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10・9「全日本アマチュア修斗選手権」 男女10階級で全日本王者決まる

2016.10.10 Vol.676

 アマチュア修斗の最高峰の大会「第23回全日本アマチュア修斗選手権」が10月9日、神奈川県・小田原アリーナで開催された。

 昨年、2基のケージを使用するという大きな改革が行われた同選手権。今年はドイツ、香港から招待選手が参戦、ルール面では女子の試合での顔面への膝蹴りが解禁、キッズ&ジュニア修斗の公開試合の開催と着々と進化を続けている。
 また格闘技道場がジムの発展、業界の発展を目指し集結したネットワーク「D-NET」の協力を得て、会場内でグラップリングトーナメントを開催するなど見どころも多彩な大会となった。
 そして、昨年はニコ生無料ライブで生配信されたが、今年は「FRESH!byAbemaTV」にてライブ配信。CHEMISTORYの川畑要さん、現修斗世界ライト級王者・斎藤裕、7日にミャンマーで初防衛を果たしたばかりのONE世界ストロー級王者・内藤のび太を特別ゲストに迎えるという豪華版だった。

 各地区大会を勝ち抜いた選手たちによる戦いとあって、各階級ともレベルの高い試合が続いた。
 バンタム級では今年の中国、四国、九州フェザー級優勝の本田良介が1回戦をスリーパーホールドで一本勝ちすると2回戦、準決勝、決勝と危なげなく勝ち上がり優勝した。
 プロ昇格が決まっていたミドル級の出花崇太郎は「プレッシャーがあった」と言いながらも1回戦、準決勝と危なげなく勝ち上がり、決勝も1R41秒、腕十字固めで有終の美を飾った。
 女子のミニマム級は昨年のフライ級優勝者・下牧瀬菜月が1回戦で宇田川唯奈に敗れる波乱でスタート。決勝ではその宇田川を清水愛がグラウンドで完封。初優勝した。
 また海外からの招待選手も香港のマックス・レアリがフェザー級で3位に入るなど新しい風景を見せてくれた。

THL編集部オススメMOVIE『淵に立つ』

2016.10.10 Vol.676

 郊外で小さな工場を営む鈴岡家。夫・利雄と妻・章江、10歳の娘・蛍の3人は平穏な日々を送っていた。ある日、利雄は古い知人で最近まで服役していた八坂草太郎を雇うが…。

監督:深田晃司 出演:浅野忠信、筒井真理子、古舘寛治他/1時間59分/エレファントハウス配給/有楽町スバル座 他にて公開中  http://fuchi-movie.com/

黒沢清監督インタビュー 映画『ダゲレオタイプの女』

2016.10.10 Vol.676

 日本を代表する映画監督・黒沢清が初の海外作品に挑戦。全編フランス語により、フランスの俳優、スタッフを起用、フランスでロケを行った最新作『ダゲレオタイプの女』製作秘話を語る!

EXILEの橘ケンチとTETSUYAが横須賀盛り上げ大使に就任「横須賀の魅力を世界に発信」「猿島でフェス開催!」

2016.10.10 Vol.676

 

 EXILEの橘ケンチとTETSUYAが神奈川・横須賀市の「横須賀盛り上げ大使」に就任することになり、5日、同市の諏訪小学校で行われた就任式に出席した。ケンチは「横須賀は国際都市。いろんな人たちが集まっていて、僕もそのなかで育ちました。横須賀と世界とがつながっていく場所が増えていったらいいなと思います」、TETSUYAは「ステージを組んでフェスみたいのをやってみたいですね。場所は猿島とかだったら最高ですね」と、構想をぶち上げた。

 2人とも横須賀育ち。EXILEをはじめとした所属グループでのライブなどで全国を飛び回って多忙を極めるが、その活動と並行して、横須賀市でもさまざまな活動を展開。中学校で生徒にダンスを教えたり、観光PR番組に出演するなど市とタッグを組んで精力的に活動してきた。

監督・西川美和 × 主演・本木雅弘 初タッグの2人が紡ぐ、新しい家族の物語。『永い言い訳』

2016.10.10 Vol.676

『ゆれる』『ディア・ドクター』『夢売るふたり』の西川美和監督が、『おくりびと』以来7年ぶりの映画主演となる本木雅弘を迎え、直木賞候補となった自らの小説を映画化。今回初タッグを組んだ西川監督と本木。実は2人は“運命の絆”で結ばれていた!?

『オケ老人!』試写会に25組50名

2016.10.10 Vol.676

 アマチュア・オーケストラ、通称「アマオケ」の数が世界で一番多い国は、なんと日本! そんなアマオケの世界を舞台に描く、涙と笑いと感動の音楽エンターテインメント! 

 勘違いで老人ばかりの楽団・梅が丘交響楽団に入ってしまった主人公・小山千鶴役には、映画初主演となる人気女優・杏。バイオリン演奏と指揮にチャレンジし、成長していく女性主人公を生き生きと演じた。楽団のメンバー役には、笹野高史、左とん平、小松政夫、藤田弓子、石倉三郎といった個性派のベテラン俳優がずらり。ライバル楽団のコンサートマスター役に光石研。他、坂口健太郎や黒島結菜といったいま大注目の若手俳優も出演。原作は『ちょんまげぷりん』の荒木源による同名小説。『ぱいかじ南海作戦』の細川徹監督がメガホンをとった。

 梅が岡高校に赴任してきた数学教師の小山千鶴は昔、演奏していたバイオリンをもう一度演奏したいと地元のアマオケに連絡を取る。ところが目当てのエリート楽団・梅が岡フィルハーモニー(梅フィル)と間違えて、老人だらけの梅が岡交響楽団(梅響)に入団してしまう。 11月11日(金)より公開。

『ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気』試写会に10組20名 

2016.10.10 Vol.676

 世界三大国際映画祭すべての女優賞を制覇し、2015年には『アリスのままで』で念願のアカデミー賞主演女優賞を獲得したジュリアン・ムーア主演最新作! 2008年のアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞した『Freeheld』で語られた実話をもとに、一人の女性が自分のパートナーとともに自由と平等を求めて苦難を乗り越えていく姿を描く。病と闘いながら法に立ち向かう主人公ローレル役にムーア。そのパートナー・ステイシー役に『JUNO/ジュノ』のエレン・ペイジ。他マイケル・シャノン、スティーヴ・カレルら演技派が揃う。

 ニュージャージー州オーシャン群で刑事として働くローレルは、ある日ステイシーという若い女性と出会い恋に落ちる。年齢も環境もまったく異なる2人だったが手さぐりながらも愛を育んでいき、郊外に家を購入し一緒に暮らし始めることに。しかしローレルが病で余命半年であることが判明。彼女はステイシーに遺族年金を遺そうとするが同性のパートナーへの相続は法で認められていなかった…。

 11月26日より新宿ピカデリー他にて公開。

『VR ミッション:25』試写会に10組20名 

2016.10.10 Vol.676

 ヴァーチャルな“現実(リアル)”をサバイブせよ! 近年、注目が集まるヴァーチャルリアリティーテクノロジー・VRゲームを題材にした、英国発の近未来SFアクション。出演は『イントゥ・ザ・ストーム』のマックス・ディーコンら。
 近未来のニューヨーク。閑散とした高層ビルにあるザイバツ・コープ社のオフィスに、8人の男女が集められた。彼らはオンラインゲームの名手で、最新テクノロジーを駆使して作られた最新型のバーチャル・リアリティー・ゲーム『ザ・コール・アップ』をいち早く体験できるという、夢のようなチャンスを得たのだ。彼らは高分子マトリックス製のスーツとヘルメットを着用し、完全没入型のバーチャル・リアリティー・ゲームのプレイを始める。リアルな戦場さながらのゲームの世界に興奮するのも束の間、彼らはすぐにこのゲームがワナであることに気づく…。謎の主催者の正体は? そして彼らが体験するリアルすぎるヴァーチャルゲームとは!? 

 11月19日より池袋HUMAXシネマズ他にて公開。

現代スパイアクションの金字塔が最強タッグで復活!『ジェイソン・ボーン』

2016.10.09 Vol.676

 記憶を失った天才スパイの孤独な戦いを、片時も目が離せないストーリー展開と圧巻のアクションで描いた、現代スパイアクションの傑作が、主演マット・デイモン、監督ポール・グリーングラスという最強タッグで復活。「ボーン」シリーズ新章が始動!

 CIAの極秘プログラム「トレッドストーン計画」が生んだ“最高傑作”の暗殺者でありながら記憶を失い、自らのアイデンティティーを取り戻すべく孤独な戦いに挑んだヒーロー、ジェイソン・ボーン。リアルな格闘戦からクールな銃撃戦、知的興奮を呼び起こす頭脳戦…シリーズの醍醐味が、さらにパワーアップして復活だ。本作では、本年度アカデミー賞助演女優賞を受賞した女優アリシア・ヴィキャンデルをはじめ、名優トミー・リー・ジョーンズやヴァンサン・カッセルら豪華キャストが参加。アテネ、ロンドン、ラスベガスなど世界中の都市を舞台に、シリーズ最大規模の壮絶な戦いが描かれる。そしてそこで明かされるのは、ボーンの過去にまつわる最も重要な「真実」。ボーンを演じてきたデイモン自らも「シリーズ最高傑作」と太鼓判を押しているだけに、期待せずにはいられない。

【STORY】世間から姿を消し、ひっそりと暮らしていたジェイソン・ボーンのもとに、CIAの元同僚であるニッキーが現れる。彼女はCIAの恐ろしい陰謀と、ボーンにまつわる衝撃的な過去についての情報を持っていた。ボーンを追跡するCIAエージェントのリーはボーンを再びCIAに取り込もうと画策するが…。

監督:ポール・グリーングラス 出演:マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ、アリシア・ヴィキャンデル、ヴァンサン・カッセル、トミー・リー・ジョーンズ他/2時間3分/東宝東和配給/全国公開中  BOURNE.jp

THL編集部オススメMOVIE『お父さんと伊藤さん』

2016.10.09 Vol.676

 20歳年上の彼氏・伊藤さんと同棲する彩のアパートに突然、父が転がり込んでくる。彩たちの穏やかな生活は一変。ハプニング続きの日々を送るうち、いつしかひとつの家族のようになりかけたかに見えたが…。

監督:タナダユキ 出演:上野樹里、リリー・フランキー、藤竜也他/1時間59分/ファントム・フィルム配給/新宿バルト9他にて公開中  http://father-mrito-movie.com/

【vol.676】東工大の大隅氏がノーベル医学賞受賞

2016.10.09 Vol.676

 スウェーデンのカロリンスカ研究所は3日、2016年のノーベル医学・生理学賞を、飢餓状態に陥った細胞が自らのタンパク質を食べて栄養源にする自食作用「オートファジー」の仕組みを解明した東京工業大の大隅良典栄誉教授(71)に授与すると発表した。

 日本のノーベル賞受賞は3年連続で計25人。医学・生理学賞は昨年の大村智氏に続き計4人となった。
 オートファジーはギリシャ語の「オート」(自分)と「ファジー」(食べる)を組み合わせた造語。栄養がなくなった細胞内に、二重膜でタンパク質などを取り囲むオートファゴソームという小胞ができ、分解酵素が入った細胞小器官と融合してタンパク質をアミノ酸に分解し、栄養源として再利用する仕組みを指す。

 平たく言うと、細胞内の物質を細胞自身が分解し栄養として再利用する仕組み。
 この現象が存在することは1950年代から知られていたが、分子レベルでのメカニズムや生理学的な意義は謎だった。
 大隅氏は東京大助教授だった昭和63(1988)年、世界で初めて酵母のオートファジーを観察することに成功。平成5年には、酵母のオートファジーに関わる遺伝子「ATG」を14種類発見し、研究が一気に加速した。

 オートファジーの仕組みががんや神経変性疾患など多くの病気の発症に関連することも分かってきており、この分野の研究を急速に発展させた業績は国際的に高く評価されていた。

 大隅氏は3日、東京都目黒区の東京工業大で記者会見。「研究者としてこの上もなく名誉」と笑顔で受賞の喜びを語った。地道な努力で研究を支えたスタッフや学生には「研究は1人でやりおおせるものではない」と感謝し、同じ研究に携わる日本の研究者を「今日の栄誉を分かち合いたい」とたたえた。

 今後については「基礎研究をする若い人のサポートができるような仕組みづくりへ一歩、踏み出せれば」とし、応用研究の支援を重視しがちな社会に「大変憂えている。科学が『役に立つ』という言葉が社会を駄目にしている。本当に役立つのは100年後かもしれない。将来を見据え、科学を一つの文化として認めてくれる社会を願っている」と訴えた。

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