T.T彩たまが琉球との激闘制し悲願の開幕戦勝利【8・30 Tリーグ】

接戦を制し、歓喜の神(撮影・上岸卓史)
「魂のカット打ち(笑)。小技はできないんであれしかない」

 勝利を決めた神は「いつも通りのカット打ちをしただけ。僕はスマートなプレーはできないし泥臭くやるだけ。いつも通りの、魂のカット打ちです(笑)。小技はできないんであれしかないです。朱世赫に勝てたのは自分としてはうれしい。フォアでしていたレシーブをチキータに変えたのが功を奏した。そこで思い切れたのが良かった」などと試合を振り返った。

 試合後、彩たまの坂本竜介監督は「見てるほうは手の汗が乾く暇がなかった。昨年は開幕戦で負けてしまったので、今シーズンはなんとしても勝ちたいと思っていた。琉球さんも素晴らしいプレーで卓球ファンを楽しませてくれたんではないと思う。チームは完璧。ピッチフォードは来週からヨーロッパ選手権がある中で日本に来てくれた。今日は初戦でかなりプレッシャーがある中で大きな勝ち星を挙げてくれた」などと試合を振り返った。

 琉球の張一博監督は「紙一重。勝ってもおかしくない試合だった。悪くない。前シーズンはダブルスの勝率は低かった。今シーズンはいろいろなペアを組んで行けるようにしたい。負けたけど悪くない出来。負けたけど全ての試合が惜しかった。勝っても負けてもおかしくなかった」と敗れはしたものの今シーズンに向け大きな手応えを感じたようだった。
第2マッチでピッチフォードに惜敗の琉球・吉村(撮影・上岸卓史)
「T.T彩たまvs琉球アスティーダ」(8月30日、東京・アリーナ立川立飛)
T.T彩たま(3-1)琉球アスティーダ
◆第1マッチ
〇黃鎮廷、平野友樹(2-0=11-5、11-9)李 平、木造勇人●
◆第2マッチ
○リアム・ピッチフォード(3-2=11-10、7-11、7-11、11-8、13-11)吉村真晴●
◆第3マッチ
●黃鎮廷(2-3=8-11、11-6、10-11、11-9、10-12)村松雄斗〇
◆第4マッチ
〇神 巧也(3-2=7-11、11-7、11-7、8-11、11-9)朱 世赫(チュ セヒョク)●
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