういう時が止まるような瞬間が訪れる時が何回かあると思うが、まさにその1回だったのかと思う」と振り返り、今大会では2回戦で母校の流通経済大学と対戦の可能性があることについて「非常に怖い。僕も大学生の頃にガンバ大阪と対戦した。失うものが何一つないし、絶対勝ってやるという強い気持ちを持って戦うものの強さは計り知れない。それが母校ということでやりづらく、少し恐れている」と警戒した。また決勝が新国立競技場で行われることについては「天皇杯に出場するすべての選手が、国立競技場での最初の試合に出場したいと思っているはず。僕自身もこんな機会はないと思うので、絶対に決勝に進出してこのカップを掲げる姿を想像している」などと話した。

 オリベイラ監督は実に天皇杯を3度制しているのだが「私自身も天皇杯を3つ取ったが、これで十分という気持ちは全くない。4つ目のタイトルを取りたい。特に新国立競技場で決勝が開催されるということでその気持ちは高まっている。本日、天皇杯を返還しますが1月1日まで取っておいてください。また取りにきます」と優勝に向け貪欲な姿勢を見せた。
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