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ゆりやん「落ち着いて来てやぁ〜!」

2016.06.21 Vol.668

 

 世界的に著名なクラウン(道化師)であるスラバ・ポルニンが創作・演出する“体感型ファンタジーショー”として世界7ヵ国15以上の国際演劇賞を受賞している『SLAVA’S SNOWSHOW スラバのスノーショー』。6月20日、都内の会場でその『「SLAVA’S SNOWSHOW スラバのスノーショー」クラウン来日記念囲み会見』が開催され、クラウンのヴァーニャ・ポルニン氏、アレクサンドル・フリッシュ氏、おかずクラブ、ゆりやんレトリィバァ、平成ノブシコブシ・徳井健太が出席した。世界30ヵ国以上120を超える都市で、500万人を動員して来た同公演が初めて日本で上演されたのは、一昨年の2014年のこと。2年の時を経て今年7月、再び日本にて上演が決定となり、今回の来日となった。

 会見では、おかずクラブ・ゆいPが東京公演へ、ゆりやんが大阪公演へ出演することも発表。会場の後方からわらわらと現れたクラウンのポルニン氏とフリッシュ氏は、すぐさま、おかずクラブ&ゆりやんとハグ。「フリッシュさんは、女性が好きなんですよ」と徳井が紹介すると「私、初めて女として観られた!」と大興奮するゆりやんに、「よかったねぇ!」と優しく声をかけた。

 さらに、ゆいPとゆりやんの生着替えが行われ、ポルニン氏とフリッシュ氏が2人に真っ赤な鼻を付けて、帽子をかぶせ、洋服を着せた後、雪を全員にまき散らして、ショーの世界観へ誘った。

 普段は喋らないクラウンだが、鼻をはずすとオフに。鼻を取ったポルニン氏は「ずっとこの日を楽しみにしていた。まだ(本番までに)3週間あるのですが、わくわくして待ち続け、思いっきりやりたい」と意気込みを語り、「前回は、東京と大阪に行ったけど、それぞれの街の文化と精神性を感じた」と2年前の公演の印象を述べた。

 昨年、ローマ公演で実際にクラウンを体験した徳井は「声がなく感性でのお芝居なので、僕は伝わりやすいのかなと。言いたいことを押し付けることもなく、笑いたければ笑えばいいという感じ」と説明しつつ、ほかの3人に「全世界で即完らしいから。日本の人も観に行ったほうがいいと思いますよ」と助言。会見前に出演を聞かされたゆいPは、「何をするのかも、うまくできるのかもわからないので不安」と目を泳がせた。ゆりやんはフリッシュ氏に二人羽織のようにされながら、おなじみの英語スピーチのネタを盛り込んで「スラバのスノーショー、ばり楽しみ!」と笑顔。「絶対がんばりますんで、よろしくお願いします!」と意気込んだ。そんな2人を観ていたおかずクラブ・オカリナは、「感情で動いている2人なので、出演はピッタリ。相方としても楽しみにしています」とエールを送った。

 クラウンと初めて絡んだゆりやんが「私が言うのもなんなんですけど、絡みにくい」とつぶやくと、徳井は「基本的に(何かいろいろとしていても)無視していればいい。大丈夫、大丈夫!」とアドバイス。ローマ公演時にけん玉でコミュニケーションを取っていたという事で、「日本の文化が好きなんだよ。舞台前の差し入れが、みんな寿司。寿司が好きだから、差し入れで持っていったら喜ぶと思う」と話し、「さかなへんに雪って……鱈ですよね。鱈とか差し入れたら喜ぶかも」と入れ込んだゆりやんに、「おぉ!いいボケだなぁ」と絶賛。また、クラウンをやりきるための心得としては「ずっとキャラに入ってないといけない。秋山さん(ロバート)とか友近ってキャラ入ってるじゃん? ああいう感じ」とアドバイス。「どれくらい練習するんですか?」と訊ねるゆいPには「急に出されるから、練習はない」と返答。日本語で「がんばれっ!」と微笑むポルニン氏は「スラバは練習をしてはいけない」とも。さらに、「もし観に来ていただけるなら、最後まで観ていただきたい。何があっても最後まで観ていただければ、劇のいちばんの見どころも感じていただけると思います」とアピール。徳井も「安心してください。ラストで全員、立って拍手するから。観に来て間違いないです」と太鼓判を押した。

「DVDで観たんですけど、すごく楽しみ。といっても、出る側なので楽しむ余裕はないかなぁ」と心配そうなゆいPに、ポルニン氏は「そう言うけど、実はお客さんでいるより、役者でいるほうが楽しいんですよ」と声をかけるとゆいPは「確かに誰もが経験できることじゃないですもんね。がんばります!」と笑顔で応えるた。

「真夏にスノーショーで涼しげなファンタジーを楽しんでいただければ」と呼びかけたゆりやんは、ネタでおなじみの言い方で「落ち着いて来てやぁ〜!」と絶叫し会場を盛り上げた。

 なお、東京公演は7月30日(土)〜8月14日(日)の20公演を東京・シアター1010(センジュ)で開催される。

トータル藤田、高校野球新書で「ナオキ狙う」

2016.06.10 Vol.677

 

 よしもとクリエイティブ・エージェンシーと小学館がタッグを組んだ「小学館よしもと新書」が創刊、10日、渋谷のヨシモト∞ホールで、創刊記念会見が行われた。会見には、同レーベル第1弾となった『夜を乗り越える』が13万部を突破した又吉直樹、今後作品の出版が決定しているトータルテンボスの藤田憲右、千原兄弟の千原せいじが出席した。

「これでナオキ(直木賞のこと)狙う!」と、トータル藤田が意気込む一方で、又吉は苦笑いしかできなかった。当人によれば同レーベル創刊で、又吉への要求が多いそうで、「せいじさんに楽屋で家族がいる!と楽屋で言われた」という。この日も、離島に全員で握手会に行く、作品の連動企画、帯を書くのは当然など、多くの注文が飛び出した。

 今後、同レーベルから続々作品がリリースされる。

 第2弾はトータル藤田の『ハンパねぇ!高校野球』(7月3日発売)。高校野球好きである藤田が、高校球児だった自分自身の経験を踏まえながら、高校野球の見方を伝授する内容。これまでの甲子園での逸話、各都道府県のチームを取り上げるなど、高校野球ファンでなくとも楽しめるような構成を心がけたそうだが、「女性はダメかもしれない」。千原も「(芸人が)野球、プロレス、サッカーを(テーマにして)やって滑ってきたの見てきた」と不敵な笑みを浮かべた。

 第3弾は、千原の『がさつ力』(8月3日発売)。人からがさつだと言われ続けるなかで、「自分で自分のことを見つめ直してみた本。自分の取り扱い説明書です」と、説明した。

 会見には、芥川作家の羽田圭介に扮したレイザーラモンRGが登場し、芥川賞「あるある」を披露した。レイザーラモンRGはレーベル第4弾の新書を今秋発売予定。

RADIO FISHがフリーライブ「アレ見せろって言われるのうれしい」

2016.05.26 Vol.667

 

 お笑いコンビ、オリエンタルラジオを中心としたパフォーマンスユニット、RADIO FISH(レディオフィッシュ)が25日、東京ドームシティ ラクーアガーデンステージで、アルバム『PERFECT HUMAN』の発売記念イベントを行った。

 TGCやニコニコ超会議などのイベントにも出演したことがあるが、「RADIO FISHとしてのイベントは初めて」。会場は家族連れやカップルなど多くの人で埋まり、中田、藤森を始めとしたメンバーは「いつ辞めようかと思いながらも」1年以上やり続けて至った今の状況にブレークに感無量の様子だった。

 この日は、『PERFECT HUMAN』など3曲をパフォーマンス。同曲でフィナーレを迎える前には、オリエンタルラジオの中田は「アレ(『PERFECT HUMAN』)見せろって言われるのがうれしいんです。10年間、武勇伝しかなかったんで。アレっていうのが武勇伝じゃないんだって」と話すと、会場はさらに盛り上がりを見せた。

 ステージ終了後の取材で、中田と藤森は初めてのCDのリリースや観客の反応に興奮冷めやらぬといった状況。中田は「合コンで自分の歌を歌ってる人はいない」と藤森がRADIO FISHをオフステージでも披露していることをチラつかせると、藤森は「調子乗ってまーす!」と満面の笑みだった。

KOC優勝のコロチキ、今年の出場は「7月までにネタができたら」

2016.05.26 Vol.667

 

 コント王を決める大会『キングオブコント(KOC)』の2016年大会の開催決定会見が25日、TBS放送センターで行われ、前回優勝者のコロチキことコロコロチキチキペッパーズ、大会出場を決めたザ・ギース、ジャングルポケット、さらば青春の光、バンビーノ、うしろシティが出席した。コロチキのナダルは「(キングオブコントは)チャンスだと思う。出場したほうがいいと思う!」と、若手へ

優勝したことで「仕事量が30倍になった」という好調のコロチキだが、今大会への出場については「勝負できるようなネタが見当たらないんです。(応募締め切りの)7月までにネタがかけたら」(西野)と未定。とはいえ、「守りに行ったらダメ」「挑戦をやめたところで終わりだと思っている」と闘志を見せた。

 賞金1000万円を目標に、出席したみんながやる気。第1回となった2008年から決勝準決勝の常連で、昨年も決勝まで進んだザ・ギースの尾関は「(昨年は)5歳の娘にコロチキのマネをさせられたので、そうならないように頑張りたい」と、大きな声で宣言した。

 エントリーは7月22日まで。

永野がタワーレコードで臨時店長「DVDは定価で買って」

2016.05.20 Vol.667

 お笑い芸人の永野が18日、タワーレコード新宿店の臨時店長に就任した。同日発売した自身のDVD『Ω』(オメガ)の発売を記念したイベントの一環で、エプロンと名札をつけ売り場に立った。接客はもちろん、自身のサイン会を店内放送でアピールするなど意欲的。この日行われたインストアライブも盛り上げた

 業務を終えた永野は「就職したいと思いました。働くことはなんといいことなんだ!と。あと店長の立場に立つと万引きは許せない。もちろんこのDVDもちゃんと定価で買って見てほしい」とコメントした。

 本DVDは、「1000枚の事前予約」の公約を達成し、昨年12月に制作が決定した作品。斉藤工と金子ノブアキが友情出演している。

著名人らも行動!熊本支援の輪広がる

2016.04.22 Vol.665

 熊本地震で被災したエリアや人々に向けての支援の輪が広がっている。

 これまでに類を見ないペースで大きな揺れが続く地震とその影響の報道に、一般の人はもちろん、著名人らも行動を始めている。熊本出身の俳優、高良健吾は16日に出演映画のイベントで不安な気持ちを吐露、18日には現地入りして熊本市の小学校を訪れ給水活動を実施した。熊本・甲佐町生まれで「車中泊をしている知人もいる」というレイザーラモンRGは、ルミネtheよしもとで、熊本地震の被災者を支援する募金活動に参加した。

 そのほかにも、現地に支援物資の集積基地を設けるなど、さまざまな角度から支援活動が始まっている。20日、都内で行われたスポーツイベント『バブルラン2016』の応援部長就任式に出席したトレンディエンジェルは昨年12月の『M-1グランプリ2015』に優勝した際の副賞『どん兵衛』10種類10年分(3600個)を送る手続きを進めていることを明かした。

トレエン、バブルラン応援部長就任で微妙な泡まみれ

2016.04.20 Vol.664

 お笑いコンビのトレンディエンジェルが『バブルラン 2016』の応援部長に就任、20日、渋谷で行われた就任式に出席した。斉藤は「生まれては消えていく泡のように、今年の夏のあなたの思い出とともにバブルランいかが?」と、PRした。

 昨年日本上陸を果たすとともに10万人超が参加する人気イベントとなった『バブルラン』。応援隊長に任命された2人は、参加者の男女比は圧倒的に女性が多いと説明されると、「その情報もっといった方がいい」と強調。「女性は水着が多い」など情報を追加すると、たかしは「夏にかけて絶対楽しいのでみんなでやりましょう!」と、声を張った。

 イベントでは、バスタブに入った2人に泡をかけることで、『バブルラン』を想起させるという趣向も。ショートパンツにTシャツという濡れてもいい装いで登場するなどノリノリの2人だったが、かけられる泡が少ないというまさかの展開に微妙な表情。急きょ泡を再度作って用意したが時間が足りなかったと見えて、泡は水っぽい状態。「……今日はバイトが作ってるんで」「…冷たい!」と、リアルなコメントが飛び出し、報道陣やギャラリーを笑わせた。

『バブルラン』は今年、全国で7カ所での開催が決定。首都圏は、6月18、19日に埼玉・所沢市の西武プリンスドーム。エントリーなど詳細は公式サイトで。

安田大サーカス団長、クロちゃんは「芸人ランクゼロ!」

2016.04.19 Vol.664

 

 スマートフォン向けのゲームアプリ『モンスターハンター エクスプロア』の新コンテンツ発表会が19日、都内で行われ、安田大サーカスら松竹所属の同ゲームに親しんでいる芸人たちが登壇した。今月26日に行われるバージョンアップの特徴を体感するためで、他ゲームではほどんど見られない16人での迫力たっぷりのマルチプレイを堪能した。

 一足早く大迫力のマルチプレイを体感すべく集まったメンバーがスタートを待ち構えるなか、安田大サーカスのクロちゃんのスマホ画面だけがモニターにまったく投影されないという機材トラブルが発生。クロちゃんはネタを駆使したり、「それぞれの得意な武器は?」などと質問を振って場をつなごうとするもスベリまくり。そんなクロちゃんを団長は「ゲームのランクは高いかもしれないけど、芸人ランクはゼロ」と、バッサリ。イベント終了後の取材でも、一人『モンスターハンター エクスプロア』のすばらしさを真面目に語ろうとするものの、「取り返そうとしている」と突っ込まれ、撃沈だった。

 クロちゃんと同アプリで対戦しているというHIROはMVPに選出されたが、団長はイベントで司会を務めた。1人だけランクが低いのが理由のようだが、「やりたかった。あれ(16人マルチプレイ)なら負けない…」と残念そうなコメント。発表会に合わせ、「リハーサルとかで一回はやらせてもらえるんじゃないかって、朝まで練習したんです。でも、一回もなかった…26日のアップデートを待ちます」と悔しそうだった。

ファミマとよしもとが一緒に「ちいきイキイキ!」

2016.04.12 Vol.664

 

 ファミリーマートと吉本興業が始動させる『ちいきイキイキプロジェクト』の発表会見が12日、新宿の吉本興業東京本社で行われ、プロジェクトに参加するレギュラー、2700、ピスタチオ、田中光、桂三若、またプロジェクトリーダーを務めるファミリーマートの上田準二代表取締役会長、西川きよしらが出席した。

 発表会見では、上田代表取締役会長と西川が、固い握手を交わし、一緒に西川の「小さなことからコツコツと!」を声とアクション付きで披露。2700のリズムネタ『右ひじ左ひじのダンス』を一緒にやってほしいというオファーも快諾しやってみせるなど両社の息はぴったり。ただ、2人とネタ合わせをした2700のツネの「老人ホームに来たみたい!」のコメントには苦笑い。病み上がりの西川は「あまり激しいことはやるなと言われています。この後、検診に行ってきます」と話し、笑わせた。

 プログラムの@ホーム寄席に登場する桂三若は、「楽しい笑顔を振りまいて行きたい。(ファミリーマートに来た)ついでに楽しんでもらえれば」とコメントした。

 このプロジェクトは、ファミリーマートのイートインスペースや駐車場を利用し、落語などを楽しめる寄席をもうけたり、芸人たちによるワークショップ、みんなで行うユニークな体操などのプログラムを行うというもの。それによって、地域交流の場を創出するのが狙いだ。すでに一部の店舗で行われているプログラムだが、4月21日の秋田御所野湯本店を皮切りに全国に広げていく考え。

ダイノジ大谷が独演会「ライフワークにしたい」

2016.01.09 Vol.658

 本紙そして本紙ウェブサイトでコラム『大谷ノブ彦 カタリマス!』を連載中のお笑いコンビ、ダイノジの大谷ノブ彦が、1月29日に『大谷ノブ彦独演会「イッツオーライ」〜2015年、縁のあった10人の日本人〜』を新宿区立新宿文化センター小ホールで開催する。

 独演会は長く温めてきたアイデア。
「ずいぶん前にカンニング竹山さんのライブ『放送禁止』を見たことがあるんですけど、あれを見て、いつか自分もやりたいなあと思っていたんです。だた、同じことはできないし、ならない。自分ならどんなことができるか考えるなかで、ある放送作家が言ったんです。“大谷さんって人から聞いた話を再現するのがうまいよね”って。それから少し具体的に考えてみたんです」

 2015年、いろんな人に出会って、その人たちから聞いた話、笑い、唸り、泣いた、とっておきの話をおすそ分けする。年末年始も、ラジオ、DJ、イベントとさまざまなエンターテインメントに熱をもって取り組みながら、念願の独演会の準備も進めている。

「それぞれ別の人の話ではあるんだけど、それぞれがだんだんつながっていって、全体として、ひとつのストーリーになる。そうしたいなって。それと見せ方というのも重要だと思っていて、今考えているのはTED(日本では『スーパープレゼンテーション』としてEテレで放送)みたいな感じっていうか…。まだ当日まで詰めていきますから、どうなるかは分からないですけど」

 このトークイベント、独演会を「ライフワークにしたい」と熱っぽく語る。
「いろんな方とお会いして、お話を聞いて、刺激を受けたし、たくさんのものをいただきました。それを渡したいんです。毎年ね」
 チケットは、チケットよしもとで発売中。大谷自ら手売りもしている。

『大谷ノブ彦独演会「イッツオーライ」〜2015年、縁のあった10人の日本人〜』
【日程】1月29日(金) 18時45分/19時開場
【会場】新宿区立新宿文化センター小ホール
【料金】前売2000円、当日2500円
【チケットよしもと】 http://yoshimoto.funity.jp/

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