北村匠海、母役・宮沢りえと会話なく「ただ見つめ合うだけ」撮影後に驚き「なんて明るい人」

 

 映画『しびれ』(9月25日公開)の完成披露上映会が8月30日、都内にて行われ、俳優の北村匠海、宮沢りえと内山拓也監督が登壇。主演の北村が複雑な親子役を演じた宮沢との共演を振り返った。

『佐々木、イン、マイマイン』、『若き見知らぬ者たち』の内山拓也監督が、自身の母への複雑な愛憎をもとに描いた半自伝的な物語。

 内山監督は、企画段階で北村に「この作品と一緒に心中してほしい」と熱烈なオファーをしたといい「先頭で引っ張ってきてくれた」と北村に感謝。

 北村も、内山監督の思いに共感したことを語りつつ、セリフを発さない難しい役どころに「役者としては逆に可能性が無限に広がる感覚があって、実はとても楽しくお芝居をやらせていただいていました」と笑顔。

 複雑に愛憎入り乱れる感情で結ばれる母と息子を演じた宮沢と北村。

 息子・大地(青年期)を演じた北村は、宮沢との親子役での共演に「役としても(話さないが)現場でも、まったく話さなくて、本当にただ見つめ合うだけだった」と、撮影中、宮沢と会話をしなかったと明かし、宮沢のオールアップ後に「ポスターの撮影をしたんですけど、そこで“なんて明るい人なんだろう”と思いました。“私、怖くないから”と言われて(笑)、大地として心がほどけた感覚がありました」と“素”の宮沢に驚いた様子。

 一方の宮沢も、幼少期から青年期までの大地を演じた俳優たちへの思いを振り返りながら「それまでに、4人の大地への思いが私の中で充満していて…。ポスター撮影では“仲良く”とリクエストを頂いたので、思う存分、大人になった大地を抱きしめる幸せな体験ができました」と笑顔。

 内山監督も、脚本の最後の部分のアイデアについて、北村と「せーの、で出し合ったら2人とも同じでした」と明かしつつ、役や作品に深く共鳴した北村と、難しい母親を演じきった宮沢に感謝。半自伝的映画の完成に「この10数年の決着をつけることができました」と晴れ晴れとした表情を見せていた。

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