中井貴一“大河違い”で志の輔に映画化オファー?「ロケ地は中国だと思った」

 

 映画『大河への道』の完成披露試写会が1日、都内にて行われ、主演・中井貴一と原作の立川志の輔が登壇した。

 立川志の輔の新作落語『大河への道-伊能忠敬物語-』の映画化。千葉県香取市で郷土の偉人・伊能忠敬を主役にした大河ドラマの企画が進むなか、伊能が手掛けた地図は死後に完成していたという新事実が発見されたことから明かされていく笑いと感動の物語。

 志の輔の落語を見て映画化を直談判したという主演・企画の中井貴一は「師匠の落語をまとめた舞台をしていたとき『大河への道』という作品があることを知りました。その後、師匠と対談の機会があった際、近々お演りになるかと聞いたら、やらないです、と言われた。僕の中では『大河への道』というからには、ロケ地は中国、大河へと向かう主人公たちがさまざまな人と出会っていく物語だろう…と思っていたので、そんな壮大な作品を軽々しく、やりますかと聞いた自分を恥じたのですが、師匠が(記録用の)DVDをお貸しくださって拝見したところ…“こっちの大河か!”と」と苦笑しつつ「これは映画になるなとすぐ思いました」と振り返った。

 志の輔も「中国のことは一切、頭に無かったです」と返しつつ「DVDを見た中井さんから映画にしたいと聞いたときは、中井さんはこういうほめ方をするんだな、と思ったんですが、本当に映画化したいと。もしDVDを貸していなかったら、もし冗談やめてくださいよと電話をガシャンと切っていたら、ここに立っていなかった」と映画化に感激。

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