1980年代の小劇場ブームを牽引した「第三舞台」が再結集し、鴻上尚史の新作『パレイドリア』を上演。劇場は思い出深い紀伊國屋ホール

鴻上尚史氏、中山優馬、小須田康人、大高洋夫、長野里美、山下裕子(左から)

 1981年に早稲田大学演劇研究会を母体として作家・演出家の鴻上尚史氏を中心に旗揚げし、1980年代の「小劇場ブーム」を最前線で牽引した伝説的な劇団「第三舞台」。

 2001年の『ファントム・ペイン』の公演を最後に“10年間の封印期間”に入り、2011年の封印解除&解散公演『深呼吸する惑星』をもって惜しまれながらも解散した。そんな彼らが15年の沈黙を破り、鴻上氏の新作書き下ろし作品で再結集する。

 ユニット名は「第三舞台2026」。新作公演『パレイドリア』は8月9日に新宿・紀伊國屋ホールで開幕する。それに先駆け、8月7日、初日前会見が行われた。

 鴻上氏は「第三舞台のメンバーのうち、2026年に集まれるメンバーと信頼できる若手たちと一緒に作った作品。いよいよ幕が開くということで、実にいい作品になったと自画自賛しています。早くお客さんに見せたくてワクワクしています」と仕上がりに自信を見せた。

 そして「第三舞台というのはそもそも僕らが20代の時には20代がいろいろとぶつかることを描き、30代になったら30代のことを描き、いよいよ全員が60代になりましたので、そこでぶつかる作品をやっぱり一緒に描きたいと思いました。優馬とか含めて若い俳優さんのお客さんもいるんですが、第三舞台をずっと見てきて、ともに時間を過ごしてくれた方も来てくれるだろうと思いましたので、その人たちと今生きているということを確認し合うような作品を作りたいと思いました」と今回の作品を手掛けるに至った経緯を語った。

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