二階堂ふみ「大人の自覚を持ちました」若手からの質問でデビュー当時を振り返る「役所広司さんに同じ質問をした」
映画『わたしの知らない子どもたち』の初日舞台挨拶が10月16日、都内にて行われ、俳優の小八重葵美、二階堂ふみらキャストと西川美和監督が登壇。二階堂が役所広司からもらったアドバイスを“子どもたち”に伝えた。
西川美和監督が、原案・脚本・監督を務めるオリジナル最新作。戦後の日本を舞台に、12歳で孤児となり“少女”を棄てた女の子と生きるために生徒を棄てた教師の再生を描く物語。
この日は、主人公・琴子役の小八重をはじめ、孤児仲間役から小林丞之介、羽山由一郎、渋谷そらじも参加。西川監督は「せっかく子どもたちを描く映画なので、若い世代、あまり戦争ものに触れたことがない子どもたちにも見てもらえる作品になるよう意識していました」と語り、二階堂をはじめ、岡田准一や役所広司ら、子どもたちの生き生きした演技を支えた豪華な大人キャストのサポートに感謝した。
トークでは若手キャストが二階堂と西川監督に質問。小八重から「人生に影響を与えた映画は」と聞かれ、二階堂は「初めての映画の現場は葵美ちゃんと同じくらいの歳で。今回、葵美ちゃんたちとご一緒して“私はもう大人なんだ”と大人の自覚を持ったので」と、本作で大きな影響を受けたと回答。
小林丞之介からも「幅広い演技ができるようになるには」と演技についての質問を受け、二階堂は「汗をかいてきました(笑)」と苦笑しつつ真摯に回答。
羽山由一郎からは「泣く演技が苦手なのですが二階堂さんはどう演じていますか」と質問。二階堂は「実は以前に、同じような質問を役所広司さんにしたことがあって」と、自身が映画デビューを果たした役所の監督作『ガマの油』(2009年公開)の撮影で、今と立場が逆の経験をしたことを振り返り、感慨深げ。
「役所さんは“泣くのは難しいよな”とおっしゃってくれ“でも、泣くことが大事なのではなくて、その人の人生に向き合うと自然と涙が出ると思うし、出なかったとしてもそれは一つの答えだと思う”と」と役所からのアドバイスを伝え、役所について「俳優として生涯をかけて恩返ししたいと思っている方」と語った。
最後にこの中で最年少の渋谷そらじが「撮影で一緒のシーンが無かったけど、そらじのこと、知ってる?」。二階堂は「スタッフさんからいつも皆の頑張りを聞いてたよ」と答え、笑顔になった若手たちに会場もほっこりしていた。
この日の登壇者は小八重葵美、二階堂ふみ、羽山由一郎、小林丞之介、渋谷そらじ、西川美和監督。



