THE RAMPAGE 浦川翔平が連日にぎわっていると話題の江戸東京博物館で時間旅行〈BUZZらないとイヤー! 第123回〉

その境界を超えると甲冑がずらり。リニューアルオープンに合わせた企画「武家のプライド-江戸博甲冑コレクション-」(すでに終了)で、“江戸博”が所蔵する甲冑11領を並べて展示していました。なかでも翔平さんが見入っていたのが「本小札濃勝糸威二枚胴具足」(江戸時代 19世紀)でした。「おもしろいですね! 兜の飾りがカマキリだ」と翔平さん。昔、カマキリは前進して退かない姿勢から勝ち虫とされ、武将たちからは縁起物とされていたそうです。
甲冑コレクションの横には江戸の町の大きな模型も配置されています。江戸城のふもとで賑わう町。模型なのに当時の活気が伝わってくるのが不思議です。
江戸の散策はさらに続きます。動く階段=エスカレーターで下の階に降りると、当時の庶民の暮らしを体感できるエリアです。

「棟割長屋(むねわりながや)」の前に来ると、自分の体が小さくなったような気分にさえなります。天びん棒を担いで商売をしている人や大工さんの住まいがあれば、産婆さんが来て子どもを取り上げていたり、少し広めの一画では子どもたちが勉強をしています。
当時の集合住宅で、一戸はミニマムなキッチン付き1K、ワンルームの間取り。広さは4.5~6畳、1.5畳ほどの土間がついているといったサイズで、トイレは共同でした。「この空間に何人ぐらいで住むんだろう」と、翔平さん。一人で住んでいる人もいたでしょうが、夫婦に子どもでだいたい4~5人で住んでいたという説明に、「…狭いですよね。布団とかもどこに置くんだろう?」と考えを巡らせます。部屋の中には収納らしい収納もありません。
「江戸時代の人は、現代人よりも小柄っていうのもありますからね」という説明に少しだけ納得したふうな翔平さん。布団も使わない時はたたんで重ね、衝立で隠していたと聞くと、「へぇー」と小さく声を上げます。

長屋の外の一画には共同のお手洗いも。
「江戸時代はし尿がお金になったんですよ。長屋に住んでいる人がここでしたものは管理する大家さんのものになっていて、大家さんはそれを売ってお金を得ていた。今でいう管理費みたいなものでしょうか、家賃はありましたからね」と、新田さん。
庶民の暮らしが分かるこのエリアには体験コンテンツもたくさんあります。
例えば、時代劇などでよく見かける棒手振り(天びん棒)。「かついでごらん!」とでも言っているかのようにラックにかかっています。翔平さんは両端に下がった桶を覗き込んで「サヨリとアジ、ボラ!……春の魚!」と喜ぶと、天びん棒の下に入って持ち上げようとしますが「あれ、これは結構重いぞ。 江戸の人は力持ちだったんだなあ」

来場者に人気の体験コンテンツだそうですが、簡単に見えて、多くの人が担ぎ上げるのに苦労しているそうです。
天秤の棒を片方の肩の上に乗せて前後に籠が来るようにしてバランスを取ります。少し前かがみだった翔平さんに、新田さんが「重心を後ろにかけるといいですよ」とアドバイスがあり、かなり様になりました。
鮮度のいい魚を売ってくれそうです。ちなみに桶の中は季節ごとに変わるそう。「細かいところまで!」と、魚好きな翔平さんだけにうれしそうでした。

正しく担げるよう導入されている動画のお手本!3月の内覧会時には取材陣にお手本をお勧めしたい担ぎ手の姿も……(編集部撮影)

