「旭日小綬章」受賞の浪曲師・京山幸枝若「これをきっかけに浪曲が繁栄していってくれたら」 今後の課題は「どうやって若いお客さんを取り込んでいくか」
令和8年春の叙勲で「旭日小綬章」を受賞した浪曲師の京山幸枝若が5月20日、都内で受賞記念記者会見を開催した。
京山は2024年に重要無形文化財「浪曲」保持者、いわゆる「人間国宝」に認定されているのだが、これは浪曲界初の偉業。その後も浪曲界を牽引する存在として日々、芸を磨き続け、今回の受賞はその卓越した芸と、次世代へと伝統をつなぐ活動が認められたもの。
この日は皇居で行われた勲章伝達式に出席し、その後に会見に臨んだ京山は「本日はお忙しい中、本当にたくさんお集まりいただきまして、ありがとうございます。今日、無事に旭日小綬章という叙勲をいただくことができました。こんなにうれしいことはございません。これをきっかけに浪曲が繁栄していってくれたらいいのになと思っていますので、今日は記者の皆さんにこれからの浪曲を後押ししていただきたいと思っております」などと受賞の挨拶。
会見では「10年くらい前から“このままでは浪曲の世界がやばいぞ。頑張らなあかんな”と思うようになった。自分のことばかり考えてた時期もあったんやけど、それをきっかけになんとか浪曲ももう1回盛り返したいなと思いまして、一生懸命、若い子を増やそうとしていろいろなことに挑戦してみたんですけど、なかなか増えなかった。そして2年前に浪曲界初の人間国宝になって、東京のほうで騒がれて、東京で若い子たちは増えてきたんですが、肝心の関西のほうが全く増えないんで、もうちょっと頑張らなあかんなと思ってます。若い子が育っていない。このままやったら浪曲が忘れられてしまうんちゃうかなって」と後継者不足という浪曲界の現状を明かした。

