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英国でワクチン接種開始

2020.12.10 Vol.736

2020.11.6〜12.10 NEWS HEADLINE<PHOTO OF THE MONTH>
 目で見るニュース、気になるキーワードの解説、話題を集めた発言などなど、使えるニュースをよりコンパクトにお届け!!

都の感染者数が初の600人超。モニタリング会議「年末年始に向け病床確保がより一層必要」

2020.12.10 Vol.Web original

 東京都は10日、感染状況や医療提供体制を分析・評価する23回目のモニタリング会議を開き、引き続き感染状況の警戒レベルを最も高い段階に据え置いた。

 会議では、重症化リスクの高い高齢者の新規感染者が増加していること、感染場所が多岐に渡っていることなどから、引き続き感染防止策が必要だとして、総括コメントを4段階のうち最も警戒度の高い「感染が拡大していると思われる」に据え置いた。

 医療提供体制は4段階のうち3段階目にあたる「体制強化が必要であると思われる」に据え置いたものの、1週間でさらに約200人の入院患者が発生したこと、またコロナ患者のための医療と通常医療の両立に困難が生じていることから、病床数や職員の負担などあらゆる面で体制は逼迫し始めているとした。特に冬季は、脳卒中や心筋梗塞の入院患者が増える傾向にあるとして、東京都医師会副会長の猪口正孝氏は「休日対応となる年末年始を見据えた病床確保がより一層必要になってくる」との認識を示した。

 東京都ではこの日、新たに602人の新規感染者が確認された。1日としては過去最多となる。

サブスクビジネス大賞に『手ぶら登園』!「子育てが笑顔でできる環境を作っていきたい」

2020.12.09 Vol.Web Original

 優れたサブスクリプションサービスを表彰する『日本サブスクリプションビジネス大賞2020』の表彰式が9日、都内で行われ、『手ぶら登園』がグランプリを受賞した。
 

「手ぶら登園」は保育園に直接紙おむつが届くサブスクサービス。このサービスを利用することで、おむつに名前を書いて持参する手間がなくなるとともに、園でのおむつ管理も簡単になる。保護者と保育士の負担を軽減できるとすでに多くの園児が利用しているという。

 同サービスを提供するのは子育てベンチャーのBABY JOB株式会社。ユニ・チャームとタッグを組んで展開している。

 同社は「僕たちはママの笑顔を作る環境を提供し続けるという理念でこの会社を始めた。待機児童問題が大きくなるなかで、当初は、全国で一生懸命保育所を作っていました。そこにお母さんたちが笑顔で通えているかといえばそうではなかった。保育所と一緒に、お母さんたちの子育てから始まるたくさんのタスクを取っていって、子育てが笑顔でできる環境を作っていきたい」とコメント。

 今後の展開については「服、そして布団」だという。「保育所に通われる保護者の最も大きいと思われる負担が洗濯。大量の洗濯物で、特に夏になると毎日水遊びを服のまましますので、大量の洗濯、しかもちょっとムレたものを持って帰らなければいけない。2つ目は布団。金曜日になると持って帰り、干して、月曜に持っていく。子どもを2人自転車に乗せていたりすると大量の荷物になって危ない」と、解決すべき問題を指摘した。

 同振興会の佐川隼人代表理事は、エントリー企業の状況について、「去年よりもエントリーいただいた数が多かった。エントリーされたサービスを見ていても、去年よりも各段にサービスの質が向上している。昨年は、とりあえずサブスクを始めてみようというサービスが多かったが、今年は消費者や顧客の悩みをいかに解決するか、サブスクとして使い続けるために顧客満足を追求し続けるそんなサービスが多かった」と総括した。

 同賞は一般社団法人日本サブスクリプションビジネス振興会が、2020年で最も躍進したビジネスを表彰するもの。2019年にスタート。2回目となる今年は100社がエントリーした。

佐藤健が2020年の顔に! 「Yahoo! 検索大賞」で大賞と俳優部門でW受賞

2020.12.09 Vol.Web Originaⅼ

「Yahoo!検索大賞 2020」が9日発表され、佐藤健が、今年の顔となる大賞、そして俳優部門賞を受賞した。

 佐藤は今年、ドラマ『恋はつづくよどこまでも』で、超ドSのドクターを演じて話題に。3月には、公式YouTubeチャンネルを開設すると3日で登録者数が100万人を突破するなど注目の高さを示した。「ユーチューブ」「LINE」「恋つづ」「シュガー」「上白石萌音」「インスタ」「綾瀬はるか」「誕生日」「語学」「猫」といったワードと一緒に検索された。

東京2020の追加経費は合計2940億円。IOCが7.5%のロイヤリティーを放棄

2020.12.04 Vol.Web Original

新型コロナ対策には960億円

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の追加経費の負担に関して、12月4日、東京2020組織委員会、東京都、国の代表による三者会談が行われ、組織委の森喜朗会長、東京都の小池百合子知事、 橋本聖子東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣が出席した。

 東京2020大会の予算については昨年12月に出された組織委員会予算V4で組織委、東京都、国の経費分担について計上されていたのだが、大会は延期。それに伴う追加経費については大会の簡素化、経費の削減、合理化などの作業が進められてきた。

 延期の大きな要因となった新型コロナウイルスによる感染症対策に伴う費用についても「東京オリンピック・パラリンピック競技大会における新型コロナウイルス感染症対策調整会議」で12月2日に中間整理が取りまとめられたことからこの日の発表に至った。

 追加経費の負担については新型コロナ対策関連の経費以外の経費については、組織委員が最小限のものとなるよう抑制・削減に取り組み、大枠の合意に基づき、組織委、東京都及び国がそれぞれ費用を負担することになる。組織委の負担のうち、組織委の増収努力によっても賄いきれない費用については、東京都が負担するという。

 また新型コロナ対策関連の経費については東京都及び国が、それぞれ2分の1相当額を負担することが基本となる。ただし、アスリート等に係る検査体制の整備や組織委員会が設置する感染症対策センターなどに要する経費については、国が実施する水際対策と同様、大会の感染症対策の中心的機能を果たすことから、国が全額を負担することとなった。

 この基本的なコンセプトのもと追加経費の負担額は組織委が760億円程度、都が1200億円程度(うちコロナ対策は400億円程度)、国は710億円程度(同560億円程度)の合計2940億円程度となることとなった。

 組織委の森喜朗会長は「徹底した経費削減に取り組むとともに、パートナーを回り追加拠出をお願いするなど努力を重ねてきた」と話した。またそのスポンサー企業からの追加料についてはIOCが開催都市契約に記された7.5%のロイヤリティーを放棄する異例の決断をしたことを明かした。

 これについては武藤敏郎事務総長が「契約上は当然支払うことが前提」としながらも「延期に伴ってスポンサーにお願いして、確保したら7.5%とはいえIOCに払わないといけないのは納得がいかない話。今回に限り免除してもらえないかと交渉した。最後はバッハ会場の決断で免除するということになった」と説明。その金額については総額がまだ決まっていないため示されなかったが、「金額の多寡というより、そういう気持ちでIOCも東京大会をサポートしたいという意味合いが重要かと思っている」と話した。

「今年の漢字」応募締め切りは6日! 発表は14日に京都・清水寺で

2020.12.02 Vol.Web Original

 2020年の「今年の漢字」の応募の締め切りが6日に迫っている。今年1年の世相を漢字一字で表現するもので、その候補を広くから募っている。最多応募数の漢字が「今年の漢字」に決定する。

 発表は14日。京都・清水寺の森清範(せいはん)貫主(かんす)の揮毫(きごう)によって発表する。そして、一年間の出来事を清めるとともに、明るい新年となるように願いを込めて奉納する。

 応募は、特設応募サイトからできるほか、はがきや書店や図書館の応募箱からできる。

 「今年の漢字」は公益財団法人日本漢字能力検定協会による年末恒例のイベントで1995年にスタート。今年で26回目を迎える。

今年の新語2020大賞は「ぴえん」!「〇〇警察」「密」「リモート」などコロナ関連ワード抑える

2020.11.30 Vol.Web Original

 辞書を編む専門家が選ぶ「今年の新語 2020」の選考発表会が30日、都内で行われ、大賞に「ぴえん」が選ばれた。第2位は自粛警察、マスク警察のように使われた「〇〇警察」、3位には「密」、4位には「リモート」がランクインし、新型コロナウイルスに振り回されている2020年を象徴するランキングになった。

渋谷スクランブルスクエアに「元氣ツリー」登場! 街にエネルギーを発信

2020.11.26 Vol.Web Original

 渋谷のランドマークのひとつ、渋谷スクランブルスクエアにもクリスマスシーズンが到来した。26日、クリスマスフェア「SCRAMBLE CHRISTMAS(スクランブル・クリスマス)」がスタート。それとともに、7階のイベントスペース「L×7(エル バイ セブン)」にクリスマスツリーが登場した。

 登場したのは「元氣ツリー(元樹)」。一般的なツリーからはずいぶんとかけ離れた素材、かつカラフルなもので、ゆらゆらと揺れている。フリンジ素材を採用し、カラフルな無数の糸が重なりあって形作られている。その一本一本の糸は一人ひとりの個性を表現しているという。ダイバーシティを掲げて前進している渋谷ならではのツリーだ。

 このツリーはもちろん、クリスマスフェア期間中は、山本寛斎事務所が館内全体の装飾をプロデュースしている。

 12月中旬からは「元氣マスク」プロジェクトも開始。色が持つエネルギーがクリスマスの渋谷に広がることを願って、同事務所が監修するオリジナルマスクを制作、数量限定で販売する。マスクの売り上げの一部は渋谷区に寄付され、渋谷の街全体の活性化のために使用される。

 12月25日まで。
 

【KEY WORD で見るニュース】国産ジェット事業、核兵器禁止条約、ネットいじめ、終電繰り上げ

2020.11.26 Vol.735

国産ジェット事業

 三菱重工業は10月30日、国産初のジェット旅客機スペースジェット(旧MRJ)事業を凍結すると発表。開発が大幅に遅れていたところに新型コロナウイルス感染症が直撃。納入先の航空会社の需要が見込めないため。官民が一体となった約半世紀ぶりの国産旅客機の開発は頓挫。環境が改善しなければ撤退となる可能性もある。

小池知事が臨時会見。11月28日から営業時間の短縮を要請

2020.11.25 Vol.Web original

 東京都の小池百合子知事は25日、都庁で臨時の記者会見を開き、この日重症者数が54人に上ったことなどから、一層の感染防止策が必要だとして、事業者へ営業時間の短縮要請を行う方針を明らかにした。

 対象は、23区および多摩地域の各市町村の酒類の提供を行う飲食店およびカラオケ店で、営業時間は朝5時〜夜10時まで、期間は11月28日〜12月17日までの20日間とした。全面的に協力した中小事業者には、協力金として一律40万円支給する。

 都内の観光支援策「もっとTokyo」も同期間、旅行の新規販売を停止する。Go To Eatキャンペーンについては、国に対し、11月27日〜12月17日まで、食事券の新規発行の一時停止や既に発行の食事券やポイント利用を控える呼びかけを申し入れたことを明らかにした。

 短縮要請の効果について小池知事は、8月の実施時に繁華街への人手や新規陽性者数が減ったことから「一定の抑制効果があった」としたほか、こうした要請で感染防止のメッセージを発する意味合いもあるとした。協力金を一律40万円とした理由は、年末の繁忙期で事業者への影響が大きい点などを挙げた。

東京都、警戒レベルを最も高い水準に引き上げ

2020.11.19 Vol.Web original

 東京都は19日、都庁で感染状況や医療提供体制を分析・評価する20回目のモニタリング会議を開き、感染状況の警戒レベルを最も高い段階に引き上げた。

 会議では、前日に新規感染者が過去最多の493人確認されたこと、特に重症化リスクの高い高齢者の新規感染者が増加していることなどから、急速な感染拡大の局面を迎えたとして、総括コメントを4段階のうち最も警戒度の高い「感染が拡大していると思われる」に引き上げた。同レベルは9月10日に1段階引き下げられて以来、約2ヶ月ぶりとなる。

 医療提供体制は4段階のうち3段階目にあたる「体制強化が必要であると思われる」に据え置いたものの、今後重症患者数の増加が続けば通常医療の維持との両立が困難になるとして、病床確保が急務であるとの認識を示した。

 こうした状況を踏まえ、小池知事は「都民の皆さんには基本的な感染対策である手洗い、マスク、3密を避けることに加え、こまめに消毒・換気を徹底することをお願いしたい。また年末年始で飲食の機会が増えるこの季節に、会食を計画するときは、少人数、長時間にならない、こまめに換気ができる場所を選ぶ、正面に座らないなど飛沫の避けるための工夫をするなど、店の感染予防策に協力していただきたい。帰宅時には手洗い・消毒を徹底して、ウイルスを持ち込まないよう協力いただきたい」と呼びかけた。また、事業者へはガイドラインの徹底やステッカー掲示、従業員に対する感染対策の徹底を呼びかけた。

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