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吉野北人「思い出すだけでよだれが出てきそう」撮影合間に食べた“釜玉うどん”に「目を輝かせていた」

2021.09.06 Vol.Web original

 

 ドラマ「トーキョー製麺所」トークイベントが6日、都内にて行われ、主演の吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)らメインキャストが劇中衣装で登壇した。

 ちょっぴり問題を抱えたうどんチェーン店「トーキョー製麺所」を舞台に、脚本・宮本武史(「バイプレイヤーズ」シリーズ他)と監督・近藤啓介(「直ちゃんは小学三年生」他)のタッグが完全オリジナルストーリーで“うどん愛”たっぷりに描く青春グルメ群像劇。

 ポマードヘアの元ホテルマンという店長・赤松を演じた吉野は「けっこう濃いクセのあるキャラクターで、最初はどう演じようか悩んだりもしたんですが、演じているうちに赤松をリスペクトする気持ちが出てきて、楽しんで芝居をすることができました」と、地上波ドラマ初主演で挑んだユニークな役どころを振り返った。

 個性豊かなバイトたちを演じる栁俊太郎、奥野壮、秋田汐梨、江上敬子(ニッチェ) たちもそれぞれ役作りを振り返った。「バツイチというところ以外は役と近い」という江上が「現場でもお母さんのような感じ。みんなが本当はうざいと思ってなきゃいいな、と」と案ずると、すかさず吉野が「江上さんが現場を明るく盛り上げてくださった。やりやすい現場を作ってくれて感謝してます」と座長らしく返し、江上も「ここ、記事に書いてください!」と感激しきり。

おばたのおにいさん演じる成り上がり系投資家男子に見る「元非モテこじらせ」が悲しすぎる… 内田理央主演『来世ではちゃんとします2』第3話〈ドラマでしゃべりたい〉

2021.09.04 Vol.Web Original

 内田理央主演のドラマ『来世ではちゃんとします2』(テレビ東京、毎週水曜深夜0時40分)。9月1日に公開された第4話では、内田理央演じる性依存系女子の主人公・桃ちゃんこと大森桃江に、なんと恋人ができる。

 第一話で婚活にも失敗し、相変わらず性に奔放な日々を送っていた桃ちゃんの恋のお相手は、5人もいるセフレボーイズの5番手・おばたのおにいさん演じるEくん。Eくんの破産をきっかけに急きょ始まった半同棲生活、うまくいっているように見えたが……⁉︎

土村芳が学年主任! 10月スタートのドラマ『おいしい給食 season 2』で市原隼人と初共演

2021.08.30 Vol.Web Original

 

 土村芳が10月スタートのドラマ『おいしい給食 season 2』(テレビ神奈川、TOKYO MX、BS12 トゥエルビほか)に出演することがわかった。演じるのは学年主任の宗方早苗。

 市原隼人が主演し、2019年10月期に放送されたドラマ『おいしい給食』の続編。給食マニアの教師・甘利田幸男と、給食マニアの生徒・神野ゴウによる、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディー。シーズン2では、『劇場版 おいしい給食 Final Battle』(2020年3月公開)の 2 年後を描く。新しく赴任した中学で生徒たちに厳しく接しながらも、甘利田の頭の中は給食の事しかない。そんなところに、担任する3年1組に転校生がやって来る。その転校生は、宿敵の神野ゴウで……。

 演じるのはバリキャリの学年主任。

「若くして学年主任を任されるような方なので、早苗先生が自分の職務に責任感をもって真面目に取り組んでいるよう に、私も早苗先生に対して真面目にまっすぐ取り組むことを意識しています。同時に、甘利田先生の言動に目を離さないように、そこから受け取るものを大切に演じさせていただいてます」

 土村が市原と共演するのは初めて。市原について聞かれると、「緊張してる私に『楽しみましょう』と言葉をかけてくださいました。撮影中も、よく台詞合わせに付き合ってくださったり、作品の空気にスッと引 き込んでくださったり、とても丁寧に早苗先生とも向き合ってくださるので、本当に感謝しています」。

「シーズン1から見てくださっていた方も、初めての方も、この作品が纏うハッピーな空気や、『給食』から広がる世界 に思わず笑みがあふれたり、胸がジーンとするような感動を存分に味わっていただきたいと思います」と、土村。またパワーアッ プされた甘利田先生の動向にも目が離せなくなっていますので、ぜひ沢山の方に楽しんでいただきたいと思います」と、アピールしている。

 全10話。

津田寛治、ラーメンと刑事は「食べ合わせがいい」ドラマ『ラーメン刑事』28日スタート

2021.08.28 Vol.Web Original

 津田寛治がラーメン好きの刑事を演じるドラマ『ラーメン刑事』の新作が28日、CSの「映画・チャンネル NECO」でスタートする。

 ラーメンと刑事の組み合わせによる異色のグルメドラマ。主人公の刑事・本郷台泰介が長年の経験を頼りに事件を解決する一方で、好物のラーメン選びにも刑事の勘を生かす。豪華なゲスト俳優も注目で、浅野ゆう子、田中要次、伊万里有、西村瑞樹(バイきんぐ)が出演する。 

ドラマに登場するラーメン店は、ラーメンマニアの聖地といわれる湯河原の飯田商店から、シリーズ初となるチェーン店・日高屋まで個性豊か。津田は、ラーメンのおいしさがより伝わるよう撮影前日は絶食して臨むほどのこだわりようだという。

 ドラマは今年2月に放送されて話題に。ラーメンと刑事は「想像以上に“食べ合わせがいい”と分かりました」と、津田。「他の撮影現場でも「見ましたよ!」と声をかけてもらうことも多く、“新しいラーメン体験”をしてもらえるドラマに仕上がっていると確信しました。ですから今回、新たに 4店のラーメン店に行き、多彩なゲストのみなさんにも参加いただいてパワーアップした形でお届けできることになり光栄です」とコメントしている。 

 前回に引き続き、元神奈川県警刑事の小川泰平氏が引き続き監修を務めている。全4話。28日23時~。

後藤剛範演じる”セカンド童貞”とラバーガール飛永演じる”素人童貞”が逆に可愛い⁉ 内田理央主演『来世ではちゃんとします2』第3話〈ドラマでしゃべりたい〉

2021.08.27 Vol.Web Orginal

 

 内田理央主演のドラマ『来世ではちゃんとします2』(テレビ東京、毎週水曜深夜0時40分)。8月24日に公開された第3話は、内田演じる主人公・大森桃江ちゃんの同僚のメンタル童貞男子ズのこじらせ恋愛回となった。後藤剛範演じるセカンド童貞・林くんと、ラバーガール・飛永演じる素人童貞・檜山くん。恋愛経験の少ない彼らは、とにかく女性を見る目がなさすぎて……。


都会にいる非モテ系男子が抱える”こじらせ”

 

 

そもそも、セカンド童貞やら素人童貞やら、何回童貞に立ち戻るのかというツッコミがあるかもしれないが、オトコゴコロ……もとい童貞観に関しては、男性にとってもセンシティブなところがあるようだ。

 林くんはパンプアップしまくりの筋肉ダルマ系男子で、見た目だけで言えば、小関裕太演じる松田君よりも俄然男らしいわけなのだが……。現実にいる筋肉系男子も、見た目の男らしさとは反して、恋愛には奥手だったり、苦手意識を感じている人が多いような気もする。「オトコたるもの、こうでなくっちゃ!」という少々古臭い男性観が現代の女性の理想にフィットしていないパターンも多いし、そもそも人と向き合うよりも自分に向き合っていたいタイプも多く、面倒くさい人間関係を上手に構築できない人も多い。

 林くんも一言で言えば「素直なバカ」といった性格で、恋愛における駆け引きや匂わせっぽい行動は苦手だ。セカンド童貞とは”非童貞ではあるものの、一定期間ご無沙汰している人”のことなわけだが、林くんは過去、大好きだった元カノに浮気されたことでトラウマを抱えてしまい、なかなか恋が出来ずにいる。そして「清楚っぽい処女」しか愛せなくなってしまっているのだが、恋愛経験の少ない林くんは、女性が「清楚なのかどうか」を全く見抜けず、見当違いの恋愛ばかりする羽目になるのである。

一方、素人童貞の檜山くんは、ぽっちゃり眼鏡の風貌で、わかりやすい非モテ男子。服装にも体型にも頓着なく、恋愛には無縁そうにも見えるが、学生時代には一応彼女がいたことがあるらしい。そんな中、社会人になって恋愛にご無沙汰なタイミングで風俗に行ってしまい、中川知香演じる風俗嬢・心ちゃんにガチ恋してしまう。

 男性はお金さえ出せば、可愛い女の子を抱くチャンスは多い。自分のスペックや外見、性格に関係なく好みの女性と過ごす時間を得ることができる、と考えればある意味夢はある。風俗嬢はそんな男性客に一時の夢を見せてあげるべく、数時間の恋人を演じてくれているわけなのだが、檜山君のような非モテ男子だと、だんだん夢と現実の境目がわからなくなってしまうのである。風俗での恋愛は、あくまでお互いに”お遊び”であるべきなのだが、現実で恋愛できていないと、お遊びの恋愛にもすがりたくなってしまうものなのだ。

 

藁みたいな疑似恋愛にもすがりついちゃうのが「非モテ」…

 

第3話はそんな「非モテ男子ズ」が、美女に振り回されながら展開していく。破格な”おねだり”をされて悩む檜山君と、清楚”風”な女性が気になってしまう林君。

冷静に考えれば、普通の恋人同士でもありえないような額のおねだりをされたり、付き合ってもいない男性に頼りまくるということ自体が”地雷女”の行動であると分かる。しかし、愛に飢えている非モテ男子の頭はサッパリ冷静になれない。恋愛から遠のいている期間の長い非モテ男子ズは、恋愛に性欲も混同させてしまいがちだ。性欲の前では、男性は理性的に物事を考えられない。計算高い女は、その事実も分かった上で、上手に女性性を武器にする。触れて抱けちゃいそうな美女が目の前にいるだけで、非モテ男子の脳は性欲と恋愛の区別がつけられなくなってしまうのだ。

普通の男子なら、一回抱いてしまえば性欲が落ち着き、感情も冷めてしまうことも往々にしてある。男性が女性に対して、第一印象で抱く好意の中には、多くの場合性欲が含まれてしまう。その性欲を差し引いて残った感情が、純粋な恋愛感情の総量となる。大人としてワンナイトの情事を数度経験したことがある男性ならその事実を分かっているはずなのだが、非モテ男子ズはそんなことを知らない。だからこそ、長い間性欲と恋愛感情を混同させてしまうのだ。

しかも、恋愛をフィックスさせることも得意でない。触れて抱くことができそうな女性を目にしても、グッと踏み込めない謙虚さを持っているのが、非モテ男子ズなのだ。恋愛で成功体験の少ない彼らは、どうしても恋愛に対して臆病になってしまう。だからこそ、女性から見れば分かりやすく「計算高そう」「性格悪そう」「あざとそう」に見える女性の、小悪魔行動にも上手に釣られちゃうのである。自分からいけない分、スキっぽいものが演出されている女性に惹かれてしまうし、女性への憧れも強い分、分かりやすく女性っぽい人に弱い。

今回の林君と檜山君の疑似恋愛のお相手は、清楚風には見えてもどう考えてもクセが強い。とにかく檜山君も林君も、目の前にいる女性の本質を全く見抜くことができない。確かに、女性の「本音と建前」を見抜くのは、男性にとって至難の業だが、とにかく非モテ男子ズの頭の中はお花畑なのだ。都会の会社に務めていたりすると、身の回りには松田君のような「モテ男」が周りに存在してしまう。どうしたって比べるし、なかなか恋愛しなくてもいいか、とも思えない。そんな時に「恋愛っぽいもの」が目の前に転がり込んできたら……腐っているかどうか吟味する前に、まずお腹を満たしたくなってしまう。まっすぐな非モテ男子は、そういう単純さを持っているのだ。

 

盲目な童貞マインドも、裏を返せば可愛らしい?

 

脇目を振れるからこそ、自分だけを好きになってはくれないモテ男と、好きになったら大切にしてくれるけど、どこかイケてない非モテ男……。どちらと一緒にいるのが幸せなのか、女性にとっての永遠の命題とも言えるかもしれない。

しかし、よくよく考えてみると、林君も檜山君もとにかく好きな人にまっすぐだし、一途な人なのだ。桃ちゃんのモテモテセフレたちや、松田君のようなゆるゆるヤリチンよりも、本当に恋人ができた時はきっと、彼女を第一に考える素敵な彼氏になってくれるはずなのだ。
第3話では非モテ男子ズのダサ〜いところが際立ってしまっているのだが、これも一途な恋心ゆえと思えば可愛らしい。そんなに稼いでいなくたって、可愛くお願いすれば高級なプレゼントを買ってくれて、しかもそのあざとさを性格が悪い、とは評価しないでいてくれる、ある意味の懐の深さ……。「彼氏には自分のことを一番に考えていてほしい!」というワガママ女子ほど、セカンド童貞系男子と一緒にいる方が幸せなのかも。

 

(文・ミクニシオリ)

山下智久「神の雫」海外ドラマ化作品に一流ワイン評論家役で主演!“神咲雫”はフランス人女性キャラに

2021.08.24 Vol.Web original

 俳優・山下智久がオンライン動画サービスHulu手掛ける国際ドラマ「Drops of God/神の雫」(仮題)で海外ドラマ初主演を果たす。

 原作は、世界中で愛され、日本のワインブームに火を付けた日本の伝説的大人気漫画『神の雫』(作・亜樹直 画・オキモト・シュウ/講談社)。レジェンダリー・テレビジョン(アメリカ)をはじめ日仏米の4社が共同制作する。

 本作で描かれるのは、東京で息を引き取ったワイン学の権威アレクサンドル・レジェの一人娘カミーユが、父の残したワインコレクションを相続するべく、アレクサンドルの弟子で、若く聡明なワイン評論家・遠峰一青との対決に挑む物語。

 今回のドラマでは、原作漫画で物語の中心となっている“神咲雫”という男性のキャラクターが、フランス人女性・カミーユという設定になっており、山下はカミーユとの対決に挑む、完璧主義者のワイン評論家・遠峰一青を演じる。カミーユ役は、フランスの新進気鋭の女優フルール・ジェフリエ(『エル ELLE』)が演じる。

 本作で海外ドラマ初主演に挑む山下は「僕にとってのワイン学のバイブルでもあるこの作品に出演させていただく事をとてもうれしく光栄に思います」と喜びつつ「ワインの魅力や奥深さ、そして人間模様、さまざまな要素が複雑に絡み合い、成り立つ奇跡を皆様に感じてもらえるよう、真摯に作品作りに向き合って参ります。自分史上最長期での、海外での撮影ですが、海外チームと心一つに同じ気持ちで、より良いものを作れるよう切磋琢磨していきます。そして僕自身も、遠峰一青という役を通して成長できるよう頑張ってまいります。完成を楽しみに待っていてください」と、意気込みのコメント。

 原作の著者・亜樹直氏も「神咲雫をフランス人の女性が演じ、遠峰一青を日本の人気俳優、山下智久さんが演じてくれるというではありませんか!作者の私たちも、どのようなドラマになるか、いち視聴者としても楽しみです」と期待のコメントを寄せている。

 Huluオリジナル「Drops of God/神の雫」(仮題)は2022年 世界同時放送・配信開始、日本ではHuluで独占配信の予定。

町田啓太が忠犬系男子! 江口のりこ、赤楚衛二と10月スタートの『SUPER RICH』

2021.08.23 Vol.Web Original

 

 町田啓太が、江口のり子が主演する新ドラマ『SUPER RICH』(フジテレビ系、10月スタート)に出演することがわかった。幸せのカタチはスーパーリッチだと考えるキャリアウーマンのジェットコースターのような波瀾万丈な半生を描もので、完全オリジナルドラマ。苦悩を抱えながらもひたむきに生きるアラフォー女性のリアルな心情を描き出す。

 町田が演じるのは宮村空。江口演じる主人公の氷河衛が経営する会社の仲間であり、その優秀な右腕。しっかり者でクールな性格だが、誰よりも破天荒な主人公をリスペクトし、忠誠心を持っている。衛のためなら何でもするという姿勢に、周囲から忠犬と言われることも。ただ、彼がそこまで尽くすのには何か理由があるようで……。

 町田は出演にあたって「内容を聞けば聞くほど挑戦的で魅力たっぷりの本作に参加できることを、大変うれしく思っています。台本を読み、オリジナルストーリーで展開が早く、次々に出てくる魅力的な登場人物たちがどうなってしまうのだろうかと、この先が気になってしかたありませんでした」と、コメント。

岡田健史「命がけで演じることができた」大河ドラマ『青天を衝け』で壮絶な最期

2021.08.23 Vol.Web Original

 

 大河ドラマ『青天を衝け』は、22日、第25回「篤太夫、帰国する」を放送した。パリから帰国した篤太夫(吉沢亮)は仲間たちと再会し、自分が日本から離れていた期間に起きたドラマティックなできごとや、成一郎(高良健吾)、惇忠(田辺誠一)のその後を知らされ、激闘の中で行方が分からなくなった平九郎(岡田健史)の最期も描かれた。

「最期のシーンは、変な話、僕でなくても壮絶なシーンになると思います」と、話していた岡田。「自分が見て演じてきた平九郎の事を信じながら迎えました」という最期のシーンを多くの視聴者が涙を流して見守ったようだ。

「平九郎の最期のシーンの撮影の時には自然と涙があふれていました。天国で渋沢平九郎さんが『お前に演じてもらって俺はうれしい』とか思ったりしてくれたかな、と言う思考にいたった結果なのですが、実在の人物の最期を演じることで、こういうふうな気持ちになるんだなと新鮮な思いでした」

 『青天を衝け』は、 毎週日曜、NHK総合で20時~。BSプレミアム・BS4Kで18時~。再放送土曜13時5分~。

小関裕太演じる草食顔クズ男子が「普通の女の子」をメンヘラ化させちゃう理由って…? 内田理央主演『来世ではちゃんとします2』第2話〈ドラマでしゃべりたい〉

2021.08.21 Vol.Web Original

 内田理央主演のドラマ『来世ではちゃんとします2』(テレビ東京、毎週水曜深夜0時40分)。8月18日に公開された第2話では、小関裕太演じるヒモ気質のタラシ男子・松田健にスポットライトが当たった。甘いマスクと柔らかい物腰で、数多の女の子を「ゆる〜く」たらしこんじゃう松田くんが、セフレガールのこじらせに巻き込まれちゃった結果……?

小関裕太がヒモ気質なクズ男子熱演

 小関裕太演じるクズ系ヤリチン・松田君は、内田理央演じる主人公・大森桃江ちゃんが働くデザイン事務所の同僚だ。会社ではスマートに仕事をこなす松田君だが、会社を一歩出れば、LINE履歴にはその日過ごせる女の子を探すための連絡先がズラリ。長身で細身、中性的なミディアムパーマヘアで、見た目はいわゆる「草食系」な松田君だが、今どきは男らしすぎる男性よりも、しつこすぎない塩系イケメンのほうが地雷度が高め……という世の中のクズ男事情が、しっかりドラマにも反映されている。SNSでも「フィット感が半端ない」「ベストキャスト」との声が高い。

 第2話では、そんな松田君の囲っているセフレガールズの筆頭・亜子ちゃん(小島藤子)とのこじらせバトルが勃発。松田君のずさんなLINE管理のせいで、亜子ちゃんに他のセフレたちや元カノとのLINE履歴を見られてしまう。仕事が忙しい松田君の急な誘いに応じちゃうばっかりの「都合いい系女子」の亜子ちゃんだが、松田君にはガチ恋している。

 主人公の桃ちゃんは、経験値の多さゆえか、本命のセフレボーイに対しても本気でわきまえてしまう部分があったが、亜子ちゃんのほうは彼女にはしてもらえないと分かっていても、松田君にメンブレ(メンタルブレイク)をぶつけてしまう。LINE履歴を見てメンタルが崩壊した亜子ちゃんは、翌朝松田君の手足をしばり、軟禁してしまうのだ。

 ドラマ内ではコメディー調で描かれているが、こういう男女関係のこじれはリアル世界でも意外とよくあることだったりする。例えばホストとホスト狂いの女の子の関係だったり、既婚者と独身の不倫関係だったり……愛情のパワーバランスが崩れると、途端に人間関係は簡単に崩壊する。

 

「普通の女の子」と「メンヘラ製造機」の相性の悪さ

 構図としては、亜子ちゃんが松田君を軟禁しているので、セフレでしかないのに立場をわきまえない「メンヘラ女子」に見えるかもしれない。しかし、亜子ちゃんも普段は昼間会社で働く普通のOLで、松田君を軟禁したあとも「とんでもないことをしてしまったのではないか」と後悔するような心情も見える。本気で愛に狂いきっているわけではないし、一般的な倫理観を持つ普通の女の子なのだ。

 しかし、松田君の振る舞いがあまりにも「メンヘラ製造機」すぎることとの相性が悪すぎる。松田君は桃ちゃんのセフレたちのような「ハイスペモテ男」とは異なり、スペックで男らしさを匂わせる男性ではない。しかし、とにかく上っ面が優しい。仕事が忙しい松田君のような男性は「今日が楽しければそれでいい」と思っている。妙齢の女性が男性に求めるような堅実さや誠実さを持つことを面倒に思っているし、顔がいいだけあって、上っ面だけでも優しくしておけば簡単に女性が一本釣りできちゃうので、表面的に女性に優しく振る舞うことが上手なのだ。

 情事後、重たい態度を取る女性に対し心底面倒そうな表情を見せながらも「やることはやっちゃう」のが松田君のような男なのだ。回数を重ねるごとに自分への好意を深めていく女性に対し、松田君は「どうして女はセックスすると、それ以上の関係を求めてしまうんだろう」なんてひとりごちる。面倒なら抱かなければいいのに、性欲には勝てないし、ストレス発散としては必要な部分もあったりするので、あまり深く考えず「まあいいか」とちょっとお高いサプリを飲む時くらいの感覚で、簡単に女性に手を出す。そんな男性に真剣さを求めたって返ってくるわけもないのだが、亜子ちゃんのような「普通の女の子」は、情事の後は愛が返ってくることが当たり前、と思っているので、思うように自分を愛してくれない松田君のような男にどんどん沼っていくのだ。

 飲み会に行くとよく「オレってメンヘラ女子とばかり付き合っちゃうんだよね」と武勇伝のように語る男性がたまにいるが、そういう男性はメンヘラ女性が好きなわけではなく、恋人との関係づくりや女性のメンタルケアが下手で、付き合うと普通の女の子のメンタルすら破壊してしまうのだ。シンプルに地雷すぎる。好きな人がもしそういう発言をしていたら要注意だ。

 

「都合がいい時に優しい人」は、自分を幸せにはしてくれない

 亜子ちゃんとの軟禁生活の中でも、松田君はとにかく亜子ちゃんのテンションを上げたり下げたり、悪気なく人を振り回しまくるのが上手だ。同僚からの電話では「今彼女の家にいるんだよね」と言い放ち、小耳を立てている亜子ちゃんの気持ちを盛り上げたかと思えば、元カノからの電話では「同僚と一緒にいるんだよね」なんて、息を吸うように嘘を付く。そうかと思えば、仕事終わりの亜子ちゃんのためにご飯を作って待っていたりする。これだけ、一貫しない行動で振り回されれば、普通の女性なら「この人、私のことどう思ってるんだろう」「何考えてるんだろう」とこんがらがってしまう。

 だいたいの場合、何を考えているか分からなく見える時の男性は、何も考えていない本能で行動している、と思ったほうが堅実だ。自分にとって損がない時、自分に余裕がある時なら、セフレの女の子にも優しくできるが、自分にとって都合が悪い時は、優先順位を下げてしまう。結局はその程度の関係だし、期待したところでこの先、発展はないのだが、都合のいい時は優しくしてくれるので、普通の人はどうしてもその優しさに期待してしまうのだ。

 そしてこういう男性でも、本気で好きになった女性には心から優しくなったりするのだ。どうでもいい人に対してはそれなりというか、都合のいい時にしか優しくできないし、本当に手に入れたい女性に対しては、もちろん真剣に取り組むのだ。

 メンヘラ化している人は、好きな人のことを説明する時に「優しい時もある」とよく擁護するが、都合のいい時に優しいだけの人は、自分を幸せにしてくれるわけではないと思った方がいい。男女逆でも然り、である。

 結局、身体的に軟禁なんてしてみても、人の心を縛り付けることなど、到底できない優先順位も上がらない。そんなことを学ばさせられる第2話だった。

 

(文・ミクニシオリ)

 

岡田健史「こんなにも濃厚に生きる事ができるのかと」大河ドラマ『青天を衝け』で手応え

2021.08.21 Vol.Web Original

 

 放送中の大河ドラマ『青天を衝け』が好評だ。東京五輪のための放送休止もあったものの、時代は江戸から明治へ、人の装いは和装から洋装へと劇中やストーリーのドラマティックな変化を多くの視聴者が見守っている。

 そんな中、気になるのが岡田健史が演じる平九郎だ。栄一の養子となった平九郎のこれからは、どうも明るいものとは言えなさそうだ。

 平九郎を演じて約1年。そのなかで変化や新しい気づきもあったと岡田はいう。

「何かが変わったのではなく、新しく発見したものが追加されていった、という感覚です。実在の人物を演じることは膨大なエネルギーを要すると共に、こんなにも濃厚に生きる事ができるのかという驚きもありました」

 岡田が実在の人物を演じたのは初めて。

「先の展開やその最期がどのようになるか分かっているからこそ、簡単には演じることができないことに気づかされました。もちろん、架空の人物を作るのも難しいのですが、それとは異なる大変さがあり、命を削るというか、まさに命がけで演じることができたという手応えを感じています」

松岡昌宏に後輩・戸塚祥太が胸キュン?「もし僕が女性だったら確実に…」

2021.08.17 Vol.Web original

 

「連続ドラマW 密告はうたう 警視庁監察ファイル」の完成報告会見が17日、都内にて行われ、松岡昌宏、泉里香、池田鉄洋、戸塚祥太(A.B.C-Z)、内片輝監督が登壇した。

 警察内部の不正を追うプロ集団・警視庁人事一課監察係の戦いを描くハードボイルド・サスペンス。

 主人公・佐良正輝役でWOWOWドラマ初主演に挑む松岡は、自身とは正反対のタイプという役どころに「この佐良という男にはまったく自分に似た部分が見当たらなかった」と苦心したことを明かしつつ「今までしたことのない芝居ができて楽しかった」と充実の表情。

 事務所の先輩である松岡とドラマ初共演を果たした戸塚祥太は「勉強することだらけ。カメラが回っていないときには普段の松岡さんでいてくれるのに、カメラが回った瞬間に佐良になる。どうやってやるのかな、これがスターか、と思いました」と感嘆。後輩からの大絶賛に松岡も「メシおごってやる」とにっこり。続けて戸塚が「クランクインしたとき、自分が少しブレていたところがあったのですが、松岡さんを見ていて、頑張ればこういうところにいけるかもしれないと目標が定まりました」と熱く語ると、松岡も「事務所の先輩後輩とはいえプロなので、現場では後輩として見てない。先に始めた自分としては食われちゃいけない、と刺激を受けました」。

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