“キュラソのー怪鳥”ジョーダン・ピケオー【格闘家イケメンファイル Vol.101】

 2015年のKrush後楽園大会で佐藤嘉洋に衝撃KO勝利という鮮烈な日本デビュー戦を飾ると、カリブ海の魅惑の島で育まれた太陽のような “ピケオー・スマイル”と、リング上でのアグレッシブなファイトスタイルで一気に日本の観客のハートをわしづかみにした“キュラソーの怪鳥”ジョーダン・ピケオー。翌16年に第4代Krushスーパー・ウェルター級王座に輝いて以来、ついに今年6月には神保克哉に実力差を見せつける形でK-1 KRUSH FIGHT史上最多となる5度目の防衛を果たした。同時にVS日本人選手の無敗記録も更新。そんなKRUSH絶対王者が次なる標的として狙うのは同じく笑顔がチャームポイントの“微笑みスナイパー”久保優太が保持するK-1 WORLD GPウェルター級タイトルだ。
ジョーダン・ピケオー(撮影・蔦野裕)
「KRUSHのベルトを防衛し続けるということは常に自分自身に課して対外的にも宣言してきているから、今回も有言実行できて最高の気分だよ。自分はいつだって“とにかくベストを尽くすんだ”ってことを心がけてやってきて、その結果こうして日本のリングで前人未到の記録を残すことができているというのは、特別な気持ちになるよね。しかもありがたいことに応援してくれるファンがいっぱいいて、外国人の自分に対して多くの日本人が“久保優太選手に勝ってK-1王者になってくれ!”なんてメッセージをくれるのは、すごいことだと思う。ユータ(久保優太)との対戦はかれこれ1年くらい首を長くして待ち望んできたことだから、彼とのタイトルマッチを組んでもらえるっていうなら、すぐにでもやりたい!って思ってる」

 K-1 WORLD GPウェルター級タイトル獲得という目標の先ももう見据えている?

「さあどうしよう?(笑)武尊と戦ってみる? なんてね(笑)。実際のところK-1の67.5kgにも70kgにも戦うべき選手がたくさんいるし、城戸康裕と、まあ彼の場合いつも冗談めかしちゃうんだけど(笑)、マジでK-1がその機会をくれたら、彼とK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級の王座をかけて戦うことにもなるだろうね」

 K-1で戦うことや、そのタイトルを獲得することには特別な想いがある?

「オレにとって、K-1チャンピオンになることは格闘技を始めてから、ふたつ目に抱いた夢なんだ。最初の夢は“世界王者になる”ってことで、それはいろんな団体で実現できてKRUSHでも達成することができた。K-1は自分が格闘技を本気で始めたきっかけのひとつでもあるんだよ。まあ自分がテレビで見ていた当時のK-1と今は違うってことはさておいても、例えば2008年のK-1 WORLD MAXでは(アンディ・)サワーやブアカーオ(・ポー.プラムック)が活躍しててすごかったよね。熱があって。“オレも絶対強くなるんだ!”っていうモチベーションにもなったし、K-1に出てタイトルを獲ることはデカい夢だと思えた。それにオランダで格闘技やっててK-1王者になるというのは誇らしいことでもあるからね」
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