歌手のブラザー・コーンが5月24日、都内で初の自伝『WON’T BE LONG バブルと泳いだ人生』(講談社)発売記念会見を行った。発売の感想を「本当に波瀾万丈な経験をしてきたし、病気したこともあって終活の一貫として何か残したいなというのがあって、本を出すことになった。コンプライアンスの問題でカットした部分もあるけど、いい本に仕上がっているんじゃないかなと思う」とコーン。
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飯豊まりえ「ボンジョルノ!」舞台挨拶でイタリア語披露 でもセリフは「ズルして手に書いた(笑)」
公開中の映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』の舞台挨拶が24日、都内にて行われ、俳優の高橋一生、飯豊まりえらキャストと渡辺一貴監督が登壇。飯豊がオールヴェネツィアロケの思い出を振り返った。
荒木飛呂彦の大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれたスピンオフ「岸辺露伴は動かない」の大ヒット実写シリーズ・映画版最新作。
泉京香役の飯豊は、本作で新たに挑戦したことはと聞かれると「イタリア語です。冒頭だけですけど」と、イタリア語のレッスンを受けて役に臨んだことを明かし「撮影じゃないところでも、日常会話を勉強して。カフェに行ったときにイタリア語で頼んでみたりとか、日ごろから身体になじませようとしていました」。
司会から今も覚えているイタリア語は?と聞かれると飯豊は「ピアチェーレ、ミ・キアーモ、マリエ・イイトヨ(こんにちは!初めまして、私は飯豊まりえです)」とイタリア語を披露し、会場からの拍手に「グラッツェ(ありがとう)」と照れ笑い。
「イタリア語はかわいらしくて覚えるのが楽しかったです」と言いつつ、撮影では「ズルして手にイタリア語を書いたんですけど。渡辺監督が許してくれて(笑)」と告白。「どうでしたか、私のイタリア語」と言う飯豊に渡辺監督が「読んでただけですからね」と返し会場も大笑い。
オールヴェネツィアロケで史上最大スケールとなった本作。飯豊は「『岸辺露伴』史上、最長の長回し」というラストの撮影を振り返り「早朝に撮ったんですが、ヴェネツィアの街がまだ眠っていて、だんだん目覚めていくような時間帯で。もう“泉くん”の格好でこの場に立てることはもうないんだ、と幸福な思いをかみしめていました」と感動をあらわにしつつ「(カメラがまだ回っている)途中で戻ろうとして、みんなに合図されました(笑)」と明かし笑いをさそっていた。
この日の登壇者は高橋一生、飯豊まりえ、玉城ティナ、戸次重幸、大東駿介、井浦新、渡辺一貴監督。
高橋一生「そこにシビれる! あこがれるゥ!」『岸辺露伴』舞台挨拶で『ジョジョ』名台詞
公開中の映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』の舞台挨拶が24日、都内にて行われ、俳優の高橋一生、飯豊まりえらキャストと渡辺一貴監督が登壇。高橋が自身が演じた岸辺露伴への思いを熱く語った。
荒木飛呂彦の大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれたスピンオフ「岸辺露伴は動かない」の大ヒット実写シリーズ・映画版最新作。
ドラマシリーズから5年以上、主人公・岸辺露伴を演じてきた高橋。以前からあこがれていたキャラクターを演じることに「身が引き締まる思いでしたが、今もそれは変わっていません」。
オールヴェネツィアロケを行い、シリーズ史上最大規模となった本作にちなんだ質問に「今回の『懺悔室』が史上一番“露伴してる”と思ってます」と胸を張った高橋。
舞台挨拶の恒例“締めのひと言挨拶”を求められると「何を言おうかしら…」と首をかしげつつ「取材を受けていると、インタビュアーさんが男女問わず“露伴が変人だから大好き”と言うんです。露伴を演じさせていただいて6年目になるんですけど、その間になんとなく露伴の感覚になってきてしまって。おこがましくも自分のことのようにうれしくて誇りに思ってしまうんです」と照れ笑い。
続けて「昨今、現代社会では整えられたものを求める傾向がある気がします。分かりやすくて短くて合理的なものを正しく求めているような。“露伴が変人だから好き”という言葉の奥には、自分自身で引いてしまった柵の外をのぞいてみたいという憧れがあるのではないかと。ジョジョ風に言うと“おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!”というやつなんですけど(笑)」と『岸辺露伴』を生んだ『ジョジョの奇妙な冒険』の名台詞を交え、観客もニヤリ。
「人間は間違いながら正しさを追求していく生き物。僕はそれを露伴に感じています。この奇妙な映画体験を持ち帰っていただいて、もしかしたらこれが幸福の種を伝えてくれる作品かもと思ってくれたら」と、5分近い締めの挨拶で熱い思いをあふれさせていた。
この日の登壇者は高橋一生、飯豊まりえ、玉城ティナ、戸次重幸、大東駿介、井浦新、渡辺一貴監督。
竹中直人「『ヌードの夜』の台本がゴミ箱に捨てられていて」石井隆監督没後3年イベントで秘話語る
映画監督・石井隆の没後3年に合わせた特集上映 「石井隆Returns」(6月6日より上映)のトークイベントが23日、都内にて行われ、俳優の竹中直人と、聞き手のライムスター宇多丸が登壇。竹中が石井監督の思い出秘話を語った。
1970年代より「天使のはらわた」の劇画家として人気を博し『天使のはらわた 赤い眩暈(めまい)』(88年)で映画監督デビュー。その後も『死んでもいい』(92年)、『ヌードの夜』(93年)、『GONIN』(95年)、『花と蛇』シリーズなどを手がけた鬼才・石井隆の代表作を特集上映。
石井監督の命日(5月22日)に合わせたこの日のイベントでは、代表作の1本『ヌードの夜』のHDリマスター版を先行上映とトークを実施。
同作の主演であり、石井監督作品に最も多く出演している竹中直人は、宇多丸から石井監督との出会いを聞かれると「そのころ、劇団 青年座にいたんですが映画放送部のゴミ箱に台本が捨てられていて。『ヌードの夜』って良いタイトルだなとめくったら、石井監督の作品だった」と明かし、実は竹中へのオファーだったものの「ロマンポルノやらないでしょ、断ったよ、と言われて。復活させてとお願いして石井さんに会いに行ったんです」と話し、会場の石井ファンからも驚きの声。
石井監督に熱望され映画初主演を果たした竹中。その台本の作品は『天使のはらわた 赤い眩暈(めまい)』とタイトルを変えたが、竹中のタイトルへの思い入れもあり、後に余貴美子がヒロインを演じた『ヌードの夜』が誕生した。
「石井さんとは映画をはさんで人間同士の関係を築けた」と振り返った竹中。『ヌードの夜』で海に飛び込むシーンでは「猫の死体が浮いているような汚い海で。思わずスタッフさんに、潜るの嫌だよと言ったら、それが石井さんに伝わっちゃって。“だったら撮りません!”ってロケバスに入って出てこない(笑)」という意外な一面をはじめ数々の貴重なエピソードを語り、石井ファンを公言する宇多丸も観客と一緒に感嘆しきり。
「石井さんはすぐ“僕の映画なんて誰も見ませんよ”と言うんです。前向きじゃない。それが僕と波長が合うというか」と、石井作品で数々のはまり役を振り返りつつ「石井さんが僕にこだわってくださったのは本当にありがたいこと。なぜ死んだ、と思っちゃいますね」としんみり。
「こんな最高の映画監督がいなくなっちゃったのはさみしいけど、こんなにたくさんの方が見てくださる」と特集上映を喜んだ竹中だったが、HDリマスター版での上映に「石井さん(映像が)キレイになりすぎちゃって怒るかも(笑)」とツッコみ、ファンを笑わせていた。
没後3年 特集上映 「石井隆Returns 初期監督作4本 HDリマスター版上映」 は6月6日よりシネマート新宿、池袋HUMAXシネマズ他にて全国順次上映。
「MXグランプリ」MCのケンドーコバヤシ「奇跡を目撃した。この大会、意外とすごい大会かもしれない」
TOKYO MXが同局としては初めてとなるお笑い賞レース「MXグランプリ」を4月27日からスタートさせている。「MXグランプリ」はネタ勝負のお笑いコンテストではなく、超個性派芸人のネタ以外の部分をゲストとともに深掘りして、最も面白い芸人を決めるコンテスト。4月27日に第1回が放送され、7月まで月末に1回ずつ放送し、夏放送予定の特番で優勝者が決まる。5月25日放送回の収録後にMCを務めるケンドーコバヤシ、今回、審査員を務めたハリウッドザコシショウ、くっきー!(野性爆弾)、久保田かずのぶ(とろサーモン)、伊藤俊介(オズワルド)に話を聞いた。
78歳の寺尾聰「仕事辞めようかとよぎった」体調不良から回復 父・宇野重吉、三國連太郎の代からの“弟”佐藤浩市も安堵
映画『父と僕の終わらない歌』の初日舞台挨拶が23日、都内にて行われ、俳優の寺尾聰、松坂桃李らキャストと小泉徳宏監督が登壇。先日78歳の誕生日を祝福された寺尾が、自身の体調不良に言及する一幕があった。
2016年に世界で感動を呼んだイギリスの親子の実話をもとに、日本の横須賀に生きる父と息子に置き換え、アルツハイマー病の父が若き日に諦めたレコードデビューの夢を、再び叶えようとするまでを描く。
冒頭、共演者たちをハイタッチで迎えた寺尾。豪華な顔ぶれを見渡し「この顔ぶれ見てください、最高でしょ」と誇らしげな顔を見せ、一体となれたというチームに感謝。さらに、医師役で友情出演をし、寺尾とも親交の深い佐藤浩市がシークレットゲストとして登壇。先日18日に78歳の誕生日を迎えた寺尾を花束で祝福した。
佐藤の登場に寺尾が「声が出ないくらい驚いてます」と感激しつつ「血はつながっていないけど弟のように思ってきた。親父同士もそういう関係で、親の代からの付き合いなんです」と言うと、佐藤も「普段は寺兄(てらにぃ)と呼んでいるんです」。寺尾の父・宇野重吉と佐藤の父・三國連太郎の交流から続く、兄弟のような間柄という2人。寺尾は「初めて向かい合って芝居できてうれしかった」と意外にも初の対面芝居を喜んだ。
さらに寺尾は「ライブ仲間でもあるんで。彼のレコーディングのときに僕、ギター1本持って駆け付けて飛び入り参加してるんです」と明かし「あれ、レコードになってるでしょ?」。佐藤は「なってます…CDですけど」と返し会場も大笑い。
トークでは、寺尾が自身の体調不良に言及する場面も。
寺尾と親子役を演じて以来「オヤジ」と慕うディーン・フジオカが、寺尾からの出演依頼の電話で「これが最後かもと言っていた」と明かし、佐藤が「先日チャリティーゴルフで、飛距離が出てたんで安心した」と振り返ると、寺尾が「最近、身体の調子も少しずつ戻ってきたんで。去年の春ごろ、正直あまり具合が良くない状態だった。ディーンに電話をしたときは、これが最後で仕事辞めようかなと内心、頭によぎったことがあって。でも早く処置したので、今は非常に快適」と体調不良から回復したことを明かし、一同を安堵させた。
さらにこの日は、本作の“息子”松坂が寺尾に、キャストたちがジャケットに寄せ書きした、寺尾が歌う劇中曲のレコードをプレゼント。寺尾は「売り出したいね」と冗談めかしつつ大感激。「うらやましいでしょ、最高の俳優たちが兄弟だったり息子だったり」と、満面の笑みを見せていた。
この日の登壇者は寺尾聰、松坂桃李、佐藤栞里、副島淳、 ディーン・フジオカ、松坂慶子、佐藤浩市、小泉徳宏監督。
ディーン・フジオカ、金髪姿に観客どよめき「黒染めするのを忘れてこうなった」
映画『父と僕の終わらない歌』の初日舞台挨拶が23日、都内にて行われ、俳優の寺尾聰、松坂桃李らキャストと小泉徳宏監督が登壇。ディーン・フジオカが金髪で登場した理由に会場がどよめいた。
2016年に世界で感動を呼んだイギリスの親子の実話をもとに、舞台を日本の横須賀に生きる父と息子に置き換え、アルツハイマー病の父が若き日に諦めたレコードデビューの夢を、再び叶えようとするまでを描く。
主演の寺尾、息子役の松坂をはじめ豪華なキャスト陣の登壇に会場も大盛り上がり。そんな中でディーン・フジオカが登場すると会場から驚きの声が。
なんとこの日のディーンは金髪スタイル。普段の黒髪イメージとはまた違う印象のディーンに、観客も何事かと熱視線。
「ディーン・フジオカと申します」と改まった自己紹介をし「お前誰だ、と言われかねないなと思って(笑)」。
髪色について聞かれると「皆さんと再会できることを楽しみにしていたら昨晩、眠れなくなっちゃって。普段僕は朝、2時間早く起きて、毎日髪を黒く染めているんですけど、黒染めするのを忘れてきたらこんなことになってしまって…」と明かし、会場もびっくり。
驚きと笑いに包まれたディーンは「この劇場の温かい空気、この作品の優しさを反映しているなと今しみじみ感じています」。
以前に親子役を演じたことをきっかけに、寺尾を「オヤジ」と慕うディーン。本作への出演は「オヤジから電話がかかってきて、出てくれと。1日あればいい、1曲歌ってくれとラブコールを頂きまして」とうれしげに語りつつ「電話で、これが最後になるかもしれないと言われて、そんなこと言わないでくれオヤジ、という思いを伝えに参加しました」。
実はその時期、体調を崩していたという寺尾。「ディーンと話したとき、これが最後かもと考えていた」と明かし「早く処置をしたので今は非常に快適です」と笑顔。寺尾を兄と慕う佐藤浩市も駆け付け、キャストたちから78歳の誕生日を祝われた寺尾。「こんな“兄弟”や“息子”、うらやましいでしょ」と自慢げに語り笑いを誘っていた。
この日の登壇者は寺尾聰、松坂桃李、佐藤栞里、副島淳、 ディーン・フジオカ、松坂慶子、佐藤浩市、小泉徳宏監督。
「THE SECOND」優勝ツードライブの周平魂が妻の「調子に乗るなや」に感謝「今まで通りの空間にしてくれているのがうれしい」
「THE SECOND~漫才トーナメント~2025」優勝者のツードライブが5月23日、都内で行われた「『幕張ビーチ花火フェスタ2025』開催発表会見」に特別ゲストとして出演した。
会見ではナイチンゲールダンス、はるかぜに告ぐ、青木マッチョらとともに花火フェスタをPR。
トークセッションで周平魂は優勝後、大阪に戻ると「次の日、朝から凱旋でなんばの漫才劇場と森之宮の漫才劇場があったんですけど、そこにツードライブがタクシーで行くというのがまず初めて。優勝してから3日間ぐらいは家に戻ったのは5分荷物を取りに行っただけだった。タクシーに僕一人で乗り込んだらファンキーな運転手さんで“ヘイ! チャンピオン”って言われて、ニューヨークのタクシーに乗ったのかと思った。駐車場からバーッと出て行ったら花道のようにお客さんがバーッとなって、照れてもうてどうしたらいいか分からへん。運転手さんが窓を開けて“チャンピオンのお通りだよ”って。ニューヨークの映画の日本語吹き替え版かと思った」と優勝翌日の様子を明かした。
先輩芸人の見取り図の盛山から連絡があり「東京を行き来する時に泊まるところとか困るかもしれないから、見取り図ハウスにいつでも泊まってくれていいし、なんなら住んでくれてもいいから。鍵も渡すしって言われた」(たかのり)とのことでしばらくは東京での仕事の際はそこを拠点とするとのこと。
「はる告ぐ」一色といろの交際人数0の理由は「1回も人を好きになったことがない」好きなタイプは「半径1メートル以内に近づいて来ない人」
お笑いコンビ「はるかぜに告ぐ」の一色といろが5月23日、都内で行われた「『幕張ビーチ花火フェスタ2025』開催発表会見」にゲストとして出演した。
同花火フェスタは国内最大級の2万発の花火が打ち上げられる、千葉市の夏の風物詩として親しまれている千葉市民花火大会。花火の打ち上げの前に恋人や家族など大切な人へのメッセージを30文字以内でアナウンスしてもらえる「メッセージ花火」という名物企画があるのだが、この日はこれに引っ掛けて「これまでに交際した人数」の多い順に順位を決める企画を開催。
ここで一色は「計算した結果ゼロでした」と明かした。その理由については「1回も人を好きになったことがない」とのこと。
鳩山由紀夫氏「映画は日中を良好にする」来日中国人監督「中国人もこういう努力を払っているんだと知ってもらえたら」
映画『唐探1900』の上映イベントが23日、都内にて行われチェン・スーチェン監督ら来日陣とゲストの鳩山由紀夫・幸夫妻が登壇。映画を通しての日中交流に期待を寄せた。
中国のアカデミー賞とも呼ばれる映画の祭典「中国金鶏百花映画祭」を「金鶏海外影展 in JAPAN」として日本で開催。日本初上映含む全6作品を上映する。
開幕作品「唐人街探偵」シリーズ最新作『唐探1900』は世界中のチャイナタウンを舞台に「チグハグ」コンビが事件を次々と解決していく人気作。3作目『唐人街探偵 東京MISSION』は日本を舞台に、妻夫木聡、三浦友和、長澤まさみらが出演し話題を呼んだ。
この日はスペシャルゲストとして第93代 内閣総理大臣の鳩山由紀夫元首相と幸夫人が登壇。由紀夫氏は「映画というものは、他のどんな芸術文化以上に、日本と中国の関係を良好にするための素晴らしい産業だと思っています」と語り「特に『唐探1900』は舞台がサンフランシスコのチャイナタウンということで。2人の愛が芽生えたのがサンフランシスコなものですから、興味を持って拝見したいと思います」と語り、一同も大笑い。
すると、『唐探1900』のチェン・スーチェン監督が「残念なお話かもしれませんが…実はこの作品は1900年のサンフランシスコが舞台で、現代のサンフランシスコで再現をするのが難しく、山東省に広大な撮影拠点を設けて撮影しました」と明かし、由紀夫氏も苦笑。
「妻の幸も、2年以内に映画を作りたいと頑張っておりますので、ぜひ見に来てください」とアピールした由紀夫氏に、チェン監督が「私が東京で『唐人街探偵 東京MISSION』を撮ったときの撮影監督を紹介します」と応じて、会場も大盛り上がり。
「映画が日本と中国の関係をもっと良くしていきますように」と期待を寄せた鳩山氏。チェン監督も「物語の舞台となった1900年は、我々中国人にとっては複雑な時代でもありました。でも映画を通して、現代の人々に、あのような歴史は再びあってはならないんだと感じてもらえたら。日本の観客の皆さんには、中国人もこういう努力を払っているんだと知ってもらえたらうれしいです」と作品に込めた思いを語っていた。
「金鶏海外影展in JAPAN」は5月23日から27日までヒューマントラストシネマ有楽町にて開催。
京都で「ぶぶ漬けどうどす」と言われたらどうする? 深川麻衣「偏見にも気づける映画」
映画『ぶぶ漬けどうどす』(6月6日公開)の東京プレミア上映イベントが22日、都内にて行われ、主演の深川麻衣らキャスト陣と冨永昌敬監督が登壇。登壇者が“京都あるある”クイズで盛り上がった。
京都が好きすぎる主人公が、“京都愛”が強すぎるために大騒動を引き起こしてしまうシニカルコメディー。
劇中と同じく、着物姿で登場した深川と室井。深川が「観光だけでは得ることができなかった京都の知識を知ることができました」と振り返り、室井は「京都の方がご覧になったらどう思うかドキドキします。でも私は京都が大好きです!」と念押し。
この日は、室井の夫役を演じた松尾貴史が司会。トークでは「京都弁」と口にした大友律に、関西出身の松尾が「京都では京都弁って言わないんですよ。“京言葉”言います~」とイジり、笑いを誘う一幕も。
イベントでは「“かなわんわ”とは? A本当に困った B嫌味を言っている」「洛中とはどこを指す?」など、京都でよく使われる言葉の意味を当てるクイズに一同が挑戦。
映画のタイトルにもなっている「ぶぶ漬けどうどす、と言われたらどうするのが正解?」というクイズでは、松尾が「一説によると明治維新のころに、他の地域から京都にわっと人が入ってきて、それまであうんの呼吸で“歓迎したいんですけど何もお出しできないんです”という意味だったのが、それを分からない人が“じゃ一杯だけいただこうか”と言って、帰れという皮肉なニュアンスになっていったとか」と解説し、深川は「勉強になりますね」。
すると若葉が「京都の太秦撮影所のスタッフさんがすごく怖いと効いていたんですけどとても優しかった。でも僕が気づいてない可能性もあるということですか?」と首をかしげ、室井も「京都で映画をほめてもらったけど、逆の意味だったのかな」と案じ、笑いを誘った。
そんな一同に、冨永監督は「最初は、まどかが京都に嫁いで、女将さんたちがみんな怖くて…というサイコスリラーになる予定でした」と明かし「でも取材をしていくうちに、僕らの偏見のほうがヤバいなと気づいたんです」とコメディーへ切り替えたことを明かし、深川も「偏見にも気づける映画になっていると思います」と胸を張っていた。
この日の登壇者は深川麻衣、小野寺ずる、大友律、若葉竜也、松尾貴史、室井滋、冨永昌敬監督。