『時をかける少女』、『サマーウォーズ』で、幅広い層から支持を得るアニメーション映画監督・細田守の最新作。“おおかみおとこ”とおとぎ話のような恋をした主人公が、彼との間に生まれた子供を育てていくというファンタジックなストーリーを通して、「1人の女性が、恋愛・結婚・出産・子育てを通じて成長する姿」と「その子供たちが、誕生から自分の生きる道を見つけて自立する過程」を、誰もが共感できるエンターテインメントとして描き出す。“おおかみおとこ”と恋に落ちる主人公・花の声を務めるのは、宮崎あおい。シングルマザーとして2人の“おおかみこども”を育てながら自身も成長していく姿を、生き生きと表現している。数奇な運命を背負いながらも花と子供たちを優しく見守る“おおかみおとこ”役を大沢たかおが演じる。他、菅原文太、染谷将太、麻生久美子ら、豪華俳優陣も参加。国際的に活躍する高木正勝とアン・サリーが主題歌「おかあさんの唄」を手掛けている。
普遍的なテーマの中に希望を見出す細田作品ならではの魅力にあふれた一本だ。